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しばらくぶりの古事記です!


先ず始めに以前にも話しましたが、おさらいしてみましょう。


先ず古事記は稗田阿礼(ひえだのあれ)太安万侶(おおのやすまろ)と言う日本を代表する天才二人が作成しました。


稗田阿礼は一度見聞きしたものは暗誦出来るほどの天才的な能力を持っていました。


太安万侶は文章能力に優れていました。


稗田阿礼が「帝紀(ていき)」や「旧辞(きゅうじ)」と言う古事記の元になったものを覚え、これを太安万侶が文章にするという作業をしました。


そもそも、この二人は官僚ではありましたが下級官僚で位は高くない。

しかし、能力を買われ天武天皇の命により古事記を編纂します。

大抜擢です。


古事記の読み方


古事記の読み方は、疑問も矛盾も全て古事記内で解決します。


日本書紀などを持ち込み解決すると、それはもう古事記ではありません。

日本書紀を以って解釈した古事記になります。


それは本来の意味の古事記ではなくなります。


古事記と日本書紀は全く違う趣旨の文書ですからお互いをお互いを用いて解釈してはいけません。


古事記は国内向け、日本書紀は海外向けに書かれた物です。

仮名遣も異なるのです。


国の歴史


古事記や日本書紀は日本最古の歴史書です。


しかし歴史書の冒頭は神話の世界です。

何故、歴史書に神話が登場するんでしょうか?


簡単な話しです。


アメリカの歴史書には神話などありません。

アメリカはつい最近、日本から見ればつい最近出来た国です。


独立戦争を経て日本なら江戸時代に出来た国です。

フランスもフランス革命後出来た国です。

どちらも建国の歴史に神話は登場しません。


支那の歴史書も遡るならば秦の始皇帝より前の更に前とかなると神話も出てきます。

しかし中華人民共和国は建国63年です。神話は登場しません。

中国4千年!とか3千年とか言いますが全くの嘘です。

中華人民共和国は第二次大戦後出来た国です。


以前は5千年とか吐かしてましたが、これは日本の皇紀に対抗したに過ぎません。

「日本の皇紀が2500年なら、此方は倍の5千年だ!」と根拠もなく吐かしただけ。


だいたいあの地域は支配者がコロコロ変わり、現在は漢族の中華人民共和国なだけ。モンゴルやウィグルや女真族(満州人)が支配してましたからね。


日本は今年皇紀2675年二千年以上です。

「神武天皇は存在しない」とか「天孫降臨は嘘だ」とか「神話はフィクションだ」とか当然出てきます。


しかし、どんなに短く見積もろうとも三世紀初頭に作られた前方後円墳は大和王権成立のサインです。疑いの余地はありません。

その前方後円墳を作った勢力が百数十年の間に日本列島全体を統治します。


五世紀になると、北は東北南部、南は九州南部まで前方後円墳がズラーッと並びます。

それにより地方の豪族が権威付けられて天皇の下に序列化された事がわかるんです。


その大和朝廷ですが、それ以降王朝交代は一度もありません、王朝とはつまり現在の皇室です。

日本の王朝は発掘の成果から見れば少なくとも三世紀初頭までは遡る事は確実です。


その三世紀初頭に90m級の古墳が5基も作られた、アジアでも最大規模です。

それが三世紀初頭に作られたのです。


支那の皇帝の墓で最大が80m。

つまりこの三世紀初頭に忽然と現れた巨大古墳は「村長」レベルでは無理ですよ!


近畿一帯を治めた王国があった、大王が存在した証拠です。


これは、勢力は小さかったかも解りませんが国家の歴史はもっと以前からあったはずですね?

