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今回12回目となりました。


今回は自分自身が何故、古事記をやるのか?

更に何故、今古事記なのか?


それを話してみたいと思います。


古事記が必要


古事記シリーズを読んで我々の日本を感じて頂けていると勝手に思い込んでいますが、皆さんいかがでしょうか?


古事記、延いては神道とはこの国の哲学ではないかと考えてます。


古事記の上つ巻は神話です。


神話、民話はその民族の根幹を形成します。

それがない程に歴史が浅い国には神話などはありません。


日本は西暦より長い歴史を持つ国です。


つまり、有史前から存在する国です。

日本人の根幹が古事記には詰まっているのです。


有史前から存在する国の始まりは神話や民話となるのです。


ですから、有史後の国には神話はありません。


因みに常に支那の属国で過ごしてきた朝鮮半島にも神話民話がほぼありません。


それは属国であったために自分達の歴史が宗主国の歴史になってしまうからです。


また、長らく識字率が2%程度であり文字を使う人も限られて、しかも漢字を使っていた朝鮮半島ではいわゆる『文献』が事実上残せません。又、古い文献は当然ながら漢字になります。


1970年以降、漢字教育を辞めた韓国では漢字が読めず宗主国の文献も読めません。


その点、日本は古事記編纂時には中国式に加えオリジナルの万葉仮名使いまでありました。


だからこそ、古事記や日本書紀が編纂出来たのです。


その古事記が今この国に必要なんです。


本当の理念


さて、今般安保法制案について審議が国会で行われています。


憲法学者からは「違憲」だと言う発言が出ています。


違憲か合憲か?などと言う話しばかりで、自国の安全保障に付いての話しは見えて来ません。

憲法学者などは憲法については考えますが、安全保障については全く解っていません。

だから「憲法学者」なんです。


安全保障に付いて理解しているならばそれは「軍事外交の専門家」です。


むしろ軍事外交の専門家ならば、違憲などと言わず「必要な法制だ」と言う。


安全保障を考えるならば「ギリギリの解釈」によってでも国民の生命、財産、幸福を守る為に必要な最低限の法律です。


そのギリギリの解釈をせねばならない、それが現在の日本国憲法なのです。


これが「違憲」であるならば、そもそも憲法が間違っているのです。

憲法学者の中には「違憲」の理由をこのギリギリの解釈自体が間違いで間違いならば「改憲」しなければならないと主張する学者もいます。


だいたい憲法学者が半世紀以上も議論して結論に至らない憲法が間違っているのです。


安倍晋三の本来の目的は「改憲」です。

しかし、現段階で改憲をすぐできる訳ではありません。

現在から改憲迄の時間的空白こそがグレーゾーンなのです。このタイムラグこそが現行法の「切れ目」なのです。


何故切れ目があるのか?


簡単な話しです。

この「日本国憲法」が日本人自ら作ったものではなく占領軍が考え、英語での原文をどうにか日本語で解釈したものだからです。


日本人の根幹に根ざした理念がないからです。


憲法九条に於いては、あの日本共産党ですら噛みついた「どうやって国土、国民を守るんだ!」と最初に言ったのは共産党です。


1952年サンフランシスコ講和條約後、主権を回復したにも関わらず占領下に押し付けられた憲法を未だ使い続けています。


この日本国憲法は敗戦後、占領下に占領軍が作ったものです。

ですから、正確には占領日本国憲法です。


自主独立下で施行された憲法ではない。


戦後レジームからの脱却と言いながら占領日本国憲法を使っている。

此れでは全く『敗戦』から脱却できるはずがありません。



本来の教育


安保法制、憲法改正についても道は厳しい。

国を、国民を守る為に必要最低限の事すら進まない。


何故こうなるのか?


