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2章

どもども本気でライトノベル作家になりたいと思っている与一です。

初めて戦闘シーンを書きました。

まだまだ未熟なのだと痛感しました。

ぜひたのしんでください。

早瀬は気合を入れて体育館に向かった。


体育館に入ると、


「おぉ・・・これはすごいな・・・。」


そこには、先ほど学年集会にいたであろう一年生たちが歓声を上げながら、二人の登場を待ちかねていた。


「両選手とも中央に来てください。」


アナウンスで呼ばれ早瀬とリリアナは体育館の中央で向かい合った。


「よく逃げずにちゃんと来ましたわね。」

「当たり前だ、あれだけ言われたんだ。戦うさ。」


リリアナは早瀬の木刀を見て鼻で笑った。


「ふん、木刀なんてまるでチンピラですわね。」

「ちげぇよ。眼鏡のほうだよ。」


リリアナは早瀬の顔を見てまるで勝ったというような顔をしていた。


「それが、あなたの能力ですの?ふふふ、余裕ですわね。」

「そういうお前はなんだよ・・・。」

「わたくしはこれですわ。来なさい!」


リリアナの腕輪がひかり、形になっていく。


「これがわたくしの武器ですわ。」


それはまさしくランスであった。

リリシアの身長ぐらいの長さだ。


「さてと、両選手とも準備はできたかのう?」


どうやら会長が審判をやってくれるみたいだ。


「決闘についてのルールじゃが、相手が気絶もしくは降参といえば終了じゃ。」


まぁ、よくある試合のルールだな、わかりやすくて助かる。


「この学校には結界が張っておるので怪我はすることがないが精神ダメージを受ける。なので存分に戦うがよいぞ。」


精神にダメージか・・・。つまり攻撃を受けすぎると気絶になるってことか。


「さて・・・。二人とも準備はよいか?」

「ちょっと、待ってくれ。少しだけ集中させてくれ。」

「わかった。早くするんじゃぞ。」


早瀬はそういって周りに聞こえないようツルギを呼び出した。


「おい、ツルギ気になることがあるんだが。」

「ん~?」

「実は、なんか知らないけどモノクルのほうに赤い線が見えるんだが何だこれ。」

「あ~それはね。赤い線は攻撃がとんでくる箇所なんだよ。」

「それじゃ、これがおまえが言っていた?」


ツルギは自慢するように胸を張った。


「そう!それが危険視だよ。」


ツルギは細かく説明してくれた。

つまり、このモノクルには相手が攻撃してくる箇所がわかるというものらしい。


「なるほど。わかったよ。」

「真司。君は僕の主だ、だから負けは許さないよ。」


ツルギが真剣な顔になっていた。


「おう!」


早瀬とツルギはうなずきあい、リリアナと向き合った。


「もう大丈夫です。待たせました。」

「うむ、ではこれより早瀬真司とリリアナ・シャルロットによる決闘を始める。」


周りの歓声がなくなり体育館が静かになった。


「両者構えて。」


二人ともにらみ合った。


「始め!」


すると、開始直後にリリシアは雷を早瀬に向かって放った。


「はぁ!」


早瀬は少し足を一歩下げてこれを避けた。


「っと。」


(赤い線はこれのことだったのか・・・。次は右から来る!)


「やりますわね。一発で沈めてあげようと思ったのですが・・・!これならどうですか!」


リリシアはランスに雷を纏わせ突っ込んできた。

早瀬はリリシアの突進の動きに合わせて背後をとり首筋に木刀を叩き込もうとした。

だが、


「甘いですわ!」


リリシアはランスを地面に刺して半径3メートルほどの雷場を作った。

それをすでに視ていた早瀬はバックステップで後ろに下がり、


「お見通しですわよ!」


早瀬の頭上から雷を落とした。

早瀬は転がって避けた。


「何ですって・・・。」

「ふぅ、流石にきついな・・・。」


リリシアは驚いていたが、早瀬は避けるので精一杯だった。


「あなた・・・一体能力はなんだというの・・・」

「それは教えられないな。」


早瀬は余裕そうに笑みを浮かべて言った。


「でしたら、本気でいきますわ!」


リリシアの体に電気が纏わせていた。


「これは避けれるかしら・・・!」


モノクルには赤い線で攻撃箇所がわかるが・・・、


(は、速い!俺の反応速度が追いつかねぇ・・・!)


