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面接(前編

 面接とは戦いだ! 1体1のガチンコ勝負だ!

1000人ぐらい採用したから、面接はその3倍ぐらいやった計算だ!


 あ! 集団面接とかあるじゃないですか。あれって怠慢ですよね?(つまりタイマンではない!)

あれってマニュアル通りの質問しかできませんので、応募者はマニュアル通りの準備でいいわけで、それで何がわかるというのだ! ムキー!


 あと、一人に対して複数の面接官ってやつ。あれは拷問です。

「交渉事は人数の多い方が有利」、つまり上に同じく本音など聞き出せるわけがありません。

んー、しいて言うなら度胸があるかわかるぐらいかな?



 そんなわけで気を取り直して、1対1の勝負といこうじゃないか!

そうだよ、今の人手不足の世の中にあっては、企業側も取捨されているのだ!

大事だから言い直すよ? 選んでいるのはこっちだけじゃない、相手も選んでいるということだ!

(だからといって応募者を騙すのはやめましょう。採用後に数日で辞められた方が損失は大きいので)



「お、そろそろ面接の時間だなぁ、どんな人が来るかなぁ、ドキドキ」


 僕は少し緊張します。だって面接官は会社の「顔」ですから! 第一印象は大事です。


 はい、ここで時間前(5分前ぐらい)に来るのは当たり前ですね。でも30分前とかはやりすぎです。

過去に1時間前に来た人がいましたが、まぁ面接はしましたけど、ちょっと迷惑です。

(万が一遅れる場合は電話しよう! 走りながら!

ハァハァ(*´Д`)  ←電話でハァハァ言ったら怖いわ!)


 ちなみに面接官が時間厳守するのは当たり前です。

応募者を待たせて忙しい振りとか何アピールだよ! って感じです。



「失礼します! 〇時から面接をお願いしていた××です。」


 うんうん、ここはマニュアル通りでOK


 だがしかし、僕は相手にしません。事務員に取り次がせます。

それが会社! そう、会社のシステムだ!


 その間に横目で佇まいをチェックだ! 脱いだ靴の並べ方とか見ちゃったりとかするぞ! 僕は!


 ところで、面接ってスーツが普通だけど、バイトとかだったら私服でもいい場合がありますね。

私服の場合は「好青年」な感じでいければいいと思いますので、身近な好青年を参考にしてください。

僕の好青年な印象は白いシャツです。「襟付き無地」は王道です。

女性の場合は質素にまとめた方が良いかもしれませんが、短いスカートに騙されて即採しやがったアホな上司がいましたので、自分の武器を有効に使うのは戦場では当たり前だと思います。



「面接を担当しますパイポイです。よろしくお願いします。」


 僕は必ず立ったまま折り目正しく一礼します。初対面で敬意を表すのは当たり前です。


「××です。よろしくお願いします!」


 そうすると応募者の緊張が上がりますので(上がらなかったらアホ認定します)、ここですかさず笑顔で「あ、どうぞどうぞお座りください。」と緊張をほぐします。なんだったら座る時にテーブルに足をぶつけて「イテッ」とか言っちゃったりします。(フッ、第一印象は掴んだな!)

ここで素敵な笑顔を返して来たら強者です!



「では、履歴書の方をよろしいですか?」(←うーん、今考えると変な日本語だ)


 ここで応募者の方は封筒のまま渡さないようにしたいものです。

あ、履歴書を裸で持ち歩かないようにね! せめてクリアファイルとかに入れて持ち歩きましょう。


 ざっと履歴書に目を通します。ある程度の人となりを履歴書の書き方とかからチェックしつつ(これは前回を参考にしてね)、話のネタを探します。

例を挙げてみましょう。


・変わった名前の企業がある

「この会社はなんの会社ですか?」

 知りたい情報は、どんな経験をしてきたかです。「飲食店の〇〇です。ホールの仕事をしてました。」等が模範解答ですね。


・資格に変わったものがある

「〇〇の資格をお持ちなんですね」

「この〇〇とはどんな資格ですか?」

 この辺りは僕の興味本位の質問です。

なので応募者は自己アピールをするチャンスだったりします。長話や自慢話にならないように気をつけて、ジャブを打っておきましょう。

趣味や特技も同様です(^ ^)ノ


 ここで「仕事を転々としている」「短期間で辞めている」「1年以上無職」なんてものを見つけたとしても、僕は質問しません。

質問したところで適当な回答しか得られないし、しどろもどろになったら困るし、本音を語られたら人生相談になってしまいます。


 同様に「前職はなぜ辞められたのですか?」なんてのも意味のない質問ですね。


 とはいえ応募者の方は事前対策が必要です。自分の職歴を見て上記のような質問がきた時のことを想定し、ダメージを最小限に抑えましょう。


 さて履歴書はこれくらいで切り上げます。自己PR欄はデザート感覚で後回しにします。むしろ応募者が目の前にいるのだから、新鮮なものを味わいます。



 思ったより長くなったな!

ちなみに面接は15〜20分ぐらいにおさめたいと思うぞ! 後編で巻き返しだ!

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― 新着の感想 ―
[良い点] >そうだよ、今の人手不足の世の中にあっては、企業側も取捨されているのだ! 大事だから言い直すよ? 選んでいるのはこっちだけじゃない、相手も選んでいるということだ! 超、分かります! …
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