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面接(中編

 さあ! 緊張もお互いほぐれた(だろう)ところで、第二ラウンドの開始ッだ!

脳内に「round2! fight!」という音声が流れる… ぽい展開だ!


 と、勢い込んで始まるところで、ちょっと先に確認事項だぞっ!

第二ラウンドが始まるときには、その後の展開は大きく分けて3ルートに分かれる。

つまり、


・第一印象ですでに「採用」したい人

・第一印象ですでに採用したくない人

・微妙なライン


で、感覚的には上から3:1:6ぐらいの感じだろうか。



 ところで、面接官(会社サイド)と応募者が「面接」をする上で、「知りたい情報」と「与える情報」には温度差がある。当たり前のことなのだが、そこら辺は改めて理解しておいた方がいい。お互いに。


面接官が応募者に対して知りたい情報は、「長く、有益に、働いてくれるだろうか」に尽きる。(僕はエッセンス的に「こいつは楽しそうなやつだ」も、ありますが…)


そして与える情報は、言うまでもなく応募者にとって「耳障りの良い話」だけだ。

僕は後々のトラブルに発展しないように、「長く務める」を第一に考えてあまり隠し事はしない。

もちろん、やる気をそがないように細心の注意を払ってそこら辺の説明はするのだが(-_-)



 対して応募者が知りたい情報は、「賃金、実働時間及び日数、業務内容」などだろう。だが、それよりも増すかもしれない、応募者が気が付いていないかもしれない知りたい情報は、なにより「職場環境、人間関係」なのではないかと思う。


 そして応募者が面接官に与える情報は「自身の有益さ」と「要望」以外にない、と言っても過言ではない。



 つまりこの温度差を埋めるために「面接」というものがあると考えるべきだろう。

その観点から言えば、「第一印象から採用したい人」を獲得するためには、会社の玄関を入るところ、いや、会社の目の前に到着したところ、

いやいや、電話対応や募集広告等から始めなくてはならないのは言うまでもない。


 その辺りはクリアしてる前提(次への課題)で、3ルートごとに展開してみよう。


 ちなみに面接官のタイプを大きく三つに大別すると、「応募者に喋る機会を与えないほど面接官が喋るタイプ」「執拗なほどに質問攻めにして応募者に喋らせるタイプ」「その中間」といったところだろうか。

僕はお喋りな性格なので話しすぎる傾向にあるが、できるだけ「会話」となるように心がけている。

あぁ、意中の女性との「付き合う前のデート」に似ているな、こりゃ(;'∀')



 「第一印象ですでに「採用」したい人」に関しては、質問することも日常会話の延長線上、といったぐらいなもので、できるだけ面接官たる僕自身の第一印象、「会社の顔」を意識して友好的に振る舞います。

もちろん「嘘、大袈裟、紛らわしい」は無いように心がけてはいるが、多少は良い人ぶるのを許してください(/ω\)


そして疑問点やわだかまりが残らぬよう、応募者からの質問に対しては真摯に答える。

きっと「誠心誠意」が伝われば受け入れてくれるに違いない! とか思いながら…。


終始、和やかなムードを保ちながら、最後に、

「他に面接を受ける予定や、返答待ちのところはありますか?」

と質問します。

その上で、「僕としては〇〇さんを採用の方向なのですが、〇〇さんの生活や人生に関わることですから、よくよくお考えくださいね。」と言って、次の連絡日時を伝えて締めくくります。

ガツガツいけないのは僕の性格です(´-`)



 よし! 続けて「第一印象ですでに採用したくない人」だ!

先に言っておくが、「第一印象で決めるのって酷なのでは?」とか言わないでほしい。

それは「採用される気あるのかな?」とか「社会常識、モラル的な問題」とか「異常なほど横柄な人」だとか、「面接ってあなたの人生を左右することだよね?」といったレベルの方々だ。

うん、これはまさに強者だ!


 こういう方に対し「面接とは」だとか「会社に勤めるとは」だとか、ひいては「人生とは」など語る面接官の方もいるかもしれない。

だが、僕はそういうのはただの自己満足に終わってしまうので、あるいは(応募者にとっても)時間の無駄になってしまうので、端的に会社の概要等を説明し(質問はしない)、応募者の質問を受け付けて「後日、書面で連絡します」と言って締めくくり、お帰りになられた後、速攻で事務員に履歴書に不採用通知を同封して送るようお願いして終わる。


 ざっくり言えば、会社が求める人材の最大のポイントは「やる気」があるかないかだ。それを感じさせない人がこれにあたる。(本当は「やる気」があるのに表現できない方! 何も心配することはない! 「やる気」は目に宿るし、それを感じ取れない面接官がいる会社などは入る必要はない!)



 よーし! ここからが最大の難所だ! 「微妙なライン」の方々の登場だ!

「微妙なライン」とは何も「合否の瀬戸際」という意味ではない。第一ラウンドで測り切れなかった、ってだけの話だ。


 まず会社の職種(営業品目)の概要、やってほしい業務内容などの説明を行う。経験者であっても誤解があっては困るので必ず行う。

その上で「ここまでの説明で何か質問はありますか?」と問う。

ここで「これまでの説明」から逸脱した(先走った)質問をする方がいた場合には、「後ほど説明します」といって次に進むが、これは応募者のマイナスになるので気を付けよう。


 続けて「面接官からの質問コーナー」に移るわけだが、僕はテンプレート的な質問はほとんどしない。だってテンプレート的な質問にはテンプレート的な回答がくるもんね!


例として挙げてみよう

「今回、弊社を応募した理由は何ですか?」

「弊社で今後、どのように活躍したい(貢献できる)とお考えですか?」

バイトの面接であれば

「どれぐらいの期間、働こうと思っていますか?」

などだろうか。


とはいえ中途採用の場合は、「今まで〇〇さんは××という職種でしたが、どうしてうちの職種に?」みたいな質問をするときはある。



 では、実際どういった質問をするのか!




 やべぇ!

サクッと終わらせるつもりが、僕の「お喋り」が災いして長過ぎるぅ!


 ものすっごい中途半端だが、ここで一旦切って、後編へと延長戦だ!

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