リリシアは自分に電気を纏わせ移動が速くなっていたのである。


「くっ・・・!」


早瀬は攻撃箇所に合わせて木刀で防ぐのが精一杯であった。

だが、それも長くは続かない。


「な!しまっ・・・!ぐはぁ!」


早瀬はリリアナの攻撃に耐え切れなくなり木刀をはじかれ、雷の直撃を受けてしまっていた。


「く・・・そ・・・。」


早瀬は雷を受けたせいで体を動かすことが出来なかった。


「これで終わりですわね。」


リリアナは早瀬に向けてランスを構えた。


(これで終わってしまうのか・・・。やはり俺には無理だったのか。こんなのじゃ約束やぶってしまうな・・・。)


「終わりですわ!」


リリシアはランスを振りかぶった。だが・・・


「きゃっ!」


急にリリシアは何ものかに吹き飛ばされていた。


「君はそこであきらめるのかい?」


そこにいたのは、小さな少年だった。

どうやら、観客や会長はこの少年のことは見えていないようだ。

なぜリリシアが吹き飛んだのかわかっていないみたいだ。

だが、早瀬だけは見えている。


「お、お前は何者だ・・・。」


少年は笑みを浮かべて口を開いた。


「おやぁ?もう忘れてしまったのかい?モノクルに憑いていた、ツルギだよ。」

「な、なんだと?」


早瀬は急に現れた少年、ツルギに驚きを隠せないでいた。


「僕は君に言ったよね。負けは許さないと。」

「だが、俺の力じゃ勝てない・・・。攻撃が視えていても体が追いつかねぇ。」


聞いていたツルギはため息をついた。


「はぁ・・・。やれやれ、だったら僕が力を貸して上げよう。」

「なに?」


試合中なのに対戦相手のことは無視をしてツルギの話に集中していた。


「僕たち精霊はただ武器に憑いているわけじゃない。彼女の精霊が雷を使えるから雷系統の技が使える。」

「つまり、お前たち精霊はそれぞれの能力があるわけだな・・・。」


ツルギは満足そうにしていた。


「そのとおり。そして腕輪は僕たちの能力を制限している腕輪なんだ。」

「なら、武器が出てきたりしたのは・・・?」

「それは、君たちの能力を活かせるように僕たちが選んだのさ。」


早瀬は自分が出した能力がモノクルだったのは、目の前にいるツルギのせいだと思うと無性に腹が立っていた。


(こ、こいつのせいかよ~!)


「そういうわけでそろそろ対戦相手が起き上がるから本題に入ろう。」


ツルギはこちらに振り向き真剣な表情になっていた。


「今から君の腕輪の制限を解除する。解除すれば僕は能力が使える。だけど、僕の能力はいろんな制限がある。それでもいいのかい?」

「あぁ、約束したからな。」

「わかった。それじゃ今から僕は君とともに戦おう。」


すると早瀬の体がすこし光っていた。


「こ、これは・・・」


吹き飛ばされていたリリアナが戻ってきた。


「何をしたのかわかりませんが、無駄なあがきですわ。これで終わりです!」


リリアナはランスを構えなおし雷を纏わせ突進した。

だが・・・、

キーンという音とともに早瀬はランスの突きをはじいた。


「な、なんですって・・・。」


早瀬はいつの間にか手に刀を握っていた。


「何ですの・・・それがあなたの能力ですか?」


早瀬は不敵に笑って答えた。


「いや、半分正解で半分はずれだな。まぁ俺にもわかってないが。」


(やぁ、どうだい?ぼくが作った刀は?)


早瀬が持っていたのはツルギが作った刀であった。


(その刀の銘は雷切。その名のとおり雷を切る刀だよ。)


「これが雷切か・・・。本物は初めてだな。」


(だけどそれには制限があるよ。ぼくは確かに刀を作れる。けど、本物は本物だけど数回切っただけで壊れてしまう偽物でもあるんだ。)


もう、一回切ってしまった早瀬は慎重に戦わなければならなかった。


「なに、こんな刀が触れるなんて剣士としてはうれしい限りだよ。」


早瀬は楽しそうに笑っていた。


「なにを一人で話しているんですの?まだ戦いの最中ですわよ。」

「あぁ、そうだったな。今から俺も本気をだしてお前と戦うぜ。」

「当たり前ですわ。わたくし相手に手加減で勝てると思わないことですわ。」


二人とも楽しそうにしていた。


「こっから二回戦の始まりだ!」


そういって早瀬はリリアナに向かって飛び込んだ。










どうでしたか?

戦闘シーンのところはかなり悩みました。

いい言葉が浮かばない、文字での戦闘はほんとにむずかしい。

そう思うとプロってすごいですよね。


というわけでこの内容の戦闘シーンの感想などいただけたらうれしいです。

もっと出来るように勉強勉強。


あ、そうそう。

実はこの作品が小説として一巻分できたら短編としてまとめてみようとおもいます。いつ出来るかわかりませんが楽しみにしてください。

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