珍道中
ドパッ、ドパッ、ドパッ、ドパッ、ドパッ、ドパッ。
カチャ
ドパッ、ドパッ、ドパッ、ドパッ、ドパッ、ドパッ。
魔獣カーニバルです。多すぎだろこれ。サーチアンドデストロイ×四十五だぞ。むしろサーチしなくても勝手にいる。レーダーとか要らないんじゃなんねぇの。
アイリス曰く、
「魔力が低いから嘗められているんじゃないですか」
クソッ。
差別よくないよ。マジで。社会問題だからな。
「風刃・三」
魔法連発大バーゲンやってるよ。死にたい人だけ来てね。
よく考えると人じゃなくて獣か。
もっとよく考えると魔獣か。
ドパッ、ドパッ、ドパッ、ドパッ、ドパッ、ドパッ。
カチャ
ドパッ、ドパッ、ドパッ、ドパッ、ドパッ、ドパッ。
千二百発弾薬用意してきて良かった。むしろ足りない可能性もある。
作るのに時間かかる割に、使うとき一瞬だからなぁ。
「これでひと段落。つかれたな」
馬車に乗ってるけど御者さんガッックガク。
キシャーーーッ
プチンッ
ゴブリンが、三匹現れた。
ヒグはブチギレた。
ドカーーン、ドカーーン、ドカーーン。
手榴弾でゴブリンたちは、空を舞った。
「馬車、赤黒く着色しておきました」
小鹿が一匹誕生した。
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「やっと着きましたね。」
「魔獣多すぎだろ」
「ヒグ様がアラクネを生け捕りにしようとするからですよ」
「お前だって花採ろうとしてジャイアントビー寄せ付けただろ」
「あれはお土産です」
「じゃあ俺だって、あれは生体実験だ」
「「ぐぬぬぬぬぬぬぬ」」
すると、衛兵がやって来た。かと思ったら顔を青くして、
「後ろ、ホーンタイガーだ。逃げろッ」
衛兵さんは叫んだ。
「あぁ、死ね」
「風刃」
ドパッ
ザクッ
死体が一つ増えました。
衛兵は小鹿二号になった。
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