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浮気した彼女を依存させて捨てる話  作者: 階差数列
浮気した彼女を依存させて捨てる話
14/22

二度と来ない『これから』

テスト期間で投稿出来ませんでした!

すません!

音声を入れたスマートフォン片手に奈緒の家の前に来た、もう自分に迷いはない


「今日で...終わらせる」


さぁ行こう


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜奈緒家〜

「いらっしゃ〜い」


「おお、綺麗に掃除してあるな」


「拓海が来るから張り切っちゃった!」


「そうか、ありがとうな」ナデナデ


「///お茶とお菓子持ってくるね!」トテトテ


奈緒が部屋から出た、帰って来た時、全て終わりにしよう


俺はスマホ片手に、改めて決心をした

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「おまたせ〜!.....あれ?なんで正座なんてしてるの?それに、なんか怖い顔....」


「...奈緒、少し話があるんだが」


「?...うん」


「奈緒」






「別れよう」


ガシャン、とお茶とお菓子が落ちた音がした


「.....え?」


「な...なん...で.....?」


「お前、俺に隠してる事があるだろ」


「そ、そんな!拓海に隠し事なんて!」


「本当か?」


「うん!本当!本当だよ!?」


「...じゃあこれはなんだ?」


俺は手を繋いでいる奈緒と修也の画像を広げた


奈緒は驚いた様に目を大きくした


「...こ..これは.....親戚の人で.....」


「普段より気合い入れた服装で恋人繋ぎなんて随分と親戚と仲がいいんだな?」


「そ....それは......」


「あと、これに聞き覚えは無いか?」


俺は今川さんに盗聴器の音声を入れて貰ったスマートフォンの録音を再生する


〜〜〜私達.....〜〜〜〜〜ごめんなさい.......〜〜〜


奈緒の顔がどんどん青ざめていく、信じられない、というような顔をしてただただ音声を聞きながら固まっていた


「...これはどういうことだ?」


「...ご.....ごめんなさい!!!」


言い逃れが出来なくなったからか、奈緒はいきなり土下座をして謝り出した


「...浮気、してたんだな?」


「....はぃ.....し...てました......,」


「....じゃあ、俺は帰るから」


「ま、待って!!!」ガシッ


帰ろうと立ち上がろうとする俺の腕を奈緒は両手

で抑えた


「まって!話を聞いて!」


「....言い訳位は聞いてやる、浮気した理由を話してみろ」


「...前にナンパされて、たまたま暇だったからお店でお話して、ちょっと盛り上がっちゃって、それからたまに合うようになってきて、関係を...持ちました.....」


「そんな事で俺は浮気されたのか...」


「でも!心はあなたの物なの!ずっと、ずぅぅっっと!!!私はあなたの事を考えてたの!あなたが大好きなの!!!!!」


「そうか、でも、浮気した時点でもう俺はお前の事を信じられないから、その事も信じられない、だからもう、終わりにしよう...」


「いや!いやぁぁ!!ごめんなさい!ごめんなさいぃぃ!!」


大声で泣きながら土下座で謝り続ける奈緒、さっきの幸せそうな笑顔は何処へやら、綺麗な顔をくしゃくしゃにしながら泣いている


「もう、終わりだよ、奈緒」バシッ


手を振りほどく


「まって!ねぇまって!」ガシッ


今度は腰に手を回してきた


「本当にごめんなさい!!!だからお願い...行かないで...」


「...お前がやった事だ、責任は取れ」


「いやぁぁ、別れたくなぃぃ、拓海ぃ、捨てないでぇぇ....」


「...俺はお前が好きだったよ...でもな、俺が知らない内に知らない男と身体の関係まで持ったのは許せない、いくら別れたからといって許せるものじゃない」


「お願い...許して....これからは浮気なんて....他の男と喋ることだってしないから!!!一生拓海に尽くし続ける様にするから!」


「俺とお前に『これから』は無い、もう二人で進む道は無いんだ」


「そんな....拓海...なんでもするから、えっちなことだって.....痛いことでも苦しいことでもなんでもやるからぁ...」


「そんなのは望んでない、お前は他の男と幸せになれ」


「いや!拓海以外の男といて幸せなわけが無いじゃない!!!」


「俺のことは忘れろ、もうお前と俺は恋人でも無ければ幼馴染ですらも、友達ですらも無いんだからさ」


「ぅ...うぅ....たく....みぃ...ごめ..なさい.....」


俺は奈緒の手を振り払った

その時奈緒は、涙を貯めためでこちらを見上げた


「たく.....み?」ナミダメ


俺がいつも頭を撫でてやる時の姿勢だ、奈緒もそれらしく目を閉じた


「ぅ....うぅ......」


「奈緒.....」スッ


「たく.....みぃ.......」






パンッ!!!


「.....っっっ!!!」


部屋に響いたのは、俺が奈緒の頬を叩いた音だった



もう少し続きます!

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