ルシファーとマルコシアスの再会
その頃アッシリア村から撤退したアイメル達は帝都クラレンスに帰還していた
アイメル;ルシファーが帝都クラレンスの土を踏むのも久しぶりね
ルシファー:そ、そうね………
アイメル:どうかしたルシファー?
ルシファー:な、なんでも……
アイメル:そ?それじゃあお父さまに挨拶しに行こう?
ルシファー:そ、そうね
久し振りに妹と家に帰ってこれて嬉しいアイメルは
勝手に出奔して肩身が狭いのかがちがちになりながら謁見の間へと足を踏み入れようとする妹の背中をそっと押すのであった
アイメル:今戻りましたお父さま
アシュタロス:うむ……よく戻ったアイメル
アイメル:はいお父さま
アシュタロス:そしてルシファー……久しいな
ルシファー:う、うん……そうだねお父さま
アシュタロス:ルシファー……壮健であったか?
ルシファー:うん……元気だよ
アシュタロス:それは何より
ルシファー:お父さまも元気そうだね
アシュタロス:まあな
マルコシアス:ルシファー様……
ルシファー:マルコ……シアス………………
ルシファーの背後からルシファーにとって懐かしい声が聞こえて
ルシファーはその声に驚き目を見開きゆっくり振り向く
マルコシアス:はいルシファー様………マルコシアスにございます
ルシファー:マルコシアスマルコシアスマルコシアス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルシファーは目にいっぱい涙を浮かべてマルコシアスの胸に飛び込み泣きながら何度も何度も何度もマルコシアスの名前を呼び続けるのであった
マルコシアス:ルシファー様大きくなられて
ルシファー:マルコシアス生きてた……
マルコシアス:ルシファー様申し訳ありませんでした……この老いぼれが不甲斐ないばかりにルシファー様にご心配をおかけしてしまい……
ルシファー:いいの……それはいいの…………マルコシアスが無事ならそれでいいの……
ルシファーは泣き疲れたのか満足したのか泣くのを止めて目尻にある雫を拭い微笑む
アシュタロス:ルシファーよ……暫くゆっくり出来るのか?
ルシファー:ううん……直ぐにわたしの親衛隊を迎えに行かないと
アシュタロスの声にルシファーは振り向きながら答える
アシュタロス:そうか……どこにいる?
ルシファー:分からない……自分たちの判断で安全なところへって言ったから
アシュタロス:そうか……
ルシファー:だからごめんお父さま……あたしもう行く…………
ルシファーはアシュタロスに向いて力強い声を出す
アシュタロス:わかった……止めはしない………だが気を付けて行け
ルシファー:お父さま………うん!
マルコシアス:ルシファー様……その探索の旅路にこのわしを役に立てて下さい
ルシファーの前に跪き首を垂れて申し出る
ルシファー:マルコシアス………うん!一緒に行こう!
アイメル:当然わたしも行くからねルシファー
ルシファー:お姉さま………うん!頼りにしてる
フィリエル:アイメル様がいかれるのならわたしも行かせてください
アルフレッド:姫!当然俺も行くからな
ルシファー:2人とも……
アシュタロス:気を付けろよお前たち………何が合っても誰1人欠けることなく必ず全員生きて帰ってこい!
ルシファー:うん………分かってるお父さま
アイメル:ルシファー行こう
アシュタロス:ルシファー!今度こそ己の未来を見失うな!
ルシファー:………お父さま……うん!
アシュタロス:それからルフィーナよ……アレを持て
ルフィーナ:分かったわあなたアレね
アシュタロスは近くに控えていた后ルフィーナに箱を準備させルシファーの前で開けさせる
ルシファー:これは………マナタイトの斧………?
アシュタロス:あぁ……以前お前がこの世界から消えた後にお前がいつか帰ってくると信じてお前の為に精製し鍛錬を繰り返した逸品だ
ルシファー:お父さま……ありがとう
アシュタロス:そのマナタイトの斧には固有の名がある
ルシファー:名前?
アシュタロス:あぁ………その名は【メタトロン】
ルシファー:メタトロン……
アシュタロス:それから1つ気を付けろ
メタトロンに手を掛けようとしたルシファーにアシュタロスは声をかけ目の前にある二振りの大斧の注意点を伝える
ルシファー:なに?
アシュタロス:メタトロンは己を振るう主……つまり使い手を選ぶ……忘れるな
ルシファー:分かった……覚えとく
ルシファーはアシュタロスの声に頷くとメタトロンを受け取り異空間倉庫へ仕舞う
アイメル:ルシファー………まずはどこへ行くの?
ルシファー:エルメ砂漠へ
アルフレッド:姫……確率は?
ルシファー:そんなに高くはないけれど可能性の1つとしてはアリだと思う
アシュタロス:行先は決まったようだな……行ってこい!
ルシファー:うん………行ってくる
5人:異世界間超長距離転移!
アシュタロス:気を付けろよ……お前たち




