会場設営
おまたー
〜拓海家〜
「はぁ...奈緒さんはついてきてないようですね..」
「そうみたいだな...」
「奈緒さんはどうしてしまったのでしょうか...」
「さぁな、とにかく今のあいつは危ない、何するか分からないから気をつけろ」
「そうですね...奈緒さん、目に光を感じませんでした...」
しばらく息を整え、今までの事を真司に伝えようとした時、突然インターホンが鳴った
「拓海くん?いますか?」
...この声は奈緒のお母さんだ、なんでここで奈緒のお母さんが来るんだ?
居留守を使う事も考えたが、もしかしたら奈緒を止めてくれるかもしれないと思ったため、扉を開けた
「あっ、拓海くん...奈緒の事なんだけれど...」
「奈緒、あなたのあとを追って家を出てからまだ帰ってきてないんだけれど...心当たりは無いかしら?」
あれからしばらく経ったが、まだ家に帰ってきて無いのか...でもお母さんは俺達と奈緒が会ったことを知らないようだ
「.....いえ、月見さんとはあれから会ってないですね」
「そう...それと、奈緒と別れるというのは本当なの?」
「ええ、そうですね」
「...理由をきかせて貰ってもいいかしら?」
「聞いてないんですか?」
「聞いても『たくみが』『たくみが』って、全く答えてくれなかったのよ」
「そうですか...単刀直入に言うと、月見さんが浮気をしてた事が理由ですね」
「...それは本当?」
「ええ、証拠もあります」
「...なら、私が言うことはもう無いわね、ごめんなさいね拓海くん、時間を取らせちゃって」
「いえ、大丈夫です」
そう言うと、奈緒のお母さんは帰っていった
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京子を家に送り届け、今日あったことを全部真司にメールで伝えた
明日から奈緒がどのような動きをしてくるか...正直京子に手を出しそうで心配だ
何かしら対策を考えないとな...
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〜???〜
「ふふふ〜〜ん♪♪♪♪♪♪」ギコギコ
「やっぱり〜、いまかわさんがたくみを〜、たくみをだましてるのね〜、そうにちがいないわよね〜〜〜」ギコギコ
「けどぉ〜、それをたしかめるためには〜、まずは『会場』をつくらないとねぇ〜♪♪♪」ギコギコ
続きます!




