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はてさて古事記でございます。


ちょっと久しぶりですね。


違うシリーズも構想中でごさいまして。

さらに、日々我が国に問題山積。


なかなか古事記アップに至らずの状況ですが、古事記は続けます。


毎度申してますが、古事記の物語にある真実を示して行こう!

などと、考えて書いてますので、とにかく長い!

長くなってしまって、たかが3巻の古事記を今だに天孫降臨までしかアップ出来ない状態ですが…


まぁとにかく前回、天孫降臨を果たしました。

おさらいはここでお願い致します。


なぜ天孫降臨は高千穂だったのか?



邇邇芸命(ににぎのみこと)の降臨、つまりは天照大御神の孫が降臨しました。


これが天孫降臨ですが、これによって日向三代(ひうがさんだい)が始まります。


日向三代始まります神の世から人の世へと移行する過渡期であったと考えられます。


天上界である高天原は、現実世界との重なりは不明です。


しかし葦原中国(あしはらのなかつくに)は地上であって、現実世界そのものです。


ですので、高千穂を始め『古事記』が記す地名や神社や遺跡の数々が今も残っています。


では何故に高千穂に降臨したのでしょうか?


出雲の国譲りの直後ですから、出雲に降臨しても良いはずです。


そして、クソの反日左翼学者が主張する様に、この古事記が朝廷の権威を高め、天皇崇拝を強制する為に嘘を書き並べたのならば、大和朝廷の本拠地である三輪山に降臨したと書くはずです。

そう書けば三輪山の地は神聖化されるでしょう。


しかし降りたのは南九州の高千穂です。


今でこそ、新幹線だ飛行機だと交通インフラが整備されて容易に行く事は出来るでしょうが、古事記編纂当時を考えても、それより古い時代を考えても高千穂なんて辺境の地ですよ。


いや、交通インフラだって最近の話しであって、古墳時代以前の話しですから、街道なんてなかったでしょう。


それが大和の地から辺境の地高千穂に天孫が降臨した!

なんて、話は実に不自然な話しです。


なんで、わざわざそんな話しを書いたのか?


そんな疑問が湧いてきますね!


これには様々な解釈が世にあります。

が、しかし終始一貫、申してます様に『古事記』を解釈するのに別の物を持ち込んではいけません。


古事記は古事記の中でのみ解釈せねばなりません。

古事記を解釈する為に、例えば日本書記なんか持ち込んだら、それは既に古事記ではなくなってしまいます。


ウルトラマンを理解するのに仮面ライダーの解釈を持ち込むのと同じです。


つまり世にある古事記の解釈がいかに間違いか!という事でもあるわけです。


そこでこの天孫降臨が何故、高千穂なのか?

これは勿論、古事記内で解釈します。


ひとつには天照大御神が生まれた場所であるということです。


伊邪那岐命が黄泉の国に伊邪那美命に会いにいきましたね。

しかし、ゾンビ化した伊邪那美命に殺されかけました。


そこで『私は見るも汚らわしいものを見てしまった…これは清らかにしなければ』

そう言って禊をしましたね。

心身ともに清らかになって、左目から天照大御神、右目から月読命、鼻から須佐之男命が生まれました。


その地は竺紫の日向(つくしのひむか)であったのです。


天照大御神の孫である邇邇芸命が降臨するには、どこが相応しいのか?

これはやはり、お祖母様のお生まれになった地がよかろう!

高天原の統治者である天照大御神がお生まれになった場所にまず降りてみよう!そこから全てが始まるのだ!と考えれは自然にすんなり腑に落ちるというもんです。


それに考古学的見地から見ても正しい。


本来の目的からすれば考古学的見地から見るのは間違いではありますが、学問的事実は事実ですから見てみましょう。


考古学的見地から見れば、文化は西から東へ移って行ったというのは間違いないようです。

これは考古学の出土結果からも明らかです。


鉄器は最初は九州北部から出て、徐々に東の方に行く


神武天皇の東征伝説にしても、わざわざ嘘を書き並べて九州から畿内に来た!とか書く必要がありませんね。

北から来たなら『北から…云々』と書けば良い。


元々土地の人なら、そう書けば良いわけです。


考古学の出土結果から見ても、やはり西から東へ王権の『兆し』が移動したのだなと、古事記の記述と一致するわけです。


これは出雲の国譲りでも述べたように、史実として何かあったのだと理解できます。

事実起こった出来事だから、書かざるを得ない!

そういうことなんじゃないかと思います。

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