第一章第六件 ~護衛任務3~
家族を亡くした少年は思う。いつからだろうか、布団で、ベッドで横になっても眠れなくなってしまったのは、この数か月で、多くの人を殺し、多くの人を傷つけた。今まで殺してきた奴らの名前も顔も、忘れる事が出来ない。
自分自身が人とは違う事は理解している。大抵の事は見ただけで理解し実践できる。斬術も、狙撃も、暗技も本来、一般的な生活を送る上では必要のない技術すらもだ。それに人を斬るという行為、殺すという行為に何の躊躇いもない。今も、初めて人を斬った時も、そして、これからも。
日に日に、自分が人ではない何か別の者に変わって行くのが解る。まともな感情はほとんど残っていない。今残されている感情は、怒りと復讐心の二つだけ。
自分がやっている事が許されない事も理解している。だが、俺は、正義では裁けない悪を裁く為、悪の道を進むと決めた。後戻りはもう、出来ない。
愛知らぬ少女は思う。彼は、良くも悪くも変わってきた。初めは亡き妹の復讐ばかりを考えていた。でも今は仲間の事も考え、時には笑顔を見せることも有る。だが、それとは逆に敵には容赦がなさすぎる点もある。人を斬る事、殺す事に躊躇いが無く。怒りに支配されれば相手を選ばない。それでも、全く手を付けられないわけじゃない。
多くの才能を持って生まれた彼は、その才能の全てを、人を殺す事、復讐に捧げている。彼自身がそれを望んでいても、それじゃダメだと私は思う。本来彼は私達とは関係ない一般人のはずだった。たった一度の事故が原因で狂った彼の人生。それでも彼はそんな理不尽な運命に抗い、叛逆しようとしている。妹を殺した相手と、この、日本と言う国に。
探偵の少女は思う。彼は変えられてしまった。一人の、一つの国によって。彼は復讐を生す為に残りの人生を費やすだろう。出来る事なら彼を止めたい。でも、それは彼の意思を、彼女の死を踏みにじる事になる。だから私に出来るのは、彼を、彼の心が折れない様に支える事だけ。その為には、私はどんな事でもして、どんなものでも差し出そうと、そう自らの心に誓った。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
一夜が目を覚ました時間は、午前五時だった。実質的に睡眠をとれた時間は2〜3時間程しかない。だが、起き上がった一夜は、全く疲れを見せない。
そんな一夜がもう一台のベッドに目を向けると、未だに寝息を立てて眠っているアリスが目に入った。
「寝てるか、まぁまだ五時だしな。気晴らしに散歩でもするか」
一夜は、アリスを起こさない様、ゆっくりと部屋の扉を開け、部屋を後にする。
部屋を後にした一夜は、廊下を進み、いくつもの扉を通り過ぎて行き、裏口から山の中では数少ない整備された裏庭へと出る。
裏庭へと出た一夜、その目に、白い毛並みの一匹の小柄な獣が映る。
「狼、か?」
「はい、その子の名前はジャック。私がこの山で保護した狼です」
「保護したって、日本に野生の狼は生息してないはずだろ?それにこいつの毛色は」
背後からかけられた言葉に、一夜は振り返る事なく返事を返す。その声の主を理解しているからこそ出来る事が出来る芸当だが、一夜には、その特殊な聴力で、足音を聞き、その足音の主を特定するという特技がある。
言葉の意味合いから、背後に立っているのはシャルロットだと分かるが、一夜にはそれ以前に自身の後ろに立つ少女の事が解っていた。
だが、それでもなお一夜は振り返り、シャルロットの姿を確認する。
「その子の毛色はアルビノだからでしょう。それに、日本で野生の狼が絶滅したと言うのは、あくまでも予想の話であり、誰かが観測したわけではありません。つまり、いるかもしれないけど可能性は限りなく低い、と言うのが正確です」
一夜は再度、ジャックと呼ばれた狼に目を向ける。ジャックの毛は、アリスの白銀にも似た白髪とはまた違った色合いの純白の白色をしている。
だが、本来白狼は、日本ではなく、北極圏の狼、ホッキョクオオカミを指す事が多い。だが、生物である以上、アルビノ個体いるのも事実であり、ジャックの場合は、アルビノによる白狼と思われる。
「絶滅してなかった生き残りがアルビノの白狼ってのは、難儀なもんだな」
「珍しい個体が生き残るのは良い事ではありますけどね」
ジャックは、一夜の顔をじっと見続けている。その様子は、まるで一夜の動き全てに警戒しているかの様に。
もとは野生だった個体だ、人に慣れていないのは仕方のない事だろう。しかし、ジャックの雰囲気は、それとは異なる様子に見える。
「お前、俺の体に残っている血の臭いに反応してるのか」
