新世壊 (ニュー・クリア・ワールド) チャプター2
前回の続きです もし読んでいないのであれば前回を読んでから見ていただきたいです
開いていただきありがとうございます
社会人のみなさんいつもありがとうございます
お疲れ様です
<あらすじ>
ある時自分たちの能力に修斗と未来は気付く2人は
手を組みお互いを守り合うことを約束した
鎖の能力の修斗と未来視の未来は
大道芸人の雷音響と学生の暁遥を仲間に加え日常を送ろうとしていた
修斗と未来は敵の策略により敵と対峙した!
攻撃をするも無効化されてしまい.....
「わぁ〜お 消えやがった...」
修斗の放った鎖は泡のように消えてしまった
「見ての通りこれが私の力です 理解できましたか?」
「無効化ね...ベタだな〜」
茶化しながら思考を巡らす
(まずい...まじでやばい あれに肉弾戦を挑んで
勝てるビジョンが見えねぇ....)
「今あなた達は理解したでしょう...修斗様の鎖では勝てるわけがない、未来を見ても肉体の差がある。
シンプルな強さ...これが私の能力ブレイク・ザ・ディスティニーです。」
自己紹介を終えた龍一に質問をする
「あの〜質問いいですか?えと...龍一さん?」
「ふむ...どうぞ、未来様もちろん構いません。」
その時未来は手で合図を送る
<横から ヤれ!>
(さんきゅ〜 未来さん)
ゆっくりスニーキングで裏へ回る
「因みに... この隙に横へ回って不意打ちのような
公平ではないことはしませんよね? はは」
龍一は修斗の方を見て冷笑する
「私が最も重視するのは公平!
汚い手を使うなら、生け取りで済むかどうか...」
「わぁ〜った!わかったよ!」
満足そうに腕を組み頷く
(...隙あり!)
<ジャラララ!!>
「まったく...」
<パシッ>
ノールックで鎖をキャッチし龍一はゆっくりと修斗の方を向いてくる
<シュワッ…>
「チッ! 惜しい...」
(不意打ちに対応したか...なんてやつだ)
「貴様! 不意打ち...死にたいのか!!」
(急にキレやがった! なんだこいつ...
卑怯な行動が地雷なのか...)
さっきの静かな雰囲気と打って変わって
凄まじい怒りを露わにする
急激に怒りを露わにした
「まあ貴方のような汚い人間はいらないです」
敬語は崩さないが顔は怒りに歪んでいる
(修斗くんがまずい!...でもまた殺すのか...?)
また嫌な記憶が蘇る
(...なんとか殺さずに修斗くんを守る!)
未来が走り出した時には既に龍一は修斗に飛びかかろうと
リング場から出ようとしていた
未来と龍一が同時に修斗に向かって走り出す
<ドッ!>
(....!きた!)
その時未来が見えた
修斗が龍一に飛びかかられ顔をボコボコに殴られる
「修斗くん!」
修斗に抱きつくような体制になり回避しようとする
( な!...鈴木未来!)
体の方向を急に変え地面に落ちる
「うわっ!」
体制を崩し修斗は未来に引っ張られる
「とにかく逃げよう!」
未来と修斗は2階まで走って行った
「まったく...危ない 危ない」
怒るどころかむしろ顔に優しい笑みを浮かべる
「全力で殴ったら死んでしまいますからね....
彼女は生け取りです」
ゆっくりと立ち上がりグローブを外し
ボクサーパンツの紐を結び直す
「ああ 彼の方の喜ぶ顔が楽しみだ...」
グローブをつけながらゆっくりと階段を上がって行った
2階はトレーニングルームのようで全面の鏡や
トレーニング器具が少し置いてある
「まずい修斗くん! どうしようあいつ!」
焦っている未来を横目に修斗はキョロキョロと
あたりを見回していた
(窓はない...照明のボタンは一つだけ...よし いける!)
「未来さん! あのボタンのとこ行って合図待って!」
「え? ちょ! 合図って何どゆこと!?」
訳のわかっていない未来を無理矢理押して動かし
自分は階段を上がって少しの場所へ立つ
<トン トン トン>
(上がってきた!)
