4章
どもども与一です。
もう少しでお盆休みがんばっていきますよ!
かつ、かつ、かつっと革靴で歩いている音が奥のほうから聞こえてきた。
「ひゃぅ・・・。また誰かいるの?真司、どうにかしてよ。」
「無茶言うな。俺はゴリラを背負っているんだから無理に決まっているだろ。」
それにしてもこの時間に誰がいるって言うんだよ。
先生がいるわけでも、警備員がいるわけでもないこの時間帯だぞ・・・。
(真司、これはもしかするとだよ。精霊の仕業かもしれないよ。)
(またかよ・・・。すぐ厄介ごと持ってきてしまうな・・・。とりあえずこの二人には出てもらうとするか。)
早瀬は二人のほうに向き直り、麻奈に出て行ってもらうように説得していた。
「真司はどうするのよ、なにか変な音が聞こえるからすぐにでも出て行ったほうが・・・。それに、このゴリラ重くて持てないけど・・・。」
「う、ぅぅん。」
そんなことを言ってたら、一義が気絶から起きた。
「何か、ものすごく殴られたような気が・・・ってお前ら何してんだ?」
能天気に一義が聞いてきた。
「それは俺も聞きたいところだが、一旦学校を出るぞ。何かおかしい。」
早瀬は妙な感じがしていたので二人を帰らせるようにした。
「お前はどうするんだ?」
「俺は生徒会の用事だよ、どこかに会長がいるみたいなんだが・・・。」
早瀬はとっさに嘘をつき、学校に残ることにした
「やっべぇ、会長がいたのかよ。ばれなくてよかった。それじゃ、戻るとするか。先に寝ているぞ。」
「おう、わかった。」
「真司、あまり無理をしないでね。あと、明日のこと忘れないでよ。」
「わかってるって、ちゃんと行くさ。」
二人とも学校に向かって歩いていった。
「さてと、ここからが本番だな。・・・来い。」
腕輪が光、早瀬の顔にモノクルが出てきた。
「・・・これは。多いな・・・。」
早瀬が見ていた景色は、精霊たちが慌てふためき、先ほどの人を追い出そうとしていた形跡などがあったからだ。
まだ、あちこちに精霊がいて、様子を見ていた。
先ほどの革靴の音は、怖がらせようとしていたものらしい。
「精霊たち~、今日は邪魔をして申し訳ない!代表として謝らせて欲しい。」
早瀬が自分たちに向けられた言葉だと知り、皆、息を呑んでいた。
(真司、精霊たちが驚いているよ~。まぁ、急にそんなこと言われたら僕もびっくりするけどね。)
ツルギが横からなにか言ってきたけど、無視をした。
「それじゃ、俺は帰るとするか・・・。」
早瀬が帰ろうとしたときに後ろから声をかけられた。
(お待ちくだされ。)
なんと、声をかけた精霊は・・・。
どうでしたか?
今回も微妙な終わらせ方にしちゃいました。
また、視ていただければありがたいです。
というわけで、
感想、評価、意見などございましたらおねがいします。