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世界は此処から始まった  作者: 相模累
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ギリアンと入学試練

今回はギリアンについて分かったこと、そして聖十字高校の試練についてを書きました。


ところどころまだ設定は甘いのですが

楽しく見てくだされば嬉しいです。

2042年、春。

ギリアン発見から10年。


 今では日本の人口は2億人までに減少し、関東地方のみでしか生活が出来なくなるまで衰退していた。

 人口の減少に基づき、労働力や戦闘員が減少した日本政府の上層部は、以前から少しずつ進めてきた人間そっくりの人型ロボットの開発を強く遂行し始める。その他大勢の人型ロボットなどで何とか労働力を確保したのち、人類は戦闘用ロボットに殺させたギリアンの研究に行動を移した。


ギリアン生態研究により分かったことは幾つかある。


◆ギリアンは心臓部と脳の活性化が異常に早く、また体内に幾つも持っているためそれを全て破壊しなければ倒せないこと。


◆ギリアンは炎など可燃系物質が苦手であること(身体と体液が可燃性液体であるため)


◆ギリアンにはレベルがあり、それぞれ数字が低いほど危険度も低い(これは研究により人類が定めたものである)


◆ギリアンの最高レベルは5とされ、1から2は比較的身体は人類と同じような大きさである。これからレベルは餌を食べた数や生存している年数などから判断される。


これらはギリアンという未知生物の解明にとても大きな功績を残した。

しかしこれらはまだ序盤に過ぎず、研究から6年、やっと人類の希望となる事実が判明した。


◆ギリアンには何らかの特殊能力が存在する。これらはギリアンの高度な脳からの分泌物から生成されているものだと判明。


つまりはギリアンは人間には劣るが高度な知能と、人間にはない特殊能力が備わっているのだ。

しかも、脳からの分泌物が能力や身体の成長を促していた。


更に政府は脳を使い、ネズミなどに分泌物を投与。

すると驚くべきことにネズミの体にギリアンに似た特殊能力が備わるようになった。


政府はこれを人間に使い、同じような効果が出るようになればギリアンに対抗出来るのではないかと考えた。

そして政府は死刑囚などを用いて実験を行い…。


「そして作り上げられたのがギリアン能力を手にすることが出来るワクチン"Gillan Drag"。ギリアンの薬と言う意味で略されてGaDa薬(ガダーやく)とよく言われている」


そう口にしたのは高校の薬物学専門の教授、国宮誠(くにみやまこと)先生である。


「諸君らにはこれから聖十字に入学するわけで、それなら当然ガダーを使わなければギリアンとは戦えないし訓練も出来ない。んなわけで…」


国宮は頑丈な黒いケースから卵形の水色の液体が入った薬剤を取り出した。


「これがガダー薬。見た目はとても綺麗なものだが飲むと能力が発覚するまで強い痛みと熱を伴う、つまりは人間にとって毒物でしかない」


それを聞き、クラスメイトとなるかもしれない総勢32人がざわつき、今まで好奇の目を向けていたのが一気に恐怖に移り変わる。

何故ならこれから一人ずつ別室でこのガダーを飲まなければ入学出来ないからだ。


ここでは試験がない変わりに死ぬかもしれないガダー薬を飲んで入学する権利を入手できる。

できる、といっても大半は飲む前に恐怖に耐えきれず辞退するか、ガダー薬を飲んで身体が受け付けずにそのまま死に絶えるかのどちらかだ。


だがたまに、入学希望者の中に素質があるもののみガダーに耐えきり、ギリアンに対抗する能力を覚醒させるものが現れる。

その能力は戦闘能力、支援など様々で強力なものほどギリアンのレベルと同じように数が決まる。

クラスも上下で決まる、スクールカーストが主の高校だった。


「辞退するなら今のうちだぞ、飲むやつは起立して前に並べ」


その答えに、クラスの大半はそのまま教室を出ていき、

残りの数人が前へと並び始める。


俺も、その一人だった。

ギリアンの能力、そしてそれを利用した薬について分かったと思います。

もう少し詳しくできればな、と思ってますがとりあえず此処までしか考えられませんでした。

薬の名前もすごく悩んでちょっと微妙な感じに…(焦


次回はやっと主人公を登場させる予定です、

考え付く限りのストーリーを書いていきたいと思います。

なお、感想などあれば書いていただけると嬉しいです(*^^*)


更新は不定期です、よろしくお願いいたします。

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