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剣と魔法と科学の世界  作者: インドア猫
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会食

 国王がするこ来た後、そのまま食事をすることになった。正午ごろなのでみんな空腹だ。


「ところで、その服は何なのだ」


 急に国王が来たため、まだ白衣から着替えてない。それに、この世界の学者と呼ばれる人々は基本的に黒衣を着ているため、白衣=学者とはならない。まぁ、そりゃそうか。


「作業着、といったところですかね」


 我ながら本当に申し訳程度の敬語だなぁ。


「ん?作業着なら白は汚れが目立つだろう。何故白いのだ?」


「科学的であるということをアピールするため」


 実際、医者が白衣を着ているのはこのことが理由だ。


 昔は医者でも民間療法よりひどい治療をするやぶ医者が星の数ほどいたが、科学によるマトモな治療方法が見つかってからは、自分たちは科学的に証明されている医療を行っていることを象徴するために白衣を着るようになったのだ。


 まぁ、科学者には、薬品からの体の保護とか、見た目上、社会的な意味での服装という以外にも色々理由があるんだが。


「カガク?まぁそんな些事はどうでもよいか。飯を食おう。今日は俺の三男も連れてきているからなぁ。ちょうどお前たち兄妹と同い年だから仲良くしてやってくれ」


 はぁ?何というか濃いやつだなぁ。



*****************



「ふむ、うまいな」

「光栄でございます」


会食中。いっつも昼飯は豪華なのだが、特に今日は豪華だ。


「レオン、紹介するのが遅れたな。こいつが三男のトリスタンだ」

「トリスタン・ジャック・グレインです」


 トリスタンというらしい。何でマトモな名前なんだ。俺は変な名前なのに。というかなに?トリスタンって。カッコいいし、円卓の騎士なの?


 そのうちランスロット卿やらガウェイン卿も出てくるんじゃねぇの?俺が好きなのはちょっと噛ませ犬感あるケイ卿だけどさ。


 ま、名前の件に関しては、悔しいがどうにもならないし仕方ない。









 ……やっぱ諦められねぇ

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