〜舞台裏から〜 作者、死す
※これは本編には全く関係ありませんので、読み飛ばしても大丈夫です。
※キャラが崩壊しまくります。
※若干ネタバレ含みます
※セリフは最初の一文字でキャラを判別して下さい。
例)リアム→リ
例外)作者(剣玉)→作 アベル→兄(アリサと被るため)
〜〜〜〜〜
ある教室にて
ア「……はぁ」
リ「どーしたの?アリサさん」
ア「いやぁ卒業しちゃったな〜って。しばらくリアムに会えないと思うと憂鬱で」
リ「別に卒業しても会えるだろ?」
ア「そうかなぁ?」
リ「軍は厳しいって言ってたけど、隙を見てコソコソっと抜け出して来たら会えるよ。空歩も覚えたんだし」
ア「そう……だよね。うん、じゃあ頑張ってみる!」
作「楽しみにしてるとこ悪いけど、しばらくアリサの出番無いよ?」
ア「なんで!?」
作「そーゆー設定だからとしか言いようが無いかなぁ」
ア「ちょっ、そこをなんとか!少しだけでいいから会わせてよ!」
作「多分その内会わすから!だからそんな物騒な物構えないで!」
リ「なぁ剣玉」
作「おい、"さん"をつけろ"さん"を。君たちの生みの親だよ?」
リ「うるせぇ剣玉。そもそもなんだよ剣玉って。お前けん玉ろくに出来ないくせに調子乗んなよ」
作「それは関係ないだろぉ!?名前を考えてる時にけん玉が目に入ったから決めたんだよ!」
リ「はいはい。それでさ、今回登場人物少なくないか?学園編って言ったらやっぱり友達と絡むのが定番たろ?」
作「それは大丈夫。次章から増えるから」
ア「私の出番は?」
作「………」
ア「うぅ〜。剣玉の馬鹿ぁ!」
リ「あ、どっか行っちゃったな」
作「だから"さん"を……」
ク「じゃ〜ん!代わりに私が来ましたぁ!」
リ「あ、義姉さん。義姉さんも最初は噛ませ感凄かったよな」
ク「うっ!突然キツい事言うわね」
作「最初の予定では噛ませで終わらせよかなって思ってたしな」
ク「危な!なんて事させようとしてんのよ!」
作「まぁまぁ。結果オーライって事で」
ク「うるさい!そもそもねぇ、あんたがアベルを殺したようなもんでしょ?それについてはどう思ってるわけ?ねぇ、ねぇ?」
リ「あぁ、それは俺も思ってた。結局のところ全部お前のせいだよな?」
作「おい待て!刃物を人に向けちゃいけません!それに、俺にそんな事言っていいのかな?」
リ「何を……」
パンパンッ!(作者が手を叩く音)
兄「呼んだ?」
ク「アベル!?」
リ「兄さん!?」
ク「ちょっ、ちょっとリアム!私が抱きつくんだから邪魔しないで!」
リ「いくら義姉さんの頼みでもそれは聞けない!兄さんに抱きつくのは俺だ!」
ク「なにをぉ!どきなさい!」
リ「ふっ!俺に勝てるかな?」
ク「愛の力は限界を超えるのよ!」
リ「それは俺とて同じこと!」
ク&リ「「勝負だぁ!!!」」
(2人とも戦うために一時退場)
兄「あれ?2人ともこんな感じだっけ?」
作「時間って……残酷だよね」
ア「ねぇ剣玉。リアムってブラコンなの?」
作「アリサ、いつの間に戻って来たんだ?まぁそうだな。もしアベルが生きてたらブラコンだったかも」
ア「そんな!」
兄「うわっ!えっと、アリサちゃん?なんで今俺に魔法撃ってきたのかな?」
ア「リアムがとられちゃうから……」
兄「とらないよ!?大丈夫だから落ち着いて!」
ア「でも確実に消しとかないと……」
兄「あれぇ?アリサちゃんってこんな性格だっけ!?」
作「時間って……残酷だよね」
兄「お前のせいだろ!ちょっとアリサちゃん!ほんとに落ち着いて!目が単色になってるよ!」
ア「リアムが……リアムを……。ふふっ。待っててねリアム。今からあなたのお兄さんを消して会いに行くから」
兄「待って!ちょっ、ほんとに!あっ、アッーーーー!!!」
(アベル諸事情により退場)
ア「うふふ。次はあなたね……。私、気付いてるんだからね?この小説、キーワードに『ハーレム』って付いてることに」
作「ちょっと待って!一応(予定)ってつけてるし!それに、俺を殺ったら一生リアムに会えないぞ!?」