その小さかった勢力がやがて近畿一帯を治め最大規模の古墳を作る。

それから百数十年の間に日本列島を治める。

最初は一地方政権であったはずのソレは何時からあったのか?と考えたら、三世紀初頭から更に数百年は遡ると考えられるのです。


三世紀初頭が今から1800年前、それプラス数百年。左翼のアホが言う神話を省き意地悪に見ても悠に二千年前となります。


考古学


日本には考古学者が沢山いますね。

しかし、皆さんご存知だと思いますが学者と言うのは左翼ばかりです。


ですから、考古学者も左翼だらけ。


この考古学者達は神話を否定したくて学者になった様な連中です。


だいたい海外の考古学者は愛国者ばかりです。

例えば、ペルーの考古学者。ペルーと言えば「インカ帝国」で有名です。

インカの神話の話しなど「これは嘘だ!」と散々言われます。だから「絶対に本当だ!」と掘り捲り掘り捲り「ほれ見ろ!本当じゃないか!」と言いたいのです。

ヨーロッパでも愛国者が考古学者になります。

国の根幹を考える学問ですから当然ですね。


「国を壊す」なんて言う奴が考古学、つまり国の成り立ちや根幹を考える学問をやるなんておかしな話しです。

そんなのは日本だけです。

左翼は日本の歴史や根幹を否定したくて仕方がありません。

だから古事記の世界、神話や民話を否定したいのです。

で、掘って掘って調べれば調べる程「本当」だったとわかり「ヤバイ…」とか思っているのです。


だいたい「発掘したら古事記のここが嘘でした」とか「日本書紀の嘘を発掘しました」とか言う話は聞いた事も見た事もありません。

そんな報道すらありません。


それでその左翼が必死になってやっているのが卑弥呼です。

支那の記述に出てきて、更にその属国であったかの様な記述があるからです。


だいたい卑弥呼なんてのは支那の記述の僅かな数行しか出て来ません。日本の文書には一切出て来ません。

卑弥呼の"卑"は卑しいて事です。如何にも支那人らしい名前の付け方で中華思想丸出しです。

左翼はこれが日本を支配していたと、そうしたいだけなのです。


だいたいですね、この左翼のアホ学者が稗田阿礼や太安万侶程の才能がありますか?


正史編纂


古事記から1300年、正史を編纂し続けている国は日本だけです。


支那にも正史はあります。どうやって作られるかと言うと、王朝が倒れた後に次の王朝が前の王朝の正史を作るのです。

つまり王朝交代の歴史です。


現王朝が前王朝の正史を作る。ですから支那の場合、最後の皇帝は「暴君」として書かれます。「暴君だから倒された!」と、そうしなければ現王朝の正当性が無くなるからです。


ところが日本は世界最古の王朝です。三世紀初頭には前方後円墳があったのですから。

もしかしたら本当に日本書紀の通り紀元前660年が紀元かもしれない。

「現王朝が潰れたら次の王朝が正史を編纂してくれるかな…」ぐらいに考えてたのかも知れません。

しかし全く潰れない。そうなると『そろそろ正史を作らないと昔の事が解らなくなるぞ』となります。


そしてずーっと正史を編纂しています。

一応編纂してない事になってますが「昭和天皇実録」が出来ましたね。


その前も「大正天皇実録」その前は「明治天皇紀」がありました。


神武天皇が橿原宮で御即位あそばした。

これが我が国日本の建国です。2675年前の2月11日です。

そして間も無く統一王権となり今に至る。

その建国の経緯が古事記や日本書紀です。


世界にそんな理念がまだ無い時代から日本には『国家』という概念や理念が存在したのです。

世界で唯一日本だけです!


天皇は天皇である


いきなりですが天皇が天皇である根拠を皆さんはご存知ですか?

憲法ですかね?違いますね?


憲法、現憲法も帝国憲法にも「誰が天皇か?」なんて記述はありません。


現憲法でも「天皇は日本の象徴であり…云々」とありますね?

いきなり"天皇"て当然の様に書いてありますよ!

帝国憲法でも「万世一系の天皇がこれを統治する」と書いてありますよ!


誰が天皇とか、どの系譜の人が天皇とか、更に天皇とは何か?なんて書いてません。


つまり天皇が先なんです。先に天皇が存在し、それを後で条文にして説明してるだけで、天皇の地位の根拠が書いてある訳ではありません。

この辺りがアホの左翼や皇室批判をする連中には理解出来ないのです。

「憲法1条ガー!」とか言う奴はその地位や根拠が憲法だと思い込んでいるのです。


今上陛下はどういう根拠で天皇になっていると思いますか?


今上陛下は昭和天皇の位を継いで天皇に御成になってるんです。

勿論、手続きや、いつ皇位が移るとか誰に移るとか、そんな手続きに関しては「皇室典範」とか憲法に定められてはいます。

この点に関しては憲法は手続きでしかありません。天皇に関しては世襲だとか、皇太子が先帝の崩御とともに即位することと書かれてます。


ですから天皇は憲法が作り出した地位ではないのです。元々地位はあるのです。

昭和天皇の地位を継いだのが今上陛下。


では昭和天皇は何の根拠で天皇に御成になったのでしょう?

それは大正天皇の地位を継いだからです。

では大正天皇には何の根拠が?

それは明治天皇の地位を継いだからです。

明治天皇は孝明天皇の地位を、孝明天皇は仁孝天皇の地位を継いだからです。

そうやってずーっと遡ると神武天皇にたどり着く。

神武天皇の地位がずーっと引き継がれて来たのであって天皇の地位は憲法が作った訳ではありません。


では神武天皇は?となった時には、古事記や日本書紀に詳しく書いてあり、遡れば大宇宙の意思とか神々の意思という事になります。


其れが『古事記』や『日本書紀』の結論なんです。

ですから天皇の根拠は古事記や日本書紀に書かれてあります。

正確に言えば正史である『日本書紀』に書かれてある。

つまり歴史の真実が天皇の地位なのです。


ですから、古事記は古事記、日本書紀は日本書紀の中で全ての疑問点や矛盾を解決しなければならないのです。

矛盾があるなら矛盾しない様にしながら読むのがこの正史の基本です。


アホの左翼学者の学説や違う歴史書などを持ち込み解釈してはその『真実』が歪められてしまい、この国の成り立ちや根幹を見失います。


次回へ続く…

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