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2章

どもども最近、迷ってきている与一です。

最近、残業が多くて参っています・・・。

小説もかきたいけど睡眠時間を削らなければならない。

いったいどうすればいいんだぁ!

「こっから二回戦の始まりだ!」


早瀬は姿勢を低くして、リリアナに向かって走りこみ下から上へ刀を振った。


「はぁ!」


リリアナはぎりぎり早瀬の攻撃を避けたが、


「遅い!」


早瀬はリリアナが避けた先に蹴りを放った。


「くっ・・・。やりますわね。先ほどの動きとはぜんぜん違いますわ・・・。」


リリアナは全身に雷を纏った。


「でしたら、これならどうですの?」


流石に雷を纏っているリリアナは速い。

だが・・・


(動きが見える?さっきまで防ぐのも精一杯だったのに・・・。)

(それはね、雷切の力でもあるんだよ。)


ツルギが早瀬の思考を読み取り答えてくれた。


(雷切の力だと?刀にそんな力が宿るなんて聞いたことないぞ。)


早瀬は剣術を習ってるので真剣の刀はもちろん持ったことはある。

だから刀にそんな力が宿るのはおかしいのだ。

もし、そんな力があるとするならば何かに憑かれているぐらいしかないのだ。

ツルギが心底おかしそうに笑っていた。


(ははは。確かに普通の刀なら力は宿らないね。でも、その刀を作ったのは誰だい?)

(あっ。そうだったな・・・。お前は・・・。)

(そのとおり!ぼくは付喪神だよ。)


早瀬はモノクルの危険視でどこに攻撃が来るのか視ていた。


「力を貸してくれ。雷切。」


(背後ががら空きですわ!)


リリアナは早瀬の背後に回り込みランスにも雷を纏わせ、


(わたくしの最速の攻撃受けなさい!)


音速に近い速さで早瀬に向かって突進した。


(これで私の勝ちですわ!)


もう、攻撃が当たると確信していたリリアナは信じれないものを見ていた。


「な・・・!」


それは、すでに振り向いていて居合いの構えになっていたからである。


(い、いつの間に・・・!でも、この速さでは!)


雷のような速さで突進をしているリリアナ。

だが、早瀬は目を閉じ、居合いの構えのまま動かない。


「雷切、抜刀!」


早瀬はリリアナの攻撃箇所を危険視し、その動きに合わせてリリアナに纏っていた雷を断ち切った。

その名のとおり雷を切った。


「な、何をしたんですの・・・?」


リリアナはわけのわからないことをした早瀬を見ていた。


「俺はお前の雷を切っただけだ。少しの間だけだが使えないはずだぜ?」

「そんなはずは・・・。・・・!?」

「だろ?さて、ここからは実力勝負といこうぜ。」


リリアナは目の前にいる男を最大のライバルと認めた。


「いいですわ。これで最後です!」


リリアナはランスを構え、早瀬は刀を構えて、お互い武器をぶつけ合い。

そして・・・。

キーンという甲高い音が鳴り、ランスが遠くの地面に突き刺さっていた。


「わたくしの負け・・・ですわね。」


リリアナは潔く負けを認めた。


「そこまで!この決闘の勝者は・・・。」


会長が勝利宣言を早瀬は止めた。


「待ってください。この勝負は僕の負けです。」

「何でじゃ?おぬしは勝ったではないか。」


会長はわけがわからないという風に首をかしげた。


「実はこの刀もう使えないんですよ・・・。」


そういうと早瀬の手にある刀がピキピキと音を立てて、

パキーンと刀が粉々になってしまった。


「ははぁ、なるほど・・・。」

「だからこの勝負はリリアナさんの勝ちではないかと。まだ戦えるようですし。」

「ふむ、そういうなら。」


会長は静かに目を閉じ、


「この勝負、引き分けとする!よって二人には生徒会役員になってもらうことにする。」


とんでもないことを言っていた。

観客にいる生徒たちは興奮気味に大歓声を送っていた。


「これにて決闘は終了じゃ。皆の者帰ってもよいぞ。」


会長その帰し方は雑すぎます・・・。


「二人にはあとで生徒会室に来るように。そのときに聞きたいことでも聞いてもよいぞ?ではな。」


そういって会長は体育館から出て行った。


ほかの生徒たちもすでに帰っているようで、体育館にはリリアナと早瀬しかいなかった。


「なんじゃそれはーーーーー!!」

「なんですのそれはーーーー!!」


二人しかいない体育館で同じような言葉で叫んでいた。


「「ぷ、あははははは!」」


二人して笑いあった。


「はは。これからよろしくなリリアナさん。」

「ふふ、こちらこそですわ。真司さん。」

「さん付けはしなくていいぞ?」

「ならわたくしもつけなくていいですわ。」

「わかった。よろしくなリリアナ。」

「えぇ、こちらこそ真司。」


二人で握手しあった。

これから生徒会室に行かなければならないのだが・・・。

まったく、まだこれが入学式の日なんて濃い一日だよな。


「さて、生徒会室に向かうとするか。」

「そうですわね。エスコートお願いしますわね。」

「あぁ、まかせろって。え?」


あれ?こんなに親しくしてたっけ?まぁいいか。


「それじゃ行くか。」

(ぼくも付いていってもいい?)

「うぉ!」

「ん?なんですの?」

「い、いや、なんでもないぞ。ははは・・・。」


早瀬はツルギを引っ張り出し、


(モノクル消したはずだぞ!?なんで見えるんだよ!)

(言ったじゃない、ともに戦うって。)

(言ったけど、そんなので?)

(そんなのってひどいなぁ・・・。って言っても視えているのは僕だけだよ?)

(あ、ほんとだ・・・。)


もう、お前たちの存在が謎過ぎてどうすればいいのかわからねぇよ・・・。

ずっとこんな風に続くのかと思うと疲れるんだがな。


(だから、憑いて行くよ?)

(もう・・・、好きにしてください・・・)


早瀬はいくら言っても聞かないであろう精霊ツルギに対してはあきらめることにしたのだった。


「それじゃ、生徒会室に行くか・・・。」

(おー!)

「先ほどよりなんか疲れているように見えますが?」

「気のせいです・・・。」


これから先、早瀬はこの学校を乗り切ることが出来るのだろうか・・・。



2章  これからって言うのに

どうでしょうか!

今回で2章は終わりです。

これから3章突入ですよ!

まだまだネタは考えてますが読んでいる人が楽しめる作品にしたいですね。


というわけで、この作品に対する感想や意見、評価などしていただければ幸いです。最近読者が増えてきているのを見るともっと書きたくなりますね。

がんばります!

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