「あら...お出迎えですか? 捕まる覚悟がやっと...」
「ぜ〜んぜん?⭐️ かかってこいよ⭐️」
手で首を掻っ切るジェスチャーをする
「ああ...可哀想に、恐怖とは人をこうも壊すのですか。
さあ 私と一緒に来ましょう...もう怖く無いですよ...」
龍一は苛つくどころか悲しそうな顔をし手を差し伸べる
<ヤレ!>
修斗はその手を取らず手を後ろに回してハンドサインを
バレないよう未来へ送る
(わかんないけど...ええいままよ!)
<カチッ>
二階の照明が一気に消えお互いが見えなくなる
<ジャラララ!>
「先程から...鎖真 修斗 貴様!卑怯だぞ!」
「バーカ! 勝利こそ全てなんだよ!未来さん まだつけないでよ!」
修斗の鎖は龍一の上半身にびっしりと巻き付いていた
「はなせ!」
「やっぱりな!見てから消えるまでラグがあると思ったんだよ!頭で能力と認識したら消えんだろ!」
「貴様! わかった気になるなよ!」
龍一が無闇矢鱈に走り回り修斗が振り回される
「おおお! 動くな動くな!! 逃がさねえよ!」
急に一瞬立ち止まり静かになった
(お ついに諦めたか)
「暗すぎてわからないが...今貴様は手に鎖を巻き付けているような状態らしいな...」
(こいつ...何する気だ?)
<ドッ!>
龍一は逃げる訳ではなく思いっきり部屋の横に走り出した
「ヤベェ! ぐぅぅ!....」
2人の間の鎖はピンとはられ2人の動きが止まる
「なるほど...そちらの方向にいるのか」
<ドッ!>
「ヤバッ!」
咄嗟にガードの体制をとったが意味はなかった
「ガァッ!」 <バン!>
龍一は鎖の張った方向から修斗の位置を導き出し
強烈なタックルを修斗にくらわし壁に打ちつけた
「ふぅ...やはり卑怯な人間というのは自力がないですね。
詰めが甘いのではないですか?」
「ガァッ!!」
龍一が倒れた修斗の腹と顔を何度も殴る
(ヤベェ意識が...もた....ない)
修斗が気絶したのを確認しゆっくり暗闇の中振り向く
「鈴木未来様 照明をお点けいただけなければ、こちらの方のお命に関しまして責任を負いかねます。」
しばらく沈黙が流れる
(逃げたか? それはまずい...)
<カチッ>
電気がつき2人は向かい合う
「そんな物をお見せになるのはおやめください。どうぞ、私どもとご一緒に。」
未来は恐怖に歪んだ顔でカッターを握りしめていた
息遣いは荒くチラチラと修斗の方を確認する
(なんで! どうしよう... 修斗くんが勝てなかったのに
どうやって...)
<シュワッ>
ゆっくりと龍一が歩いてくる
「いかに未来をご覧になろうとも、あなたが
ボクサーの一撃を回避なさることは難しいと
本当はわかっているのでしょう?」
目の前まで龍一はなんの警戒もなく歩いてきた
倒れている修斗の顔から血が流れ出す
「あぁ...なんで...」
「ご不満があるとすれば、それは私ではなく運命に向けていただければと存じます。」
龍一は顔色ひとつ変えない
(私じゃ自分すらも守れないのか? 考えてももう...
何も思いつかない...ごめん)
その時また未来が見える
(.....!)
「わかった」
「おお! やっと我々に従ってくださるのですか!」
未来の目は真っ直ぐ勇気の目で龍一を見た
「ああ...何をするべきかよく分かった!」
<バキン!>
未来は何故か地面にカッターを強く叩きつけた!
カッターは何処かへ飛んでいく
「な...なにを」
「決めたんだよ...」
<ザクッ!>
「ガァッ!...いったいなにが!」
未来の投げたナイフは龍一の後ろ側に刺さっていた!
