ゴム
パリンッ
フラスコがぶっ壊れた。栓をしようとしたら力を入れすぎた。ガラスの栓だとどうしてもこういう事が起きてしまう。そもそも、地球のフラスコに比べて、性能が数段劣る。せめて柔らかいゴム製の栓が欲しい。
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「というわけで、ゴム採集に行くぞ」
「毎回文句言ってるんですから、そろそろ懲りてもらえませんかねぇ」
「えっ、無理ですか何か」
「開き直りやがりましたね」
アイリスの言葉遣いが荒くなってきている。やばい、我が腕がピンチだ。この前こいつ容赦の欠片も無かったからな。正当な理由を言う。
「いやな、フラスコが壊れるから仕方がないのだよ。この前だってヒビが入って危うく硫酸がこぼれかけただろ。それにいまだって、こうして水酸化ナトリウム水溶液こぼれて大惨事だろ。だからゴムが必要なのだよ」
完璧。
水酸化ナトリウムって塩水に仕切り作って電気を流すだけで結構お手軽なんだよな。
「まずは手を動かしてくださいね」
「あっ、はい、サーセン」
なんか尻に轢かれてるような気がする今日この頃です。
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「で、今度は何やらかすんですか?」
「やらかすこと前提条件かよ。まぁゴムが欲しいだけだな」
「あてはあるんですか?」
「お前」
「は?」
「いや、お前」
「は?」
「いや、だからお前」
「は?」
「これいつまで続ける気だよ。あてはお前。理由はエルフの森出身だからアーユーオーケー?」
「まぁ、大体分かりました。つまりエルフの森の知識が頼りだと」
「そうだ。俺らは切ったら白い液体が出る木を探す」
「あぁぁ知ってますよ」
キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最高。熱帯雨林に行けば色々あるからな。苔とか青かびとか取ろうかなぁ。おっとよだれが。
「では、取得出発は一週間後。準備しとけよ」
「どうしてこうなったんでしょうね」
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