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エッセイ・詩・告知などのシリーズ

真夜中のカケラ集め

作者: ウナム立早


ナトリウムランプに照らされた真夜中の道を駆ける


魂がそれを求めていた


進もう


とことんまで


魂を連れて行くのは何か


車か自転車かそれとも足か


魂の目的地はどこか


安息か非日常かそれとも夢か


どれだっていい


どこだっていい




だいだい色が染みこんだ不完全な闇を払う


脳髄が袖を掴んでいた


帰ろう


もう十分だ


脳髄がささやくのはなぜだ


距離か時間かそれとも疲れか


魂がそばだつのはなぜだ


恐怖か不安かそれとも良心か


どうでもいい


どっちでもいい




魂は叫ぶ


もう少し進みたい


もしかしたら本物の暗闇が見えるかもしれない


もしかしたら異形の明光に会えるかもしれない


見えたらどうする


会えたらどうする


覗いてみたい


話してみたい


この世界には何が残っているのか


その世界では何が起こっているのか




白い暁が遥か彼方をおかし始めている


遅れてきた微睡まどろみに肩を叩かれ


魂と脳髄がひとつになる


もう朝か


戻ろう


今回も手ぶらだ


それでも気分は悪くない


魂が焦がれた闇と光のカケラは


いつの間にか頭の中を飛び回っている




踵を返して家路につくと


色づき始めている世界が見えた


瞼を閉じて欠伸あくびをすると


カケラたちがなぞる世界が映った


こんな感じで小説のネタが浮かんでくるといいなぁ……。

真夜中の道路をドライブしていた時ふと感じました。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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