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正社員になったきっかけ

「俺は絵描き王になる!」


 と、息まき、一応は毎日絵の勉強…、していたはずが、徐々に怠惰な生活となり、コンテストなんて生涯で1~2本? ってな具合で、典型的な「夢を追いかける君」なバイト生活を送っていた日々。


学生だった同棲相手が無事に社会人となって、早や1年と数か月。


ちょっとぐらいは焦りを感じていいという所で、そういう現実から目を背けていたものの、「う~ん、俺は!」なんて根拠のない希望という名の自信。

そして繰り返す同じ毎日。


とはいえ「とりあえず、手に職つけっか」というところから、「ラーメン屋でバイトすっかな?」という安易な発想で…



 「しばらくは就活しよう」と、その時にやっていたバイトのシフトを無理やり「週に36時間勤務を×3回」、月換算で「450時間オーバー」の希望を申請し、シフト組みしている社員に「無理なら今日付けで辞めますから!」という脅し文句で敢行!

(ただし、労基上はまずいし真っ当に残業換算すると会社が損するので、そこはお互いに調整しました。

 お互いの歩み寄りで非合法が成立する! それがグレーな会社!)


2か月後に廃人になりかけながら無事にそれなりの給与をせしめて退職し、「自分探し」の旅に南の島(国内)へ旅立ちました。


一人で(/・ω・)/




 僕ねぇ、思うんですよ。

旅に出るなら、いやおうなしに「携帯電波が圏外」なところが最高じゃないかと。

はい、自分を取り巻く生活環境から完全隔離された5日間でした!

どうせ行くなら離島系がお勧めです。いやマジで!

(電波の届かない山奥でキャンプってのも可)


ちなみに元々は3泊4日のプランでしたが、台風の影響で初日は飛行機が飛ばなかったこともあり、最終日に「ちょっとうちの仕事を手伝わないか?」という誘い文句に「あ、是非!」と、暇なので即門即答で了承し、働いて無料で1日延泊しました!


別れ際には「うちで働かないか?」という温かい言葉に送られ、泣く泣く断ったあの日が懐かしい…。

今でも「あの時、その選択をしていたら人生がものすごく変わっていただろうな」と思います。

後悔しているわけではありませんが。


…。


でも実はシーズンオフ中の「一人旅の客」だったので、宿泊先のオーナーに自殺志願者と誤解されていたいう裏設定があります。

(;'∀')ノ


その後、3回目の訪問時に教えてもらいました(笑)



 そんなこんなで、帰ってきてみたら元上司からの着信履歴が!

恐る恐るリダイヤル。


「お疲れ様っす。」


「お! 電話繋がらなかったけど何してたの?」


「自分探しの旅に…」


「ようわからんな。

 んで、今どうしてんの? なんか仕事してんの?」


「いや、まだ無職ですけど…

 ラーメン屋にでもなろうかなと思ってます。」


「は? 何言ってんの? バカなの? ジョークなの?

 頭わいてんの?

 まぁいいや。次、決まってないならうちで働かんか? つか働け!」

(注:ちょっとばっかし誇張してます)


「いやいやいや! 戻らんすよ?」


「いや、新しい会社、立ち上げたんだよね。

 どお? 社員で。」


「えwwwwwww!」


「いや、まじに。」


「…、考えときます。」



 どうしてでしょうか? 同棲してた彼女が正社員になった、てのがあったからでしょうか?

「考えておきます」とは言ったものの、数日後には元上司に「いきます」と返答しちゃったんだよねぇ。


あの時は漠然と「正社員の仕事は経験したことないし、それもいっか。経験上。」なんて考えていたような気がします。

"(-""-)"




 ちなみに、その数か月後に同棲彼女から

「そろそろ私も結婚を考えなきゃいけない年だし…」

と、別れ話を切り出されました。


おう! それってどういう了見だよ!

( ゜д゜)

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