ジャックは、一夜の言葉に同意するかの様に一度、吠える。
そう、ジャックが一夜を見続ける理由は、一夜から漂ってくる様々の者の血液の臭い。人には感知出来ない程薄い臭いだが、狼や犬と言った鼻の立つ獣は感じ取る事が出来る。その臭いを感じて、ジャックは一夜の事を見続け、警戒しているのだ。
「どうやら、その様ですね。ですが、この子がここまで人に反応を見せるのは珍しいですね」
「珍しい?こいつが野生だったなら、良くも悪くも人間には反応するんじゃないのか?」
野生動物と言うものは、基本的に警戒心が強く、人が近づくだけで逃げて行く。中には人を襲うものもいるが、どちらにせよ人に対して反応している事になる。反応しないという事は、人が近づいても逃げることも無く襲うことも無く、全く見向きもしないという事になる。
「えぇ、ですから全く反応しないわけではありません。現に私には懐いてくれていますし」
動物が、主人と認めている者にのみ特別な姿を見せるという事はよくあるが、それはあくまでも家犬や家猫等の、人間に慣れているペットと呼ばれる個体のみだ。
元が野生で、ジャックも幼い事からシャルロットが保護したのは、そう昔じゃない、長くても一二か月程だろう。
「こいつ、いつ頃保護したんだ?」
「一週間程前です。たまたま仕事でこちらに来ていた時に怪我をしていたこの子を見つけて保護したんです」
シャルロットの予想打にしない答え。その答えに一夜は違和感を覚える。
一か月以上一緒に居たわけでもないのに、野生だった獣が人に懐く事は殆ど無い。それは基本的に野生の動物が、人間に仕打ちを受けている事が原因だ。野犬や野良猫等なら人に捨てられた事が原因で、熊やそのほか山に住んでいるもの達は人間の都市開拓の為に住処を追われた等。理由は様々だが、基本的に野生動物は人間に対して敵意ないしは恐怖を覚える。人に興味を殆ど示さない時点でも違和感が強いジャックだが、出会って一週間しかたっていないシャルロットに懐いているという点で、余計に普通ではない。
「一週間で懐くって、変わってるな」
一夜はその言葉と共に、自身の右手をジャックの鼻先に差し出す。その手をジャックは、避ける訳でも嗅ぐわけでもなく。ただじっと見つめている。
その様子は、興味こそ示しているが、干渉はしない。その様な立ち振る舞いであった。だが、一夜がそのまま頭を撫でると、悪い気はしなかったのか、気持ちよさそうな鳴き方をしながら、もっと撫でてくれてと言わんばかりに、自ら頭を一夜の手に摺り寄せていく。
「貴方の場合は初対面だと思うんですけど?」
「これは、懐いてるのとは違うだろ」
「確かに、似た者同士での慣れ合いの様にも見えますね」
「似た者同士って、俺とこいつのどこが似てるんだよ」
この一夜の言葉にも、ジャックは同意の様に一吼えする。先程の同意と異なり『こんな奴と一緒にするな』と言いたげな様子である。そのジャックの様子を見た一夜も、肩を竦めて呆れた様な意思表示を見せる。二人はまるで、長年連れ添った夫婦の様にアイコンタクトで意思疎通する。
「ほら、同じ様に似てないと意思表示してるでしょう」
シャルロットの言葉に、一夜とジャックが顔を合わせて『確かに』とそれぞれ思う。だが、目があった瞬間、それぞれ目を逸らす。
「本当に、貴方達は似ていますね」
暫く静寂が置き、口を開かなかった一夜はため息を零して口を開く。
「そう言えば、起きるの、早いんだな」
「いいえ、いつもは七時頃に目が覚めるんですが、今日は寝つきが悪くてですね。それを言うなら貴方もでしょう」
一夜の問いをシャルロットはそのまま返す。その返しは、一夜の秘密を聞き出すようなものだが、シャルロットには他意は皆無であり、会話の、言葉の流れでそう、問うてしまったに過ぎない。
「俺は、あんまり眠れない体質なんだよ。安心しろ、それでも万全の状態になれる」
「その体質は、いつからですか?」
シャルロットの質問に、一夜は再度口を閉ざし、押し黙る。そんな一夜の様子を見たシャルロットは、立ち入った事を聞いてしまったと、今更ながらに自覚していた。
一夜の事を知っている者は、その立ち振る舞いから人の命を簡単に奪える冷徹で冷酷な人間だと思うものが殆どだが、一夜は基本的には感情に流されやすく、その場の感情で殺してしまう事も多々ある。
本来人間は、どれだけ怒りを覚えても理性で踏みとどまれる。だが、一夜は妹の復讐や、妹を殺した日本と言う国に対する憤りがある上に、一夜が殺している殆どの人間が、そんな日本の為に他国を脅かす者ばかり、その様な事情が相まって一夜は簡単に相手を切ってしまっているのだが、その裏で彼自身はそんな自分の行動に、迷いや悩みを抱えている。
