募集詳細(後編
募集媒体の種類については前回大まかにお話ししましたので、ここでは「だいたいこんな感じ」といったところで、情報誌系を中心に見ていきましょう。
ときに「バイト情報誌」って、きっとみんな見たことあるよね?
あれを見ると1面全部を使った大きいサイズから、感情が全く伝わらないほどの「労働条件」のみ、みたいな小さなやつまでありますわな。
はい、あれは単純に金額の差です。
そしてWEB系ですが、情報誌と同様に情報の少ないのがあります。
して、上位に上がるものと、下位のものの差がありますが…
あれも金額の差です
( ̄∀ ̄)ノ
「金を掛ければすごいのか!」
うんうん、確かにそうです。
ただし「金をかける」=「儲かってる会社」=「稼げる」は早計でありつつ、「働きやすい会社」とはなりません。
ざっくり言えば、「お金をどこにかけるのか?」の違いとも言えます。
経営者が儲かる会社なのか、従業員に真っ当に還元しているのか、はたまたその中間と見せかけて募集にお金をかけているのか(つまり辞める人が多い)のか
その辺りを見極める手立てとしては、給与体系、待遇面などで大体わかります。
あ!
個人的に歩合が主体の会社は好きではありません。
華々しい割には個人の力量次第。人材育成からは程遠い存在ですので。
余談ですが情報誌の職種を見ると、どの業界が「人気がないから人手不足」で、どの業界が華やかなだけに「経営者的に儲かるから、大至急人手が欲しい」のか読み取れたりします。
「なんだよー、パイポイ。
客観視してるだけで、そんなの腹の足しにもならんわー!」
なんて言われそうですが、他業種も含めて「相場」は見る価値がありますので、バイト情報誌はパラ読みであってもした方がいいですよ?
その上で裏技的なことを一つ。
情報誌もWEBも、自社HPに誘導することが可能です。
ターゲットが年配者なら難しいのかもしれませんが、今時ネットやらん人はいないわけですから、これを利用しない手はありません。
なので詳しい情報やらアピールはHP上に作成して(従業員の生の声的なのもいいですよね)、情報誌はそこに誘導するために特化し、キャッチに力を入れることができます。
さらに最近は「バイト情報」なんかも、まとめサイト的になってきましたので(Google検索なんかでやると、必ず上位にきます)、ここまでくると「媒体の差ってなんなんだろう?」なんて考えてしまうほどです。
この辺りの傾向やらテクニックやらを自分一人じゃあみだせないので、情報誌の営業マンから根掘り葉掘り聞き出しつつ、原案みたいなのを作ってもらいつつ、上手い営業トークをスラリと躱して利用します!
こいつはもう、お互いに商売ですから熾烈な戦いになります。
と、書くと喧嘩みたいですが、それだけお互い真剣に話し合うと、いい「広告」が作れるし次のアイデアへ光明が差します。
あとはお金を出す経営者を納得させる(プレゼンする)という仕事だけですね。
うん、つまりこの戦いの最終ボスは上司だった…
上司だけに!
ここら辺で最後に注意を。
募集媒体の営業マンも、さっさと契約を取りたいので、作成をお任せにするとテンプレ的なもの(キャッチの薄いもの)になってしまいます。
せっかくお金をかけるのだから、妥協はしたくないところです。
また自分が主導で作ると「いい広告が出来た! これぞ最高傑作!」と自画自賛して有頂天になりがちです。
企業広告の側面もありますので、会社PRに終始してしまったり、キャッチを考え過ぎてギャグにしかならなかったりします。
そして営業マンは「あぁ! いいですね! 最高の出来ですね!」という反応しかしません。
さっさと契約に結びつけたいので。
なので上がった原稿は(校了したにしろ)友達だとか家族に「ぱっと見の印象」を聞いた方がいいですね。
え?
俺は孤高の人事担当だって?
そういう方は情報誌ではなく、一般の広告から研究するのも手ですよ
(^-^)ノ
雑誌、中吊り、ポスター
ネットを眺めても、歩いても広告であふれてますから、是非参考にしてみてください。
さて、次回は採用担当のまとめをして、一旦は締め括ろうと思います。
あ!
「畑」について書いてなかった
( ゜д゜)