遊園地
プロフィール③
月見 奈緒
身長160 体重❌
恵まれた容姿で男女問わず人気があり、誰とでも気兼ねなく話すことが出来る
拓海とは違うクラスだが、休み時間の合間に拓海に会いに来る
長髪黒髪、大きな目をもつハッキリとした顔立ち
「ごめ〜ん!まったぁ?」
奈緒は何とも女の子らしくあざとい走り方をして来た
「まあ、結構まっ...いや、今来たとこだよ」
「いま!いま少し何か言いかけたでしょ!」
「な...何のことかな?」
「もー!」プンスカ
「さ、さぁ行こうか」
「うん!」
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〜遊園地〜
「わー!広いね!」
「そうだな、じゃあどこから回ろうか」
「私!ジェットコースターに乗りたい!」
うげっ...俺はジェットコースター苦手なんだよな...
「じゃ、じゃあ俺はメリーゴーランドにでも...」
「じゃ!いこー!」ガシッ
そのままずるずると引きずられる様に俺たちはジェットコースターへとむかった
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「次はあれ!」
「また...ジェットコースターか...」ゼェゼェ
「次はあれに乗ろう!」
「次は...絶叫マシン.....」ゼェゼェ
「次は〜.....」
俺は奈緒につられるまま、絶叫マシンやジェットコースターに乗りつづけたのであった
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〜観覧車〜
「ふ〜...楽しかったぁ〜」
奈緒はあんなに絶叫マシンに乗ったのに目をキラキラさせていた...その点俺といれば
「.....」
完全に意気消沈、疲労と気分の悪さからあまりテンションは高くない
「...拓海?大丈夫?」
「...あぁ、大丈夫だ....」ドンヨリ
「もしかして...今日楽しく無かった....?」
「い...いや!楽しかった...よ?」
「なんで疑問形ー!やっぱり楽しく無かったんでしょぉー!」
逆になんで俺が楽しんでいると思ったのか聞きたいわ
「ま、まぁ...ちょっとジェットコースターはな...」
「...ごめんね、私だけ楽しんで」
そう言うと、さっきとは逆に奈緒は申し訳なさそうに顔をしたに向けた
「いや...楽しかったぞ?」ナデナデ
「!.../////」
「俺は今日1日奈緒といれただけでも楽しかったし、色んな奈緒が見れて嬉しかった」ナデナデ
「...うん///私も...///」カオマッカ
「っと...そろそろ終わりだな...じゃあ降りようか」
「うん...///」
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〜帰り道〜
「....ねぇ拓海、私の事好き?」
「ん?どうしたんだいきなり、大好きに決まってるだろ?」
はい、とても大好きでした、重要、過去形
「う...うん!じゃあ私ここだから!」
「うん、じゃあまた今度な」
「今日は本当に楽しかったよ!ありがとねー!」
「おう、また一緒に行こうな!」
「うん!ばいば〜い!」
そう言って、奈緒は帰って行った、その時
ブブブ ユーガッタメール
『おっす!君の愛すべき親友だ!いま今川さんから連絡があってな、その浮気相手について色々情報が集まったらしい、頼んでまだ1日だぜ?女の情報網ってこえーな、じゃ、そういう事だから明日お前の家集合、以上!!!』
...とりま今川さんやべぇ
奈緒にはそれとなくメールで明日はダメだと伝えておこう、見つかったりなんかしたら台無しだ
『じゃあ明日俺の家に昼飯食ってから集合で頼む、今川さんはお前が連れてきてくれ』
送信っと...さて、浮気相手様はどんな人物なのでしょうか?
まぁどんな奴でも俺のやることは変わらないけどな、明日が楽しみだ
暗い夜道の中、俺は1人にやけつつぶつくさ言いながら帰るのであった、これ、傍から見たらやばい人だよな、確実に
続く