4章
どもども与一です
休日まで働かせるとかとんだところだよって文句が言いたいです。
時間を遡ること数分、阿部一義は夜の学校の前に立っていた。
「ほぅ、如何にもって感じだな。この学校には秘密がありふれてそうだぜ。」
一義はわくわくしながらカメラで夜の学校を撮影していく。
すると、一義のポケットからブーブーと音が鳴っていた。
「おっと、スマホの電源をオフにするのを忘れていた。・・・ん?」
スマホを取り出し、先ほどの連絡を見ていたら、面白いことが書いてあった。
それはこの学校の情報サイトからの連絡で、どうやら会長と誰かが戦っていたらしいのだ。
「あぁ、もったいない事をしたな。見に行きたかったぜ。」
一義は悔しそうにしながら、スマホの電源を落とした。
「まぁ、こっちはこっちで楽しそうだし行くか。」
そういって、一義は学校の中に入っていく。
学校の七不思議といえば知ってのようにトイレの花子さんとかそんな感じだが、
俺はそんな感じだとは思ってなかった。
この学校には異能なんてものが使えることから何かあるんじゃないかと感じている。
でもまぁ、定番からありえないところまで探っていくからどうでもいいのだが・・・。
「まったく、なんにもねぇな。予想が外れたのか・・・?」
なんにもないのはおかしいな・・・、中学の時は何かしらあったのだが、こうも何もないと逆に何かありそうだな・・・。
そんなことを一義が思っていると、ふいにブー、ブーとアラームが鳴った。
(まじかよ・・・。電源は落としたはずだぞ・・・。やっときたってことか・・・。)
一義はおそるおそるスマホを取り出し、メールを見た。
「おぉぅ・・・。マジかよ・・・。」
そこに書いてあったのは、
今すぐ、そこから立ち去れ!さもなければお主に災いが起こるであろう・・・。
いや・・・、今から襲いに行く、そこで待っておれ・・・、ウヒャヒャ・・・。
「怖い!なんだこれ!ないかあったよ。望んでいない感じに!」
一義がそんなことを言うと、ドドドドド!っと何かが走ってくるような音が聞こえた。
一義は目を凝らしながら遠くのほうを見てみると、人体模型と骸骨、二宮金次郎像が走ってきた。
「くそやろう!定番じゃねぇか~!」
一義は全力で逃げた、だがぜんぜん振り切れる気配がしなかった。
「なんだよ、こいつらは!ぜんぜん振り切れねぇ!まったく情報より命だぜ!」
そういうと、一義は立ち止まり、
「備品かどうかしらねぇが、押し通る!・・・来やがれ!」
腕輪が光ると、一義の腕にガントレットが装着されていた。
「穿て!」
一義は地面に拳を打ち付けると3体の追跡者(?)の足元の地面が陥没し、その穴を塞ぐように地面が元に戻った。
「ったく、校則違反になっちまったじゃねぇか・・。
あ!カメラで撮るの忘れていたぜ・・・。」
また、振り出しに戻り、下駄箱のところまで戻っていった。
「はぁ、やり直しじゃねぇか・・・。・・・ん?」
一義がため息をつきながら最初の位置に戻ると後ろから騒ぎ声が聞こえてきた。
「まずいな・・・。隠れるとするか。」
そういって近くのロッカーの中に隠れて待っていると、
やってきた連中はなんと、一義の知っている人だった。
どうでしたか?
今回は早めに投稿ができてよかったと思っています
というわけで
感想、評価、意見などございましたらよろしくお願いします。




