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始まりは鎖のように連なって (チャプター5)

前回の続きです もし読んでいないのであれば前回を読んでから見ていただきたいです

開いていただきありがとうございます

ねぇついてきて欲しいとこがあるんだけど...いいよね」

その後未来はその謎の女についていくしかなかった

「ねぇ...それさぁいつ芽生えたの?」 女はにこやかな顔で訪ねてくる

「芽生えた? って未来が映るやつですか? 多分...今日です」 (なんでこんなこと聞いてくるんだろう?)

「もう開き直ったんだ やっぱ見えるんだね〜」

(どうしよう...こんなのなにされるかわかったもんじゃない...逃げるか?) 辺りを見回す

「あっ! 電話しなきゃ! ちょっと待ってね」 女は電話を取り出して誰かに電話をかける

(...今しかない!) 未来が走り出そうとした瞬間 「逃げたら...だめだよ...ねぇ ふふ」女は不気味に笑った

「ん? 出ない...()()()()()かな...なら!」 小声で呟く

「行こう! ほら早く!」 女は手を差し出して未来に掴ませ一緒に走った 未来は()()()()()()()に無理やり連れて行かれる

(こんな道...あったっけバイト先の近場なのに)

「ふぅ ここまできたらもう安心」 女は体力がないのか息を切らしている

(もしかして...私のこと守ろうとしてくれてる?」

昔見た異能力系のアニメを思い出す

「ま...安心なのは私だけだけどね ほら今来たとこ見てみな」 女は再び不気味な笑みを浮かべる

今入ったはずのところは壁になっていた (なっ なんで!?)

「ふふ...びっくりした? あなたとはちょっと違う能力だよ」

「なんで 閉じ込めたんですか!!!」 驚いて未来は声を荒げてしまう

「落ち着いてよ...敵意はないよ...この中に私の仲間もいるし会って話でもしようよ...もう1人いるっぽいし」

「ねえほらゆっくり行こ〜よ 私疲れちゃった」 手を差し伸べてくるが未来は直感で敵だと認識した

その瞬間未来は思いっきしダッシュで先の見えない裏路地を駆け抜けた

(だめだ 確実に捕まっちゃいけない...逃げなきゃひとまずこの道を出よう!!」 だが一向に光は見えない

「あ〜あ警戒されすぎたか ま もういっかぁ」 女は パチン と指を鳴らすと未来の前に急に現れた

「ほらだめだよもうこの空間に入っちゃったんだから〜 君は逃げることも隠れることも()()()()()()()」 

「はい降参して 一緒にこの世界のためにその能力を使おうよ ね?」 今度女から差し出されたのは手ではなく

ポケットナイフだった (最悪だ 殺される!)

「はい! 死にたくなかったら手を握ることだね〜」  「........はい」

未来は渋々手を握ると ビュン!

という轟音と共に2人の人間の前に出る

自分と同じくらいの年齢の少年は怖がってズルズルと座りながらもう1人から逃げ

襲っていると思われる方は1人は真顔でナイフを少年に突きつけている

それは追われていた鎖真修斗(くさりましゅうと)だった

(まずい転んだ! 死ぬ!殺される!) 修斗は恐怖で情けない声を出しながら手を顔を手で隠す

「ん? お前も見つけたのか なんとタイミングのいい」 大男が女に気付き声をかける

「ええ...殺そうとしてるの?その子 ここにいるってことは能力はなくとも素質があるはずだけど?」

「恐怖させても...芽生えなかった能無しなら...必要は...ない」

(あぁぁぁぁ? んだよ能力って!なんで急に殺される羽目に!) 修斗はどうしようもない状況にイラつく

「テメェ!ゼッテーゆるさねぇ 殺す殺す殺す殺す殺す!」 (なんで殺されなきゃなんねえんだ!ざけんな!!)

「能無しが...恨むなら...自分を恨め...じゃあな」 男は勢いよくナイフを振り下ろす

その時修斗の右手が微かに光った「ガァッ!」 ジャラジャラという音と共に

瞬間大男はなにかに頭をうたれ声をあげるジャラジャラと音がするところは修斗の手のひらだった

刹那 大男の体が力無く倒れた 

修斗の唇に何か柔らかいものが当たる 初めての感触に修斗はより戸惑った

修斗のファーストキスは自分を殺そうとしてきた大男に奪われた

「ギャァァァァァッ!!!!」 最悪の出来事に修斗は発狂した

「やっば! はやくにげn」 ガァァァン 修斗は上に乗った男をどけて

すぐに立ち上がり女を怒りと力を最大限込めてぶん殴った

「ヒュー ヒュー 」修斗は息をゆっくりと整えてくるりと修斗は未来の方に息を荒げながらターンした

 「テメェもぉカァぁぁぁ!?」 修斗はやりどころのない怒りをあらわにする

「待った!! 違う 私 被害者 あなたと 同じ!」 焦りのあまり単語で喋る

その時 パキパキと周りの風景が崩れ始める 「...話は後でじっくり聞かせてもらうからなァ!」

修斗が走り出し未来が後を追う 今回は出口があった

未来と修斗は顔を見合わせて冷静になり未来が敵であるはずがないことに気づく

(そいやこいつナイフで脅されてたな...)

修斗が気まずそうに口を開く 「えと...茶店でもいく?」

2人は店に行くまで凄まじく気まずい時間を過ごした


読んでいただきありがとうございます

よければ感想など書いていただけると嬉しいです

xのアカウントを作りました投稿したらこれでわかるようになります

前回は上げるアカウントを間違えましたすいません

前回のURLも手直ししました

https://x.com/tyobimochi

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