「貴様.........」
龍一は地面に膝をつく
「未来は決まった!私の勝ちだ!恨むなら...自分を恨め」
「許さんぞぉぉぉ!!」
最後の力を振り絞り飛びかかってくる
「死ね!」
未来はらしくない言葉を吐きながら
力任せに鳩尾に拳を振るう
<ドン!>
「ガハッ........」
龍一は背中から地面に倒れ込む
「勝った! 勝者は私だ!」
声を張り上げ指を龍一に向かって指す
「いってて....! 未来さん!」
その時修斗が見たのは荒々しい声を上げる未来だった
「え....どゆこと?」
5分後
「ハッ!」
「お!起きたよ〜未来ちゃん来て〜⭐️」
「ここは何処だ!貴様は誰だ!」
「落ち着いてって 未来ちゃんがくるよ」
「響さん 見張りどうもありがとうございます」
「いいってことよ 俺も来れなかったし⭐️」
「カメラはどうだったの 修斗くん」
修斗はおでこに大きなガーゼを貼っていた
「ああ 遥が消してくれてるよ カメラの時間戻したら
この前の病院戦も何故かデータごと戻ったし」
状況理解できていない龍一をよそに話をする
「さてと...尋問...いや拷問開始です」
3人は龍一の座っている椅子の前に立つ
「何故自分がこうなっているか分かっていますか?」
「貴方方を襲い 負けて目隠しをされ鎖で縛られている」
ゆっくりと状況を噛み砕きながら説明をする
「なに 抵抗はしません敗者は勝者に従うのみ」
「...そうですか」
未来は目隠しを取ってあげた
「ちょっと何してんの未来さん!」
「鎖見て下さいよあなたは嘘つかないでしょ?」
<シュワッ...>
肩をくるくると回し一礼
「今気づきましたが、足の手当てまでしていただいて...
何処かの不意打ち男とは違うのですね。」
「......なんだよ!」
先ほどは嘘のようなふわっとした空気が流れる
「まず質問させてもらいますね
まず この私たちの能力についてです」
「なるほど……まあ、そのご質問はごもっともですね。」
少し考え込む
「そうですねぇ... まず願いの力によりそれを叶える力が
何故か発現します。」
「なんか...ガバガバだな...」
曖昧な答えに首を傾げる
「それだけわからないことが多いのです。
それに発現する人の基準も、分からずじまいです。」
曖昧な情報に黙ってしまう
「じゃ あんたらの組織についてだ
これからこんなんに襲われたら 死ぬね俺たち」
「なるほど...先ほど私は、自分の能力名を言ったでしょう
それを私たちは名前にしています。
中には複数で、行動する方もいるようですね。」
露骨に嫌そうな顔をする
「なんでそんなベタな悪の組織なんだよ...
作ったやつ厨二病なんじゃねぇの?
ほら 願い叶えられるとかさ」
少し怪訝そうな顔をして答える
「いいですか! 今喋っているのは勝負に負けたからです
私が忠誠を誓っているのはあの方なのです!」
「ごめんごめん...そりゃ怒るわな」
はぁ とため息をつき伸びをする
「では...そろそろお暇しますかね」
「待ってください!」
未来が龍一を睨む
「....なんでしょうか?」
「あなたは最初言いました 5人殺したと
自首してください... 罪のない人が報われない!」
顔色ひとつ変えず未来の問いに答える
「それはできません...私は組織に帰らなければいけません
いくら勝者といえど...そこは譲れません」
龍一が時計を指差す
「今ちょうど5時半ですね。ではまた」
ポケットから可愛いピンクや赤の可愛い色のチケット
を手で切った
<パン!>
クラッカーのような音がして
カラフルで可愛い煙が出てくる
「わっ! なんだ!」
煙が引いた時にはもう龍一はいなかった
「....なんか可愛い去り際だったね⭐️」
「ああ メルヘンだったな色が」
呆然とする男衆を無視して未来は拳を握る
(いつか...償わせる)
<パン!>
「ふぅ...中々骨の折れる相手でした。
案外これも便利ですねぇ...わざわざポケットを縫い付けた甲斐があります。」
くるくると肩を回しベッドに座る
その部屋は豪華な内装だが何処か物が少なかった
<コンコン>
「どうぞ」
「神巫 龍一くんお疲れ様...で どうだった」
その優しく低い声を聞き少し顔を綻ばせ背筋を伸ばす
「確かに...新しい能力が出てきました。
私が勝てないというのも貴方が正しかったです。」
軽く頷き扉を閉める
「ああ やはり能力はその状況を打開する力ばかりが発現するようだね...よく帰ってきたよ」
「ええ 貴方のために全力を尽くします。」
「頼んだ...信用してるよ」
互いに目を見て頷いた
「「私たちの未来のために」」
強い握手を交わした
読んでいただきありがとうございます
龍一さんは個人的にお気に入りです
過去編をお楽しみに
よければ感想など書いていただけると嬉しいです
xのアカウントを作りました投稿したらこれでわかるようになります
文章構成のダメ出しなどもこちらにもぜひ送っていただきたいです(リプライ dmなど)
https://x.com/tyobimochi




