コボルトはうまかった
「とりあえず、泊まるのは家でいいですか」
「もう何でもいいわ。俺は疲れた。寝る。んじゃ」
嗚呼、魔獣嫌いだわ。これ、普通の子供なら軽くトラウマになってんぞ。
こんな森で暮らすとか、エルフSUGEEEEEEEEEEEEEEEEわ。ちょっと引くぐらい凄いんですけど。
「着きましたよ。さぁ、入ってください」
「えっ、これ入っていいの?曲者扱いにならない?」
「ちゃんと手紙送っていましたから大丈夫です」
「靴、土足でいいのか?」
「太陽国式の文化はありません」
ちなみに、太陽国とは、東にある日本みたいな感じの島国で、正式名称は太陽皇帝国。飛鳥時代の日本と、明治時代の日本が合わさった感じだ。
でも、文明は鎌倉時代レベル。わけわからん。
「いらっしゃい。よく来たわねぇ。遅かったから心配したのよ」
「魔獣に絡まれたから片っ端から片付けた」
「あのコボルトどものうざいこと」
俺たちは口をそろえて言った。
「「ガッテムッッ」」
「あ、あらそう」
チっ。ちょこまか動きやがって。大人しく殺されていればいいものを。
今度会ったら絶滅させてやる。核でもつくろうか。
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エルフの食べ物がすっげえうめえ。ナニコレ、ほんとに魔獣?
コボルト、意外とうまかった。やっぱコボルト狩りつくすべし。
食材として。
じゅるり。
風呂もあったし最高。ここに住もうかなぁ。
明日に備えて寝るか。
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