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第二百九十二章 成美、いじめっ子に噛付く

成美は、学校では少し変わった子でしたので、虐めっ子が目を付けて虐めると、成美は帰り道に待ち伏せして、「今日はよくもやってくれたわね。」と予め拾っておいた棒で殴って逃げて行きました。

その後、成美は学校で毎日復讐したので虐めっ子は、「お前しつこい!一寸虐めただけなのに、もう良いじゃないか。」と後悔している様子でした。

成美は、「あんたが、私に喧嘩を売って来たんじゃないの。今更逃げる気?」と付き纏ったので、堪り兼ねた虐めっ子は、先生に泣きつきました。

学校の先生が成美に確認すると成美は、「先に喧嘩を売って来たのは、あいつだよ。虐めをするような奴は徹底的に懲らしめるベキだ。」と主張しました。

先生は、「彼は充分反省しているので、もう良いだろう。」とまるくおさめようとしていました。

成美は、「反省しているにしては、他の子を虐めているじゃないの。全然反省していないわよ。彼が虐めを辞めない限り、私も徹底的に対抗するわよ。」と言い返しました。

先生は、「もう彼は虐めをしていないと言っていますよ。」と説得していました。

成美は、「先生、何を言っているのよ。虐めをしている子が、”私は人を虐めています。”なんて言う訳ないじゃないの。隠れて虐めているのよ。」と反論しました。

先生は、「しかし、彼は君に虐められていると言っているのだよ。」と反省するように促しました。

成美は、「それを言うと話は最初に戻るじゃないの。堂々巡りになり話は永遠に終わらないよ。」と言い返しました。

先生は、「君は頑固だね。彼が虐めをしている証拠はないだろう。」とその場限りの言い訳で誤魔化さないように説得していました。

成美は、「先生、何故虐めっ子の肩を持つのよ。そんな事を言っているから虐めはなくならないのよ。虐めで自殺する子もいるでしょう。その事をどう思うのよ。」と言い返しました。

先生は、「君が態度を改めないのなら、こっちにも考えがある。」と脅しました。

成美は、「どうぞ御勝手に!私は何と言われても態度を改める気はありませんから。」と無視しました。

先生は、「全く、君はヘビのように執念深いね。」と説得を諦めた様子でした。

成美は、「ええ、私はヘビですよ。」と帰って行きました。

先生は校長先生に相談すると、校長先生は、「彼は、成美さんに虐められていると言って来たのだろう?もし成美さんの言うように、彼が虐めをしているなら、色々と調べられて虐めがバレるかもしれないから、そんな事はしないだろう。彼は成美さんに昼休みによく虐められると言っているのだろう?昼休みに成美さんを職員室に連れて来れば問題は解決するでしょう。」と助言しました。

先生は、「成美さんを閉じ込めるのですか?」と確認しました。

校長先生は、「君、間違ってもそんな事を言えばPTAで問題になるぞ。虐めの真相を確認する為に話を聞く事にすれば良いじゃないか。」と補足説明しました。

先生は連日成美を職員室に呼びつけて話をしていました。

成美は、「先生、いい加減にしてくれませんか?この間にも虐めっ子は誰かを虐めていますよ。」と同級生の事を心配していました。

先生は、「そんな根も葉もない事を言って逃げようとしても駄目だぞ。逃げようとしているのは、矢張り虐めは成美さんがしていたのか?」などと連日話をしていました。

一週間が過ぎた頃にクラスメートの一人が遺書を残して自殺しました。

遺書には、虐めを受けていて、成美さんが助けてくれていましたが、最近職員室に呼び出されて、助けて貰えず、虐めがエスカレートして酷い虐めを受けているので、生きていくのが嫌になったというような内容で、虐めっ子の実名も記述されていました。

