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皇帝家の日誌  作者: ルシファー
第1部
63/65

神々の黄昏(ラグナロク)の施設からの脱出と今後について

???:………た…………し……つ………………


ルシファー:?????(きょろきょろ)


???:………わ…………を………て……………


ルシファー:誰?あたしを呼ぶのは誰?(きょろきょろ)


アイメル:ルシファーこんな時にどうしたの?


ルシファー:あ、あたしにもわからない……でもなんか声が………


アイメル:お姉ちゃんには聞こえないけれど……


ルシファー:あたしを呼ぶのは誰!何処に居るの!


???:…………た……しを………よ……んで………………


ルシファー:よんで???


???:わたしを……よんで……


ルシファー:あんたは?


アイテール:わたしは……光の土地神……アイテール………………


ルシファー:アイテール?まぁいいわ………何であんた今あたしに話しかけてきたの?


アイテール:貴女は……貴女たちは……此処で死んでいい人間じゃない………………


ルシファー:は?


アイテール:だからこそ……わたしの力を……貴女に貸して差し上げます……


ルシファー:そ、それはありがたいけれど理由が全く分からない……


アイテール:貴女たちはこの世界に居座っていた無法者を追い払ってくれた……わたしにはそれだけで力を貸すのに十二分な理由になる……


ルシファー:…………………


アイテール:決断を………


ルシファー:時間を掛けてる余裕はないわね……借りるわあんたの力!神降ろし!


アルフレッド:姫!?何を急に!


ルシファー:この世界の土地神が力を貸してくれるってさ


アイメル:ど、どう言う事?


ルシファー:分からないけれど問答の時間はないんじゃない?


フィリエル:わたしもそう思いますアイメル様


ルフィーナ:ルシファーを信じましょうアイメル


アイメル:お母さま……わかりました……ルシファー貴女に任せるわ


ルシファーは姉の言葉に頷くとアイテールとの対話に集中し始める


ルシファー:アイテールって言ったわね?あたしたちの置かれてる状況まず分かってるの?


アイテール:はい……この施設が爆破された上に施設全体に妨害魔法が掛けられています……それ故に殆どの力を使用する事が出来ずこの最下層からの脱出がままなりません


ルシファー:そこまで分かっているのね?それじゃああんたに何が出来るの?


アイテール:この施設からの脱出のお手伝いを


ルシファー:は?話聞いてた?魔法が使えないのよ?そしてここは最深部……その上………


アイテール:アナスタシオスの策略で施設が爆破され生き埋めになるかならないかと言う瀬戸際


ルシファー:分かってるのならどうしてその言葉が出てくるのよ!


アイテール:どうしてか……ですか?それは元々此処がわたしの所有物だったからです


ルシファー:あんたの所有物?どういう事?


アイテール:ここは元々光の神宝【クエルポ】が安置されていたわたしの神殿だったのです


ルシファー:あんたそれじゃあ……


アイテール:はい……アナスタシオス達の知らない抜け道を……外へ出る為の道を知っています


ルシファー:あんたの言葉……信用するわよ?


アイテール:はい


ルシファー:でも後どれだけ時間が残ってるのかしら……


アイテール:大体5分辺りでしょうか?


ルシファー:そ、それだけしかないの!?


アイテール:いいえ……それだけあれば大丈夫です


ルシファー:アイテール?


アイテール:わたしが水先案内をしますので付いてきて下さい


アイメル達はアイテールの言葉を聞きながら進むルシファーの後を必死に付いて行くのであった


ルシファー:アイテールさっきから登ってないけれど大丈夫なんでしょうね?


アイテール:はい……付いて来て下さい


ルシファー:分かったわ


そして袋小路の間に来てしまうのであった


ルシファー:ちょ、ちょっとどういう事よ!此処行き止まりじゃない!


アイテール:大丈夫です……そことそこの柱にある下から4番目のブロックを同時に押して下さい


アイメル:ルシファー土地神さんはなんて?


ルシファー:アイテール……此処の土地神はそことそこにある柱の下から4番目のブロックを同時に押せって


フィリエル:わたし近いので行きます


ルフィーナ:それじゃあわたしこっち行くわ


フィリエルとルフィーナがアイテールの指示したブロックを押すと行き止まりになっていた壁が大きな音を立てて沈んでいくのであった


アイテール:この後は道なりに行くだけでこの神殿から外へ出れます


アイテールはそう言うとルシファーから強制的に離れる


ルシファー:アイテールあんた何してんの!


アイテール:わたしは此処までです……


ルシファー:アイテール……


アイテール:わたしはこの神殿と運命を共にします


ルシファー:アイテール……刹那の時間だったけれど助かったわ……


アイメル:ルシファー?


ルシファー:アイテールはここに残りたいらしいわ……だからあたし達は先へ行こう


アイメル:…………わかった……


アイメル達が袋小路の間から走り出していくのをアイテールは手を振りながら見送るのであった

そして……施設の外………………


ルシファー:此処は?


アイメル:どうやら施設の裏側のようね


ルフィーナ:今なら帝国へ戻れるわね


アイメル:そうですねお母さま


ルフィーナ:それじゃあ今回はこの辺にして戻りましょうか


アイメル:はいお母さま


ルシファー:うん


アルフレッド:ルフィーナ様の仰せのままに


フィリエル:はいルフィーナ様


マルコシアス:御意


ルフィーナの言葉に強敵との連戦続きで合った為に誰1人も異論はなく離脱する事になった


そして時は流れドラギオン帝国帝都クラレンス城の小部屋にて


アイメル:ふぅ……日記はこんなところかしら?


ルシファー:お姉さまこんなところに居たの?


アイメル:あら……?ルシファーどうしたの?


ルシファー:特に用って言うわけじゃないんだけれど……フィリエルは何処かなと思ってね


アイメル:フィリエル?いつもの所に居ないかしら?


ルシファー:いつもの所って言うと……お父さまが新しく造った瞑想の間?


アイメル:そうそう


ルシファー:そう言えば探してなかったかも……ちょっと行ってくる


アイメル:全く……相変わらず騒々しいわね……


アイメル:(神々の黄昏(ラグナロク)の勢力は低下したけれど壊滅したわけじゃない……絶対次の動きがある筈……あのアナスタシオスがこのまま黙ったままでいるとも思えないし)


アイメルはルシファーの行動に微笑みながらも次なる脅威に目を向けているのであった


マルコシアス:ルシファー様走っては危ないですぞ


ルシファー:マルコシアス硬い事言わないでよ


アルフレッド:マルコシアス様のおっしゃられる通りだぞ姫


ルシファー:はぁ……わかったわよ……


アルフレッドとマルコシアスに窘められて致し方なく走るのをやめるルシファーを

父のアシュタロスと母のルフィーナは微笑みながら眺めているのであった


アシュタロス:全く平和そのものだな


ルフィーナ:ついこの間まで難敵と戦いを繰り広げていたとは思えませんわ


ルシファー:此処ね……フィリエルがいる場所は


ルシファーはフィリエルがよく籠る瞑想の間へと足を踏み入れるのであった

そこにはホルスを手に持ち静かに瞑想をしているフィリエルが座していた


フィリエル:ルシファー様ですか?


ルシファー:邪魔したかしら?


フィリエル:いいえ……そろそろ終わろうとしていたので……


ルシファー:そう……


フィリエル:それよりも………

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