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剣と魔法と科学の世界  作者: インドア猫
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国王襲来前夜

今日は九時ごろにも更新しています。

「ええと、礼服、礼服。あ、貴族章分解してたんだった。金の部分はメッキでもばれねぇか。あと、プラチナの所は、銀適当にくっつけて誤魔化すか。素人目だと分かんねぇはずだ」


「だから言ったじゃないですか。自業自得ですね」


そういわれると返す言葉がない。硫酸と硝酸作りにプラチナを使ったのは俺だ。


つか礼服マジでどこやったっけ。ヤバイ。普通に忘れた。記憶力はいいけど、どうでもいい事って割とすぐに忘れる。


一国の王だなんてゲストが来るのにこんなボロイ白衣だとお袋に殺される。


「あ、ここにあった」


適当なところにつ突っ込んでたからしわしわだ。


アイロンをかける。この前作った鍋の中に薪突っ込んで燃やしてるだけの簡易もいいところな適当アイロンだがな。


とりあえずしわは伸びた。ここ数日車づくりに明け暮れて風呂入ってなかったから風呂に入る。


硫酸と水酸化ナトリウム混ぜてそこに塩と植物油をいれたシャンプーで髪を洗い、油脂でカバー、つまりトリートメントだな。まぁそれをしてやって身だしなみを整える。



******************************



これで粗方準備完了。


「あらヒグ、髪、綺麗になったわね。どうしたの?」


お袋が尋ねてくる。


「髪を洗う薬だ。今ならお一つなんと千コイン。買うか?」


この時俺は女性の美容に対する情熱を甘く見ていた。


「五個買うわ」


まさかの返答だった。



ブックマーク六件。ありがとうございます。



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