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剣と魔法と科学の世界  作者: インドア猫
28/99

カーボン樹脂

午前にも更新してます。

「車造りの話だったな。使うのは蒸気機関。火力発電に使ったアレな。蒸気の力でタービンぶん回す」


というわけで、アレの縮小版を作って貰った。魔法があるから楽に加工できるんだよなぁ。そこは楽でありがたい。一応旋盤作ったけど使わないままお蔵入りした。


タイヤは採ってきたゴムで作る。後は外装。重い鉄とかで作ると動かんし、木で作ると脆すぎる。そこでだ、


「カーボン樹脂を作る!」


「何ですかそれ?」


「ロケットとかレーシングカー、つっても分かんねぇか。まぁ簡単に言うとクッソ堅い癖にクソほど軽い板だと思ってくれていい。まぁ作る素材聞いたら信用ゼロだがな」


「で、何ですか?」


「紙。というか障子だな」


「紙って、また冗談を」


「流石に冗談だとわかるぞ」


これが大真面目なんだよなぁ。


というわけで、材料を取り出す。水酸化ナトリウムと、コールタールと、あと木と銅と水と。


「紙で作る話何処へ行ったのかの」


「後で使う」



カーボン樹脂の作り方。



木を煮込んで蒸留。これで木酢液。それを更に煮込んで熱した銅をつけてホルマリン。要は死体保存薬だ。ホルマリン漬けとかの奴な。それにコールタールと水酸化ナトリウムを混ぜると人類初の人工プラスチックであるフェノール樹脂になる。これでスルファニルアミドに続いて二個目の人類初の塗り替えだ。これを木の枠組みに紙を張ったやつ、障子に糊代わりに塗りたくる。それにアイロンをかける。これを何枚も重ねると完成だ。


「これに魔法ぶち込んでみろ」


風突撃槍(ウインドウランス)


これは当然防ぐ。


風神突撃巨槍(ハリケーンランス)


壊された。


「阿保か。加減しろ。あんなの撃たれたら鉄の盾でも防げねぇよ。しかも一点貫通の攻撃使いやがって」


結論、魔獣はおかしい。

ブックマーク四件に評価もいただきました。ありがとうございます。


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