成美は、「先生、彼女を自殺に追い込む為に態と私が助けられないようにしていたのね!先生を許さないわ!」と切れました。

先生は、「いや、本当に彼が虐めをしていたとは気付かなかったんだ。」と成美を信用せずに後悔している様子でした。

成美は、「先生に解るように虐めはしないと言ったでしょう!言い訳は聞きたくありません。」と帰って行きました。

マスコミが、遺書の内容から先生にインタビューすると、ノーコメントと逃げました。

次に、遺書に名前が記述されていた成美にインタビューしました。

成美は、「私が彼女を助けていたので、故意に助けられないように邪魔をして自殺させようとしのよ!あれは自殺じゃなく殺人よ。」と強調しました。

テレビニュースでそれを聞いた自殺した子の両親が、先生を殺人罪で告訴して大騒ぎになりました。

先生は、「何もマスコミに、あんな言い方をしなくても良いじゃないか!私に何か恨みでもあるのか!」と成美に迫りました。

成美は、「先生を許さないと言ったでしょう。これで済んだと思ったら大間違いよ。虐めっ子と先生に一生付き纏ってやるから。」とまだ許してない様子でした。

成美が家に帰るとモミジが、「いくらヘビが執念深いと言っても、いい加減にしないと騒ぎが大きくなって来たわよ。」と忠告しました。

成美は、「あんなのが先生をしているから不良が増えるのよ。生徒が卒業するまでの数年間無事に過ごせば、卒業した後は関係ないと思っているんじゃないのかな?先生が教員を辞めるまで徹底的に付き纏うわよ。教員を退職しても塾講師や家庭教師など、仕事はあるでしょう。教育委員会が先生を転勤させても赴任先まで追い駆けて行くわよ。地獄の果てまで追い駆けるわよ。虐めっ子も私の見た所、まだ虐めをしているようなので、虐めを辞めるまで徹底的に付き纏うわよ。」と返答しました。

モミジは、「ヘビに睨まれた蛙ね。先生も充分反省しているようなので、今回の事は許してあげたらどうなの?」と宥めました。

成美は、「あの先生は今回だけじゃないのよ。以前、先生のクラスの生徒が他校の生徒と問題を起こした時、他校の生徒は悪くなく、先生の生徒が悪かったのだけれども、先生は自分の生徒を信じて、頭から他校の生徒が悪いと決め付けて、他校の生徒の自宅にまで怒鳴り込んで行ったのよ。それでその他校の生徒は大人の人が信じられなくなり、不良になっていったのよ。」と返答しました。

モミジは、「自分の生徒に限ってとか、我が子に限ってとかよく聞くわね。」とさすがのモミジも諦めました。

虐めっ子は、不良仲間に成美を虐めるように声を掛けましたが不良仲間からは、「先生が転勤するらしいじゃないか。先生を追い出すようなやつを相手にして、お前みたいに付き纏われたくないから、辞めとくよ。”触らぬ神に祟りなし”と言うだろう。」と協力する仲間はいませんでした。

虐めっ子は下校途中、成美を襲いましたが、成美の力が強く逆にやられて逃げ帰りました。

やくざの親父が、「お前、どうした。誰にやられた。」と事情を聞きました。

親父は笑いながら、「お前、女にやられたのか?情けない奴だな。」と馬鹿にしていました。

虐めっ子は、「親父、帰り道に待ち伏せして闇討ちしたけれど、あいつ以外に強くやられた。」と説明しました。

親父は、「闇討ちしてもやられたのか?そんな息子は俺の息子じゃない。落とし前を付けるまで家に入るな!」と追い出されました。

虐めっ子は、「メシは?」と空腹の様子でした。

親父は、「そんな情けない奴のメシなどあるか!出てけ!落とし前を付けるまで帰ってくるな!ボケ!」と蹴っ飛ばされました。

虐めっ子は、学校の不良仲間は成美を虐める事を辞めていた為に、ゲームセンターで知り合った不良仲間と成美をやっ付けようと考えて、ゲームセンターに向かいました。

虐めっ子は、ゲームセンターで遊んでいた不良仲間に、「おい、いつもお金を沢山持ち歩いている女がいる。そいつを襲ってお金を奪えば、ゲームセンターでたっぷり遊べるぞ。」と持ち掛けました。

数人の不良仲間に声を掛けて成美を襲うと、さすがの成美も敵わず思わず噛み付いたので不良達は、「痛え~、こいつ獣か。噛み付きやがって!覚えていろよ。」と逃げて行きました。

これが切欠になり、再び成美の体の中で毒が作られ始めた事は成美も知りませんでした。

不良たちは、長袖の分厚い服に手袋をして再び成美を襲いましたが、分厚い服や手袋を突き抜けて噛み付かれたので驚いて逃げて行きましたが、途中で目眩がして倒れました。

通り掛かりの人が救急車を呼んで病院に運ばれました。

診察した医師は、「血液検査すると、未知の毒が検出されました。毒自体は強くない為に、命に別状はないが、暫く発熱するかもしれません。何かに噛まれた後がありますが、何かに噛まれたのかね?」と不良達に確認しました。

一週間、嘔吐と下痢と発熱に苦しみやっと退院しました。

医師には、「変な虫には噛まれていない。何が原因なのか解らない。」と返答し、成美の家に押しかけて、医師から聞いた話をして、「お前、汚いぞ!歯に何かの毒を塗っていたのか!俺達を殺す気か!」と責めました。

モミジが、「落ち着いて下さい。何の毒かは、私が責任をもって成美に確認するので、今日の所は一旦帰って明日、また来てくれる?」と説得して、まさかキングコブラの毒かしらと成美の事を心配していました。

不良達は明日との期限だったので、「解った。明日、また来るから。」と帰って行きました。

モミジは、「成美、もう直ぐ渚が帰ってくるから調べて貰いましょう。心配しなくても大丈夫よ。もし毒を取り除く事が不可能だったら、今後、人には噛み付かないように気を付けてね。」と大丈夫だと安心させました。


次回投稿予定日は、8月17日です。

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