それはまともな考えで議論が出来ないからです。


そこで成すべきは「まともな考えで議論が出来る」人間、集団を国会に送ることです。


その為には『本当の保守政党』を作ることです。その為には教育が必要です。


敗戦後おかしな教育を受けていて、それで本来の根幹を理解することは不可能です。


そして本来の日本国、日本人としての哲学が古事記にはあります。


そして、ここにある神話こそが神道であり、この神道はいわゆる宗教ではなく日本人の自然哲学であるのです。


これを教育しなければ「日本人」としての理念がわからなくなります。


憲法は此処も


憲法改正と言うとすぐ思いつくのは、やはり9条ですね。確かに其れは喫緊の課題ではあります。しかし其れだけではありません。


政教分離の原則を示す憲法20条です。


そもそも何故政教分離であらねばならないんでしょう?


その理由を明快にこたえるならば、それは占領政策だからです。


戦後政策の一貫として『政教分離』となりました。その理由は、日本が軍国主義に走ったのは天皇を中心とした神道が原因だと占領軍が考えたからです。


一神教の国は神道や天皇陛下の存在の意味がわからないのです。

天皇陛下は確かに天照大御神の末裔ではあります。しかし「現人神」です。


現人神は神でありません。神の末裔で人間です。ですから唯一絶対の存在ではない。

神の末裔でこの国の統治者です。

全知全能の存在ではありません。


占領軍、つまりアメリカはこの2675年続く天皇陛下の御存在をイエスキリストと同じ全知全能絶対の存在で、その存在が故に国民は不毛の戦いへと向かったのだと考えたからです。


そして絶対に降参などせず命をかけ挑みかかる日本人に恐怖した。

その恐怖の原因が神道であり天皇陛下だと考えた。


だからこそ、政教分離という政策を押し付けたのです。


世界を見れば、寧ろ政教分離の方が少ない。

パッと思いつくのはフランスぐらいです。


アメリカでは大統領宣誓など聖書に手を置き行います。

アメリカ建国理念などは自由なキリスト教白人国家を作ることです。

ドイツでも政権与党にキリスト教何とか党などと言う政党が政治を行っています。


そして…


この国の政党に見事に生粋の保守政党はありません。


自民党などは、現在安倍晋三と言う首相が保守派であると言うだけで政党としては保守政党ではない。

既得権益と利権まみれの腐った組織です。


連立与党の公明党などは全くちがいます。


真っ赤かの共産党や社民党は言うに及ばず。


維新なども保守派とは言い難しです。


次世代はこの中では保守政党と呼べるでしょうが実際は寄せ集めです。


ココで政教分離を廃止し、神道を理念とする本物の保守政党を作ることが必要だと思います。


神道は古事記シリーズでも申している様に日本人の自然哲学であり日本人が日本人である根幹です。

これを理念とする事で右でも左でもない日本人の根幹に根ざした政党を作る。

その目的があり古事記が今必要だと考えています。


仏教界には支那朝鮮の手が深く入っているのは明らかです。しかし神道は今のところ違います。


そして古事記に触れることで日本人の成り立ちを知り、この国を真っ直ぐ考えることが出来ます。


例えば他に言うならば創価学会を支持母体とする公明党にも憲法改正の大義名分ができるのです。そうなれば憲法改正はより進めやすい。


これを話すと「新興宗教が政治を乗っ取る」と心配なさる方もいるでしょう。

しかし公明党が政権を取ることはほぼ不可能です。支持母体はたかが創価学会の人口程度です、その程度で政権を取れるならとっくに取れています。


公明党の目的は宗教法人法を守ることにあります。たいした理念などありません。

だから日和るのです。

そんな政党に連立以外で、単独で政権など取れません。


そして、本物の保守政党があれば数の為に理念が基本的に違う政党が連立を組む事はありません。例えば先の衆院選で次世代が躍進していたら果たして安倍晋三は公明党と連立を組んだでしょうか?

或いは、組んだとしても後々の法整備や改憲の為に次世代の党を取り込んだでしょう。


今後、ますます混沌とする世界情勢の中で国益を守り国の存立を考え、世界の秩序を保ちながら国際社会の一員としてどう生きるのか?


其れを真っ直ぐ考える本物の日本人を育てる。


その為には古事記が必要であり、今後の日本を考えるなら「今」知らねばならないのです。


次回へ続く…

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