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古事記です。


なかなか、話しが進まぬ古事記シリーズ!


ここへ来て、まだ天孫は降臨してません!


古事記や日本書紀を物語りだけ話すなら、とっくに終わってるはず。


しかし、古事記には物語りに隠された意味を考えねばならないのです。

だからこそ古事記を摘んで日本を知る!なんです。


日本を知る為に色々話しを詰め込んで…

話しが長くなっています。


新嘗祭ですよ!新嘗祭!


11月23日は祝日です。


『勤労感謝の日』とか言われてます。


アホですか?


何が勤労感謝の日やねん!


何に感謝するんですか?


「今日は勤労感謝の日ね!ハイ!お父さんお疲れ様…」とか言ってビールでも出すんですか?

バカですか?


新嘗祭ですよ!新嘗祭!


宮中祭祀ですよ!


だから国民の休みなんです!


これも敗戦後のGHQの占領政策により、祝日の意味を壊されているのです。


日本の祝日は古事記や日本書紀が由来するのですよ!


新嘗祭は、天皇陛下が天照大御神に五穀豊穣を感謝して、一年のご報告をする日なんです。


特に天皇陛下が即位された年は大嘗祭(だいじょうさい)と言って重要で御代代わりを報告もいたします。


この新嘗祭が済んで、初めて天皇陛下は新米を頂くのです。


我が国は農耕が切っても切れない重要な根っこです。


日本は皇室と農耕が、これまた切っても切れない根っこです。


だから天皇陛下は新嘗祭に神々に五穀豊穣を感謝して、日本の繁栄、民の安寧を祈るのです。


それが11月23日の意味です。


日本各地の神社では、だいたい朝10時ごろから新嘗祭をやってますから、是非行ってみて下さい。

そして、日本の根っこを考えてみませんか?


我が大阪にも神社はありましてですね。


これは有名な住吉大社です。


住吉大社とは住吉三神が祀られています。


住吉三神とは


底筒男命(そこつつおのみこと)

中筒男命(なかつつおのみこと)

表筒男命(うわつつおのみこと)


この三神です。


黄泉の国から帰った伊邪那岐命が穢れを祓う為に禊をしましたね。

その時、三貴子が生まれましたね。

天照大御神に須佐之男命に月読命の三神。

これは有名ですが、住吉三神も生まれたのです。


住吉(すみよし)は、元はすみのえと呼ばれていました。


『吉』は古来『え』と読みました。

その為に『住』と『吉』の間に助動詞の『ノ』が入りスミノエと読みました。

しかし平安時代頃から『スミヨシ』と読むようになったようです。


スミノエとは澄んだ入江という意味です。


ちなみに現在、大阪には『住之江』という地名があります。

これは大阪市内の区で住之江も住吉もお隣です。


以前は住吉大社は、住之江区だったのです。

現在は住吉区になります。




住吉三神は、瀬の深いところで底筒男命が生まれ、瀬の流れの中ほどで中筒男命が生まれ、瀬の表層で表筒男命が生まれました。




また、住吉三神と共に祀られているのが神功皇后です。


仲哀天皇亡き後を継ぎ、身重で三韓征伐を成した皇后陛下ですね。

自ら兵を率いて三韓征伐を成した。

その時、住吉三神が神功皇后を守り荒魂は突風となり、神功皇后の船団を後押しし、更に三韓を大いに苦しめた!とされています。


この住吉大社も新嘗祭をやります。


また、この住吉大社には「そこから拝礼すれば伊勢神宮に通ずる」場所があり、住吉大社と共に伊勢神宮に参拝することも出来るのです。


住吉三神は唯一姿を現わす神としても知られています。

また、一寸法師誕生にも住吉三神は貢献しています。

一寸法師の両親が住吉三神に参ったところ一寸法師が生まれたとされます。


古来盛んに貿易をしていたのが、この辺りの地域で、その為にこの地域の津守氏は大和朝廷に取り立てられています。

日本書紀では、朝鮮の百済・高句麗、唐などにも派遣されています。


住之江区のちょっと北側には『津守』という地名があります。


天岩戸で天宇受売命がお隠れになった天照大御神を誘い出す為に踊りを披露しましたね。


これは何を表すのかと考えれば祭祀を表すのだと思われます。

踊りを披露する前の準備として鏡や勾玉が飾られていました。

この道具を見れば祭祀的な意味合いだろうな、と考えられます。


この儀式が鎮魂祭や大嘗祭に繋がっていると考えられます。


この天宇受売命の儀式が神楽や祭祀を表すルーツだと考えられます。


つまり新嘗祭とは、そこまで遡り考えなければならない日本人の哲学なのです。


新嘗祭、住吉三神、神功皇后、天宇受売命そして岩戸のお隠れ。

全て日本人の哲学、根っこに繋がるのですよ!

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