第一話【僕と、空】
こんばんは、坂巻翔空です。
処女作となる今回は、情景を創造しやすいように文章をまとめていきたいと思っています。
こんな駄文ですが、読んでいただけるとうれしいです。
ずっと昔から、僕は人ばかり見ていたような気がする。
村の住人、村に来る人、去る人。
どの人も違う顔で、それぞれの人生を楽しんでいる。
その人たちを見ていると、僕は自分がとても惨めな存在だと思えてくる。
何かに嫉妬しているわけでも、特別誰かと比べているわけでもない。
ただ、周りに馴染めない、集団として機能している村の人たちを見ていることしか能がない自分がむなしかった。
暖かい気候の中、僕は今日も丘の上から豆粒みたいな人々の忙しない日常を眺めるという日常を過ごしていた。
豆粒は、近づくことはあっても決してぶつかりはしない。そういう距離感を見ていると、なぜか心が痛むときがある。
目を背けたいとい衝動に従い、仰向けに寝転んで空を見た。
天気がいい。空は僕の心を慰めてくれる。
そして誰が見ても、どこからでも同じ色を見せてくれる。
誰にでも平等でどこまでも広大な空が、僕は好きだった。
どれくらい経っただろう。こすりながら開いた僕の目に、橙色の空が飛びこんできた。
ため息をついた後、
「もうこんな時間なのか…」と一人ごちてみる。
徐々に暗転していく砂利道に、身長の何倍もある黒を滑らせながら
僕は帰路についた。
やはり書いてみるとむずかしいもので、自分の頭の中にあるものをなかなかうまく表現できません。
国語力が足りないのかな…
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閲覧ありがとうございました。