表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

季節モノ

寒い事だし普通に怖い話して普通に年越す。

作者: 中村翔

皆さんはこんな事をしてしまったことはないだろうか?

"12月31日の夜中3時丁度にタイマーで暖房が消えるように設定する"

はてさて今夜はこんなお話です。

ある男がネットでこんな噂を仕入れてきた。

12月31日は夜中に暖房を消すのはよくない。

男は思った。そりゃこんな寒い中暖房消すわきゃない。と。

しかし、実際は違うらしい。

なにやらヤバいと、それしか語る奴がいやしない。

ならばこんなのはどうだろう?

『夜中の3時。丑三つ時にタイマーをセットする』というのは。

その日は丁度30日。今日の夜セットしよう。

男は早速行動した。

布団に潜り込むと電気を消して眠ってしまった

チク、タク、チク、タク、

・・・寝苦しい。どうやらタイマーが作動したようだ。

やれやれだ。男が暖房をつけ直そうとしたら。

『耳の中に何かある?』

いやこれは何かじゃない。細いロープのようなものが通っている。

実感した。動いたら切れる。

そしてこのロープはヤバい。

何かはわからないが確かな恐怖だけが場を支配していた。

何分経ったかわからない。

だが1分1秒が長い。もしかしたら1分も経ってないのかもしれない。

男は耐えきれず両耳の中のロープを引き抜いた。

ブチブチぃ!

音を立ててロープが引き抜ける。

そのロープを見てみると、蛇だ。蛇だったのだ

男の叫び声が辺りに響いた。

・・・いつの間にやら寝てしまったらしい。

夢か。なるほど。夢見が最悪。確かにヤバい。

男は初詣に行くべく、白いコートに白い鞄。

それから白いドアノブを捻り白い朝日のさしている白い道路を歩いていった。

男はその後どうしたかは誰も知らない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