「すいません。立ち入った事を聞きましたね」
「いや、問題ない。俺が寝れなくなったのは、初めて人を斬ってからだ」
その言葉を皮切りに、一夜はこれまで自分がしてきた行いを次々に口にしていく。
「最初の方は、人を斬る事に躊躇いはなかった。まぁ躊躇わないのは今も変わらないがな。でも、その後に酷く後悔するんだよ。本当にこれで良かったのかって、もっと別のやり方があったんじゃないか、ってな。だが、それでも今更後戻りが出来ない事も理解してる。だから俺は斬り続けてきた、殺し続けてきたんだ。これは、その報いだ」
一夜の言葉を静かに聞き入れるシャルロットとジャック。そんなシャルロットの瞳は、悲しさからか、揺らいでいた。
初めてシャルロットが一夜と会ったのは、おおよそ六年前。一夜の父親とシャルロットの父親が友人と言う関係で、一夜の父がホームパーティを催した事がきっかけだった。
当時、一夜が12歳で、一夜の妹である葵が9歳、シャルロットが6歳。シャルロットは、幼いながらに父親から叩き込まれた立ち振る舞いで、大人顔負けに社交的であった。そんなシャルロットを見習うわけでもなく、一夜はおもむろに『まだ子供なんだから、もっと子供らしく笑えよ』と口走った。
それを聞いた一夜の母親とシャルロットの母親は、笑いながら『あなたもまだ子供でしょう』と言う。だが、それを聞いたシャルロットは、子供が大人ぶった態度を取った事が可笑しくて笑っていた母親二人とは異なり、本当に子供らしい笑顔をしていた。
「貴方は、本当に変わって。いえ、変えられてしまったんですね」
一夜は、数瞬考え込む。
「なんか言ったか?」
考え込んだ末に、今のシャルロットの言葉を聞かなかった事にしようと聞こえていないふりをする。
一夜も鈍感ではない。相手の思っている事ぐらいであればある程度は察する事が出来る。だが、それに対して素直に反応する事が正しいとは限らない。中には聞き流した方がいい物も一定数存在するのも事実。その事を理解しているからこそ、一夜はシャルロットのその言葉を聞き流す。
「いいえ、なんでもありません」
シャルロットの返しは、一夜の予想通りであり、その返しを聞きながら、一夜は自身の左腕に付けた腕時計を見る。
「結構話し込んだな。もう二時間か」
ジャックの事や、一夜の過去を話している間に、気が付けば二時間が経過していた様だ。二人が気付けば午前七時、早い者はとうに活動を開始し、他の人々も目を覚まし、いつもの日常を送り始める頃合いだろう。勿論、一夜やシャルロット、アリスも例外ではない。
「そろそろ、戻っておきましょうか、アルフレッド達が心配するかもしれませんし」
「そうだな、もうすぐアリスも起きるだろうし」
「それではまた後ほど」
「あぁ」
別れの言葉を口にし、二人はそれぞれ自分の部屋へと歩みを進める。屋敷とも呼べるほど広大な別荘の建物内部、その広さゆえに、六人しかいない人々は殆ど出会う事なく各々の向かいたい部屋へと向かえる。
そんな別荘内を闊歩し、昨日割り振られた自室へと歩を進める。一夜がその自室の前に着き、扉を開けると中では、アリスが今さっき目覚めたと言わんばかりに伸びをしていた。
「よう、起きたかアリス」
「おはよう、一夜君」
朝のあいさつを交わした二人はそれぞれ朝の準備を始める。一夜は寝る際に外していたホルスターを、一度上着として羽織っているフード付きジャージを脱いで、その中に装着する。
アリスは、休暇中の為か、自身の武装は持ってはいない。その為、いつも仕事の時に着用している、MI6日本支部司令官としての服ではなく、私用で着ている黒のワンピースに着替えを始める。
無論、一夜はアリスに背を向け、アリスが着替え終えるまでの間は振り返る事はない。
「今日、本当に大丈夫なの?」
「・・・・・分からない。でも、出来る限り努力はする」
一夜が口にした言葉は、基本的には失敗を前提とした保険の様な言葉。だが、一夜の場合は殆ど確証を持って話す事が少なく。この言い回しの場合は十中八九上手く行くことを暗示している事をアリスは知っている。
その為、アリスも安心して一夜を送り出す事が出来る。
「うん、頑張ってね。一夜君」
アリスは、その言葉と共に、自身に背を向けている一夜に、後ろから抱きつく。今日日日本でこの様な事をするのは、恋人同士位なものだが、一夜とアリスは恋人関係ではなく、兄妹のような関係であり、アリスからしてみれば、これはスキンシップの一環にすぎず、この程度の事は普通だと考えている。
