【あとがき】
祝・本編完結。
というわけでございまして、サクッとあとがき。
まだいくらか番外編を考えているのですが、今はとりあえずここで完結済表示としておきます。ありがとうございました。
クソ眠い(※午前三時現在)
どうも、作者の凛でございます。
これにて『トライアングル・ワンルーム』の本編が無事に完結したわけでございますが……長いね。まさかこんなに長くなるとは……まぁ、ちょっとは予想してたんですが(してたのかよ)
というわけで、あとがきは……通常『あとがき代わりに20の質問』をよくお借りするんですが、如何せん長いお話ですし、いちいち振り返るのはめんどくさいので、普通に言いたいことだけサクッと言って終わらせたいと思います。
今回のこのお話は、いわゆるルームシェアを題材にしたお話でしたが、もともとルームシェアをさせる予定ではなかったのですよ。
とりあえず、複数人の男性たちによる友情的な……疑似家族? にも似たような、そういうお話が書けたらなぁと思って書き始めたものでして。きっかけは、何でもよかったんです。
現に、最初はバンドを組む話にしようと思ってましたからね、これ。そもそも思いついて最初に書き始めたプロットでは、主役三人と、野坂浩美の男バージョン、合計四人でバンドを組む話になっていました。
だから題名も、もっと違うものを考えてました。何かね、彼らのバンド名を題名にしようかなって。んで、『ドリーマーズ』とかそういうのをイメージしてたんですけど。……え? そうですね、ダサいですね。ごめんね。
ただ、詳細設定を練って、いざ書き始めるに当たりまして……私自身軽音楽部に入った経験などないので、つまりバンドなんてまったくもって縁がなかったのですね。
まぁ、いつもならある程度調べた上で、あとはなんとなくで強行突破しちゃうところなんですが……めんどくさくなってやめました(苦笑)
んでまぁ、一つのお話で一気に四人も動かすのは大変ということで、人数を三人に減らして。手っ取り早く「ルームシェアにしちゃえばいいじゃない」と思って、こうなりました。
ちなみに題名は、『三人』で同じ『一つの部屋』に住むからってことで『トライアングル』と『ワンルーム』を組み合わせたという至極単純な理由です。
なんか題名だけ見ると三角関係のお話っぽくね? ということには、連載を始めてから気づきましたが……特に突っ込んでくる人もいなかったし、気にしません。はい。
さて、そんな感じで始まったこの『トライアングル・ワンルーム』。実は、当初は四年で終わらせるつもりでした。
一年目は出逢い篇、二年目は充紀メイン、三年目は和也メイン、四年目(最後)でお別れを通してこれまでの淳の成長を描く、みたいな感じで考えていたんです。
が……これだと淳くんが目立たないのでは? と考え直し、淳くんにも一つお悩みがあった方がいいだろう、ということで、一年延ばして五年で終わらせることにしました。
でもまぁ、バンドで考えていた時は十年を考えていたのでね……それよりはだいぶ短くなったのではないかと(笑)
本当にバンドのお話を書いていたら、今頃どうなっていたんでしょうね。やってみたいような、そうでないような。破綻する未来が普通に見えますが。
元カノとの拗れを根に持つ充紀くん、家族と血が繋がっていないという事実に落胆する和也くん、という構図は割と初期からありました。それに伴い、浩美さんと由希子さんの登場も初めから考えていましたし。
就活の時期が近づき『やりたいこと』と『やるべきこと』の板挟みに悩む淳くん、というのは後付けですが(学くんというキャラもこの時点で誕生しました)、こちらは軽く私(作者)の実体験も踏まえているので、わりかし書きやすかったです。そして、非常に心が痛かったです(←何)
一年目はそれこそ短篇集みたいな感じでしたから書きやすかったのですが、二年目からはテーマが一貫してたので、そこがちょっと書き辛いところではありましたね。何度も連載を途絶えさせてしまって、数少ない読者様におかれましては非常にご迷惑をお掛けしてしまったと……。
ですがこうしてなんとか、本編を終わらせることができて、ホッとしてます。
あとは番外編をいくつか考えているので、それだけ書き終えたら、今度こそこのお話は完結になります。が、いつ仕上げられるかが不明ですので(相も変わらずのノープランなので)本編完結の時点でいったん完結済表示をさせて頂きます。
起伏も少なく拙いお話でしたが、ここまでお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。
これからまだ数話、番外編が続く予定ではありますが、どうか変わらずお付き合いいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
以上、凛でございました。お休みなさい(※午前三時現在)