表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/43

前座

 人事採用、つまり面接官というものをたくさんやった。

前職をだけでなく前々職まで含めると、トータルで1000人ぐらいはやった気がする。


 なので面接や採用について書いてみよう。もちろん「採用する側」としての一個人の見解であることはお忘れなく。


 はっきり言って「採用」なんてものは博打と変わらない。「この馬ならいけるんじゃないかなー」といった競馬や、「この銘柄はいけるだろう」といったFXや株、先物買いと何にも変わらない。

だって、面接だけでどれぐらい相手のことがわかるというのだ。

もちろん、色々なファクターを通して相手を読み取り、未来性を考えはするけれど、勝率で言えば5分5分ならまだいい方で、「失敗したな」と思うことの方が記憶に残りやすいのもあるが、「こいつはやべぇ」なんてことはままある。まぁ端的に言えば「採用してみないとわからない」というのが本音だ。


 とはいえ僕の感覚的なもので言えば、面接官なれしていない、経営者タイプの方は100%ハズレを引く。

というのも、会社が求める人材とは「営利」をもたらす人材であり、けっして「自分にとって心地よい存在」ではないからだ(と、いうわけで、「心地よさ」を面接官に感じさせれば、希望の職種に着ける可能性は高くなるぞ!)。

だって会社って営利目的の団体だしね。


 ちなみに僕の最終的な採用基準の最低ラインは「うん、この人ならいけるかな」といった、働いているイメージを想像できるか否かだった。

この人手不足の世の中で、「採用」なんてものは最低基準さえクリアすればどうにでもなるのが現状だ。


 とまぁこう書くと「採用される側」にとって夢も希望の無いので、前座はこれぐらいにして次に行こう。



 これから面接を受けようとする方に言いたい。

まず電話応募の場合、電話の段階から戦いが始まっている。

特に年配の、熟練した、そこそこの地位にいた方がやってしまいがちだが、最初に電話に出るのは事務員が多いわけで、その際には言葉遣いに気を付けてもらいたい。

もちろん社会経験の薄い新卒の方などはそういうミスは無いにしろ、「元気に明るく」を心掛けてほしい。

(ちなみに電話上で根掘り葉掘り聞くタイプの方、「面接でお話しします」と言いたい。時間を無駄にしたくないのかもしれないが、電話の段階で萎えます。)


 サービス業であった場合、はっきり言って事務員に舐めた口を叩くタイプは、そのあと採用担当者に低姿勢な態度であったとしても、そういう方は後々言動でトラブルに発展する。それは対客であっても対同僚であっても。

なので採用された後は事務員にお世話になることも多いわけだし、第一印象は「最初の電話」と考えてほしい(だからといって建前だけで印象操作するなよ! 気を抜くなって話だ!)

ちなみに僕は、必ず電話を取り次いだ事務員に「第一印象を」聞く。


 あ、メール応募の場合ですが、僕は「こちらから電話するので、都合のいい時間を教えてください」と返信していたので、結局のところ「電話の出かた」が前述に当てはまります。



 お次は履歴書だ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 面接はまだ20名ぐらいしかしてないので、文章から学んでいきます! [一言] 採用は博打! まだ採用経験は少ないですが、これは本当にそう思います。 そもそも応募数もかなり少ない(当社の場合…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