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終焉の日々  作者: シンタ
1/1

プロローグ1

『やめてくれ!!』

顔を泣き崩し少年が漆黒のフルプレートに身をつつんだ男にすがっている。だが漆黒のフルプレートをつけた男は嘲笑いながら言う。

『お前たちなど家畜以下の下等生物ではないか』

人間は我々魔族以下で何も出来ないではないかと、貴様ら人間にはいきる価値など家畜以下だと男はさも当然のように語った。

『頼む妹だけは殺さないでくれ!』

少年は胸が張り裂けそうな思いで男にすがった。ただ妹を助けてくれるように…

だが、少年の思いを知ってか知らずか男は楽しそうに笑った。

『なぜ我が貴様のような下等生物の願いなど聞かねばならんのだ?』

『エッ?』

なぜ?少年は男の言っている言葉が理解できなかった。

『10秒の猶予をやろう。我が納得し得る応えを貴様が言うことが出来たのならその願いを聞かなくもないぞ』

『待ってくれ!』

『待たぬわ!!さぁ考え応えよ下等生物よ!』

少年は必死に考えた。頭が割れそうな痛みが走ろうとも考え続けた。

『9…8、7』

だが、男のカウントダウンが少年の思考を遮る。だが少年は思考がまとまらずとも考え続けるしかないのだ。たった一人の妹を助けるために

『…6、5、4 3』

刻一刻と死のカウントダウンが進み男が不適に笑い、少年の顔が蒼白に染まっていく

『…2 1、0』

『…』

少年は応えることができなかった。大事だとか家族だからとかそんなことではあの男は納得しないと自問自答を繰り返した答えが無言だった。

『無駄な時間を使わせおって』

その瞬間、月に照らし出された燃える村に鮮血が飛び散った。

少年に決して逃れるのことの出来ない悲しみと絶望が少年の心を支配し少年は糸の切れた人形のようにその場に崩れ落ち瞳からは光が消え失せた。

『…』

『さて次は貴様の番だな』

不適に笑う男に少年は何も返すことは出来なかった。男は太剣を振りかざし少年に切りかかった。

刹那。

男を白雷の龍が襲った!

『ぐあぁぁぁ!』

男は全身に走る激痛に耐えながら目の前を見ると目の前のモノに驚愕した。

『天を駆ける雷鳴、混沌の海に沈む聖獣、我の意志に基づき敵を討て…』

多重展開される魔法陣の中心に立つ少年は先程とは明らかに違う容姿と絶大な魔力を有する化け物と化していた。

『馬鹿な!これはあのお方の!!』

男の驚愕した声など聞こえていないかのように少年は告げる。

破滅魔法ブレイクマジックサダルドラム』

多重展開された魔法陣から2kmはあろう白雷の巨龍が現れ男に光速で突撃する。

魔法を避ける間もなく直撃を受けた男は消えかける意識の中つぶやいた…

『神の移しゴッズブレイン


          ━END━

最後までありがとうございました。

今回が、『小説家になろう』での処女作です。

連載小説として、これから文字数を増やしつつ内容もより良いものにしていきたいと思います。それでは次回でまたお会いしましょう。

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