研修会その3
あなたが、とあるレストランの、とあるオーナーシェフだったとしよう。
なんだったらラーメン屋の親父さんでもいい。
心血注いで作り上げた料理、メニューがいくつかある。
おすすめメニュー
一番人気メニュー
玄人好みの裏メニュー
初めて来たお客さんにどれを勧めるか?
あるいはテレビ取材だとか雑誌で取り上げられるとしたら、どうするか?
(´ー`)?
本当なら全部食べてもらいたいことだろう。
だがいきなりサービスと称して全てのメニューを展開するだろうか?
しないはずだ。
お客さんに何を望むだろうか?
簡単だ。
「また来て下さいね! 色々と食べてみて下さいね!」だろう。
(@^^)/
これは新人研修も同じだと思う。
前回、
「やる気を引き出すのが目的」
「信頼関係を作るのが目標」
みたいなことを書いたけど、いざ実務的な話をしようとすると、目一杯詰め込みたくなってしまうことだろう。(僕もそうでした)
だがそれをしてしまうと、最終的に相手の中に残るのは「疲労感」だけ。それ以外は全てトイレに行ったときに流されていく…。
そして教える側は、自己満足な達成感で盲目になる。
(´-ω-`)ハハハハハ
んじゃ、何を教えればいいのだろうかねぇ?
違う!
まず「何を教えるか」から脱却した方が良いのだ!
人間は機械ではない! 教えるとはプログラミングするということだ!
(ここまでさんざん「教える」という言葉を使ってきたパイポイが通りまーす!)
「人は学ぶ生き物だ」という前提に立って話を進めるけれども、僕らがやるべきなのは「最終的な目標」と「今やるべき課題」を示すだけでいいはずだ。
長期、短期に関わらず目標の設定を示し、会社(組織)と従業員(構成)との意思を一致させることが大事。そもそもここがずれていると、どうにもならない。
( ;∀;)ノ (。-`ω-)サイナラ
ちなみにそう書くと
「会社の目標かぁ。あれだ、前年度同月売上の5%アップだな!」とかなってしまうが、それは彼らの目標ではない。
彼らの目標はなんだろうか。
偉くなりたい? いっぱい稼ぎたい? 自己顕示したい? とりあえず安定した生活?
彼女とうまくやっていきたい? 相手の親御さんに胸を張りたい? キャバクラでウハウハしたい??
まずそれを聞こう。聞いても本音を語らなそうだったら探ろう。
それと、こちら側の求める人材の一致を図るということだ。
そうすれば「んじゃ、そうなる(そうなってもらう)為に、今やるべき課題はなんだろう?」となる。
ここで初めて、そのために覚えてほしいこと(実務的なもの)を提示する。
あとは勝手に学んでくれる。つまり学ぶ(成長する)ための基礎、土台作りが新人研修なのだ!
(そしてOJTのウェートが高まる、っと!)
新人研修だけではなくその後にもつながるのだけれども、山本五十六さんの「やってみせ~」は、教える側の指針になる格言だ(泣)
もしあなたが「人材育成する人になりたい!」「部下指導したい!」と目標を立てるなら、今やるべき課題は山本五十六さんの格言を実行することだと思うんだよね!
(^^)ノ