そんなアリスの行動にたして、一夜は冷静に焦ることなくアリスの手を解き、振り返る。
「あぁ、俺は二度も、失いたくないからな」
アリスの顔を見るたびに、一夜の頭には亡き妹、神崎葵の顔が浮かぶ。別にアリスが葵に似ている訳では無い。だが、アリスのその自身を兄と慕う姿に、葵の影を重ねてしまう。その度に一夜は悲しみに暮れる。しかし、一夜には悲しみで流す涙等、当の昔に枯れており、一滴も流れ落ちる事はない。
そんな二人のやり取りがあった後、扉がノックされる。
「朝食の準備が整いましたので、食堂の方へいらしてください」
二人に対して、扉越しに朝食の案内をするのはアルフレッド。しかし、アルフレッドは、二人の声を聞いていないにも関わらず、扉も開ける事無くそのまま立ち去って行く。
「扉、開けなかったね」
「多分、シャルロットに俺が起きている事を聞いてたんだろ。さっき裏庭会ったばかりだしな」
一夜は、アリスに早朝にシャルロットと会っていた事をサラリと明かす。その真意は単純なもので、昨日の事をアリスが引きずっているか確かめる為。
もしも引きずっているのであれば、一夜の先程の言葉に良くない反応を示すだろう。だが、アリスは、怪訝な表情をするわけでもなく、何食わぬ顔で一夜の言葉を聞き入れる。他人から見れば、それはまるで、昨日は何もなかったかの様に。
「さて、こっちの準備も終わってるしさっさと行くか」
その一夜の言葉を合図に、アリスが扉のノブに手を掛ける。そのままノブを傾け、扉を押し開く。扉の奥の廊下には、勿論誰も待ってはいない。
一夜とアリスは、二人で食堂へと向かう。その道すがら、誰かとすれ違う事すらない。それもそのはず、この別荘には、一夜達を含めても人は六人しかいない。今現在、その内の四人は食堂に集まっている。そのような状況で、誰かとすれ違う方が異様なのだ。
食堂の、二枚扉の前に着いた一夜とアリス。それぞれ、一夜が右の扉を、アリスが左の扉を押し開ける。
その扉の奥では、一人席に着くシャルロットと、その近くでアルフレッドと二名のメイドが控えていた。テーブルには、バターロールパンが入れられたバスケットと、まだ誰も着いていない二席の椅子の前に、スクランブルエッグとサラダの乗った皿、ホットコーヒーが淹れられたカップが、それぞれ一つずつ置かれていた。
「どうぞ、お二人とも、そちらに」
シャルロットに促された一夜とアリスは、目の前に皿とカップの置かれた椅子に腰かける。
アリスも、シャルロットも昨日の事などなかったかの様に、それぞれ振舞う。二人とも、社交的である事が要因なのか、目を合わせた瞬間から喧嘩、なんて言う最悪な事態は避けられた。
だが、一夜には、シャルロットの方は分からないが、少なくともアリスは、口にこそ出さないものの、シャルロットに対しての敵意が伝わってくる。
食事の間、静かに行われていた少女同士の意識の鍔迫り合い。そんな命を懸けた戦いにも似た激戦を知る者は、この中には居ない。
朝食を食べ終え、後はゆっくりとコーヒーをすするだけ。そんな折、今まで静かだった食堂に、シャルロットの声が響く。
「昨日も言いましたが、今日は警視庁公安課にいきます。要件は、事件解決の手助けです」
「あぁ、分かってるさ」
いくら、前日に意を決していたとしても、妹の敵がいる場に向かうと思うと、自身の衝動が抑えられるか不安に駆られる。
一夜は、右手を強く握り込む。それは、自身の感情を抑制しようとする際に見せる一夜の癖の様な物。この行動を取る事で、一夜はある程度は自身の感情に流されるのを防ぐ事が出来る。
「では、アルフレッド。表に車を回して来てください」
「かしこまりました。シャルロット様」
シャルロットから命じられたアルフレッドは、右手の平を左胸に当て、礼をする。数秒その姿勢の状態で静止していたと思えば、今度は向き直り、扉を開き部屋から出て行く。
「さて、アルフレッドが車を玄関先まで回すのにはまだ時間が掛かります。その間に準備をしておきましょうか」
シャルロットは、部屋へと戻り、着替えを含めた予定の準備を始める。一夜は準備が整っている為、コーヒーを飲み切った後、玄関先でアルフレッドがリムジンを回してくるのを待っていた。
一夜が玄関先に出てから数分後。アルフレッドが走らせるリムジンが到着。その数瞬後にドアが開き、シャルロットが出てくる。一夜が、リムジンの後部座席の扉を開き、そこにシャルロットが乗り込む。それを確認した一夜も、リムジンに乗り込む。
扉が閉じたリムジンは、メイド二名とアリスに見送られながら発車する。




