1/43
はじめに(0
さて、これから色々と語ってみるに当たって、全体を通じた諸注意事項をはじめに書いておこうと思う。
まずもって僕がいたのは、たいした名もなき中小企業であり(業界内、とりわけ僕の住む地域では名は通るが…)、いわゆる「コンプライアンスは守っている風の、ぎりぎりの底辺企業」であったので、んま、「こういう会社もあるんだな」程度に、しかしながらこんな会社たくさんあって、残念ながらそういう会社達が日本を支えてる、てな具合に、心ゆくまで適当に読んでいただきたい。
職種を明らかにすると、どうもこれから語る趣旨に反するような気がするので、あえて書かないことをご了承いただきたい。ちなみに前職だけにとどまらず、今迄の職歴を少なからず反映されることと思うのでなおさらだ。
とはいえ参考までに、「従業員100名ぐらい、管理職5名ぐらい」の、マンパワーに頼り切ったサービス業であるとだけ伝えておこう。
そう、つまり「社長だけが儲かる個人会社」といった感じだろうか。
そういった会社で行う管理職の業務は、多岐にわたるのだ。