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研修会その6

その方(仮にA氏としておこう)とはなかなか古い付き合いで、ちょくちょく酒を飲みかわす間柄だ

パイポイは喋りたがりの聞きたがりなので、今までも根掘り葉掘りと営業話を聞いていた

(゜∀゜)ネエネエ


A氏はとても人柄がよく、表情豊かで聞き上手

話がうまい方かと言うと、そこまで上手いと感じたことは無い

が、人を引き付ける「なにか」が強く、特にご年配の方からは人気があるらしい

ひょっとしたら、根っこにあるA氏の「優しさ」なのかもしれない

(*´-`)ウンウン


ちなみにA氏は、パイポイが聞いているだけで20社以上の職歴がある方だ

飽きっぽいのだろうか……

( ̄ー ̄ )




さて、本題に入ろう


A氏はご老人を無料で老人福祉施設(以下、施設としよう)へ紹介する職についている

イメージとしては不動産屋のそれに近いが、ご老人から料金を頂くのではなく、施設から紹介料を頂くシステムだ

うん、なかなかこの高齢化社会という時代にマッチしていて、非常に興味深い職種だ!

(*゜▽゜)ノ



ここでまず営業をかける相手が、登録(契約)してくれる施設となる

(ちなみに素人は無知だと思わせるぐらい、施設の種類、幅がとても多い!)


そんな斡旋業があるなんて施設側も知らない方が多いし、高い料金設定に最初は驚くという

ここでは理にかなった、いかにメリットがあるのか訴える営業トークが必要だそうだ

社員の多くは上司の助言にのっとり、バリエーションを増やすべく50件ぐらいの施設を押さえるそうだ


だがA氏の場合、まず施設の良さやセールスポイントを探し、その施設のファンになるという

なのでA氏が抱える施設は精々10件ぐらいだそうだ

Σ( ̄。 ̄ノ)ノ



次に老人の獲得にうつるわけだが、直接老人に訴えるのは難しいのが現状で

不動産屋のように店を構えて宣伝を打ってもなかなか来ない


なので病院に営業をかけるのだそうだ

病院にはもう退院できるのに行先(施設)が決まらないご老人が一定数存在し、ご家族も病院も嘆いているという

それもこれも施設の種類の多さ、探す手間、納得のいく安心感を得られないのが原因なのかもしれない

(。-∀-)ムムウ



ここで上司やコンサルは新人社員に「月に200件の病院に営業をかけろ」と指示を出す

典型的な「数打ちゃ当たる」理論だ


A氏は言う

「月に200件ということは、新規施設の獲得、紹介の成立だとか他の業務もあるのだから1日15件以上。名刺を置いて3分で終わりだよね。」


そんなA氏は、病院営業で長ければ1時間は滞在する

関係の無い自慢話や病院理念、愚痴や世間話に耳を傾ける


とにかくA氏の場合は、耳を傾ける時間を多くとっていると思う

病院のみならず施設、ご老人、そのご家族

民生委員だとか町内会長だとか、役所の担当窓口だとか関係者は多岐にわたるらしい


その結果、A氏は関係者から絶対的な信頼感を得ている

(時には理不尽な輩と喧嘩することもあるらしいですが( ゜д゜)



うん、なかなか濃厚な内容だ!

酒を飲まなきゃならんから、続きはまた今度

(^^)ノ

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