ア「むっ!それはちょっと困るかも……」
作「だよねだよね!だからその血塗れのナイフ一回置こうか!」
ア「じゃあ代わりに私が書く。タイトルは『アリサとリアムの恋愛譚』。私とリアムがひたすらイチャイチャする話」
作「いや、誰得だよ!?そんなんじゃ読者さん切れちゃうよ!?」
ア「読者なんてどうでもいい」
作「そんな事言っちゃダメだから!」
ク「そうよ!そんなのダメよ!」
作「おお、クレアが戻ってきた!言ってやってくれ!」
ク「タイトルは『クレアとアベルの結婚物語』にしなさい!」
作「お前も乗るのかよぉ!!」
リ「そんなのダメに決まってるだろ!」
作「そうだそうだ!主人公として言ってやれ!」
リ「新作は『リアムとアベル、禁断の恋』しかない!」
作「それが一番ねえよ!?」
ア「そーだよ!リアムは私とイチャイチャするの!お兄さんはクレア先生に譲りなよ!」
ク「その通り!アベルと◯◯とか◯◯◯◯とか◯◯◯◯とかして、挙げ句の果てに◯◯◯◯◯◯◯とかするのは私よ!」
作「やめろぉ!生々しいんだよ!」
バンッ!(ドアが開く音)
ル「大変だ!!」
リ「あ、ルーク」
ル「剣玉、今すぐ逃げろ!殺されるぞ!」
作「現在進行形で殺されそうだよ!」
ル「そんな可愛いもんじゃねぇ。奴は誰よりもお前を憎んでる!手遅れになる前に早く逃げろ!」
リ「奴……?奴って誰だよ?」
バゴンッ!(ルークが後ろから殴られる音)
リ「ル、ルーク!?」
ミ「うふふ〜。やっと見つけたぁ」
リ「ミラ……?どうしたんだ鬼みたいな顔をして」
ク「そうよミラさん。女の子がしちゃいけない顔になってるわよ?」
ミ「あは〜すいません。ちょっと剣玉に用がありまして〜」
作「な……なんですか?」
ミ「ちょっと聞きたいことがあってね?」
作「は、はい」
ミ「クレア先生とアリサ先輩は巨乳なのに、なんで私だけ貧乳なのかなって」
作「えっと、それは……」
ミ「私が貧乳なの、あなたのせいだよね?」
作「ま、まぁそうですけど」
ミ「なんでそんな事にしたのかな?返答次第だと……」
ブンッ!(血塗れのバットを振る音)
作「おっ、落ち着いて!貧乳はステータスだよ!」
ミ「ステータス?」
作「そう!ステータス!世の中には貧乳を愛する男もいるんだよ!」
ミ「へぇ〜。剣玉も?」
作「もちろん俺も貧乳派さ!」
ミ「でも、短編で巨乳はロマンだとか言ってなかった?」
リ「言ってたな」
ア「言ってた」
ク「言ってたわね」
作「今それ出してくんのは反則だろ!それにあれは俺じゃなくてシゲさんが語ってただけだから!」
ミ「うるさい!世の中の貧乳を代表して成敗してやる!」
作「ちょっ、ちょっと待っ、あっ、アッーーーー!!!」
(作者死亡)
ミ「と言うわけで、次回!『ミラ、爆乳への道』!爆乳王に、私はなる!!」
〜完〜
物語紹介
『アリサとリアムの恋愛譚』
作者・アリサ
アリサとリアムがイチャイチャするだけの小説。胸焼けするほどの内容で、読者(特に非リア)の死亡報告が続々と上げられ、販売中止に。市場に出回っている数は少なく、プレミア価格が付いている。
『クレアとアベルの結婚物語』
作者・クレア
現実にならなかった2人の結婚生活を綴る、IF小説。前半は切なくて泣ける。だが、途中からクレアの性癖が暴走し、読者がクレア色に染められていくと問題になり、販売中止。
『リアムとアベル、禁断の恋』
作者・リアム
『クレアとアベルの結婚物語』と同じく、現実にならなかった物語。だが、切なさは全く無く、内容はだだのBL小説。腐女子にしか売れない。どちらが受けでどちらが攻めかは見るまでのお楽しみ。
『ミラ、爆乳への道』
そんなものは無い。
※注
1、アリサはヤンデレではありません
2、リアムはブラコンではありません
3、アベルは生き返りません
4、クレアの性癖は知りません
5、ミラは爆乳になりません
6、紹介された小説は存在しません
第1章を書き終えた喜びで、勢いのまま書いてしまいました。反省はしています。
次は必ず本編を投稿します。
僕は貧乳、好きですよ。