二人の時間
そろそろ物語も終わりが見えて来ました
相変わらず展開も結末も未定ですが
「ぉ...お風呂ありがと.,.あと、ジャージも...」
「ごめんな、俺なんかのジャージで」
「ううん...これがいい...////」スンスン
「こらこら匂いを嗅ぐな嗅ぐな」ナデナデ
「ごめんなさい.....///」テレテレ
奈緒は家に来た時はかなりやつれていた様子だったが、もう大丈夫そうだった
「んふふ...拓海〜〜.....///」
「まったく...はいはいよしよし」ナデナデ
「んふふ〜....///」グ〜
奈緒のお腹がなったと同時に、奈緒の顔は真っ赤に染まった
「...腹減ったのか?」
「う...うん....昨日の昼からなんにも食べて無くて....安心したらお腹すいちゃったみたい...///」
「よし分かった、今からなんか作ってやるからちょっとまっとけ」
「え!?わ、私も手伝うよ?」
「いーや、体調良くないんだろ?だったら今日はゆっくりしてろって」
「あ、ありがと....」
「じゃ、俺の部屋にあるものだったら何してもいいから、ちょっと待っとけな」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おまたせ」
俺は奈緒の前に梅の入った雑炊を出した
「わ...すごい美味しそう...」
「まあ作り方は簡単なんだけどな、ほら、あーん」
「あ....あ〜ん///」
「よっと!」ヒョイ
「ん!.......たくみのいじわる.......」ナミダメ
「わーわー嘘嘘!はい、あーん」
「あ〜ん...///...美味しい....」
「それは良かった、はい、あーん」
「あ〜ん...///」
このやり取りを10何往復かする俺であった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜学校〜
「よー今川、今日大将は?」
「今日はおやすみするらしいです、今日は1日奈緒さんと一緒にいるらしいですよ?」
「じゃあ今日は甘やかしタイムって訳だな...それよりもよ、今川」
「何でしょう?」
「...お前、何か隠してる事とかないか?」
「...身に覚えはありませんが?」
「そうか、ならいいんだけどよ」
「...なぜ、なぜそう思われたのでしょうか?」
「俺の思い過ごしだといいんだけどよ、初めからなんか変だとおもったんだ、あんまり仲も良くないただ席が隣ってだけの男子生徒になんでここまで協力してくれるのかなって」
「悩んでいる人がいたら手を差し伸べるべきでしょう?そういう事です」
「そうか、悪かったな、変なこと聞いて...おっと時間だ、じゃあまたな!」タッタッタ
「.....」
「....あまり仲の良くない....ですか」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜拓海家〜
「また負けたぁ〜...拓海ちょっと手加減してよぉ!」ブンブン
「ははは、手加減無用!」
もうそろそろ学校が終わる頃だろうか、それまで俺と奈緒はトランプだのゲームだの、ただ頭を撫で続けたりなど、色んな事をしていた
「...そろそろ大丈夫か?」
「うん、拓海成分を沢山取れたからね!」
「そうか、ならもう家に返ってもいいぞ?」
「...最後に、ひざまくら...して欲しいな...///」
「良いのか?男のひざまくらなんてろくなもんじゃないぞ?」
「拓海は...特別....///」
「...そうか、ほら、来ていいぞ」ポンポン
「あと...頭も撫でて欲しい....」
「はいはい」ナデナデ
「あっ...///本当...しあわせ......///」
満足そうな奈緒の顔を見る、ひさしぶりにこんな奈緒の顔を見た、あの時の、あの時の男と手を繋いでた時以来、こんな顔は見てこなかった
そろそろ、奈緒がどっちなのか解るはずだ
もしも....もしも浮気が誤解だったとしたら、今までの事を全て話して謝ろう、盗聴器の事も、裏で色々と計画してた事も
...気がついたら奈緒は眠っていた、やれやれ、起きるまで延長か...
ちなみに主人公は一人暮らしなので親は家にいません(今更)




