ご主人様
受験落ちそうだから書くわ
...俺は首元に違和感を感じて目が覚めた
どうやら俺は首輪で繋がれているらしい
周りを見回してみると、部首輪の届く範囲には特に何も無い、殺風景な部屋だった
それからしばらくすると、部屋の扉が開かれ、奈緒が入ってきた
「おはよ、たくみ」
「ああ、最悪の目覚めだよ」
「くびわ、きにいってもらえたかな?」
「今すぐ外してほしいもんだな」
「だめ、はずしたらまたどこかにいっちゃうんでしょ?」
「あたりまえだ、もうお前に構ってらんないんだよ」
「...ごはん、もってくるね」
そう言って奈緒は部屋から出ていった
つーか今何時だ?この部屋には時計すらないからな...学校とか大丈夫なのか?
...京子にも何かされてないか心配だな
そうこう考えていると、奈緒が犬用の皿に、色々な料理を混ぜたような物を入れて持ってきた
「はい、ごはんだよー」
「...なんだこれは」
「ん?たくみのごはんだよ?」
「そういうことじゃない、これを例える為に使う俺の知ってる料理名は無いぞ」
「だーかーらー、ごはんだってごはん!
たくみーのごはん!ごはんはごはんだよ?」
こいつは食えれば何でもご飯なのか?それとも犬には料理は必要ないってことか?
けど、俺は今お腹が空いている、もしかしたら気絶してから結構時間が経っているのかもしれない
「...たべないのー?」
「...食べるよ、変なもん入れて無いだろうな?」
「だいじょうぶだよー、たくみーといっしょにいたいのに、しんじゃったらいみないじゃない?だから、だいじょーぶ」
「...どうやって食べるんだ?まさか犬みたいに食えとは言わないだろうな」
「そのとうりだけど?」
そーだと思ったわクソ野郎
俺は料理を食べ始める、色んな料理が混ざったような見た目どうり、色んな味がした、別に不味いという訳ではないが、あまり美味しいとも言えるものでは無かった
食べてるあいだ、奈緒はずっと俺の事を上から見ていた、まさに犬の飼い主の様に
「よしよしー、よくたべれたねー」ナデナデ
「......」
「じゃあおさらさげちゃうねー、あと、おといれしたくなったらわたしにいってね、もってくるから」
「持ってくる?まさか」
「うん、いぬようのおといれ」
「.......まじか」
「うんうん、おおまじだよー」
「たくみはわたしがかうの、だから、ずっといっしょにいられるの、ね?うれしいでしょ?」
あーあ、テンプレパターンか、面倒くさい
京子....大丈夫かな
拓海が目を覚ますまで3ヶ月以上かかったわ




