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皇帝家の日誌  作者: ルシファー
第1部
60/65

崩壊する神々の黄昏(ラグナロク)のアジト

アルテメシア:メルカルト……


大きな魔力の存在が消滅した事でアルテメシアはメルカルトが死亡したのだと判断した

その瞬間アルテメシアは一瞬崩れかけるがメルカルトの最期の言葉を思い出し

グッとこらえアルテメシアは前へと歩を進める事にした

そしてアルテメシアはアナスタシオスの居るワールドキラーの間へ行く途中で

血を浴びたユーダイクスと合流するのであった


アルテメシア:ユーダイクス……あんたもやられたの……?


ユーダイクス:【も】って事は……てめぇもか?


アルテメシア:ううん……わたしはメルカルトにクラニチャールを渡されてそれをアナスタシオスへ届けるところ


ユーダイクス:てめぇ!メルカルトを見殺しにしたのか!


アルテメシア:そ、それは…………


ユーダイクス:まっ……俺も人の事は言えねぇがな……


アルテメシア:ユーダイクス?


ユーダイクス:俺も……アジ・ダハーカの奴に……助けられた…………………


アルテメシア:そう……


ユーダイクス:そう言えばオベルタスの奴は見なかったか?


アルテメシア:あんたと一緒じゃなかったの?


ユーダイクス:途中で別れたんだよ


アルテメシア:それじゃあもう1つ大きな魔力が消えたのは………


ユーダイクス:オベルタスの奴だろうな………


アルテメシア:アナスタシオスにどう説明しよう………


ユーダイクス:あるがまま言うしかねぇだろ


アルテメシア:そうね………


アルテメシアとユーダイクスは意見を纏めるとそれぞれを送り出してくれた仲間の為にも1歩でも前へと進むことを決めた

そして……


アナスタシオス:ユーダイクス!アルテメシア!その傷どうしやがったんだ!


ユーダイクス:アジ・ダハーカの奴が殿を受け持ったお陰で俺は生き残れた


アルテメシア:わたしはあんたにこれを届けるようにとメルカルトから言付けを受けてるわ


アナスタシオス:こ、これは……


魔焔クラニチャールを差し出され驚くアナスタシオスを前にアルテメシアはゆっくり頷きアナスタシオスの手の上に置く

そしてアルテメシアもまた自身を逃がす為にメルカルトが死んだ事をアナスタシオスに報告する


アナスタシア:メルカルトさん……そんな………


アナスタシオス:オ、オベルタス!オベルタスの奴は!奴もドラギオンのゴミどもを足止めに行くと


ユーダイクス:多分……殺られた………

アナスタシオス:クソ!ドラギオンのゴミ共が!


アナスタシオスはユーダイクスとアルテメシアの報告を聞き終わると近くの壁を強く叩き怒りを顕わにする

そんな兄の姿を見ていられなくなりアナスタシアは思わず目を背けてしまう

そんな時……突然メルカルトの声が響いてくるのであった


メルカルトの声:アナスタシオス……アナスタシオス……


アナスタシオス:メルカルト……メルカルトなのか!生きていたんだな!どこだ!どこにいる!


メルカルトの声:これはクラニチャールに込めた意識……いわば残留思念っていう奴だ……俺が……いや……俺たちが消えるとお前がどうなるか大体分かってたからな


アナスタシオス:メルカルト……


メルカルトの声:だから残留思念みたいな感じで意識を残す事にした………


アナスタシオス:てめぇ……俺がどうなるか分かってるのなら生きて帰って来いよ!


メルカルトの声:それが出来れば一番だったんだが……そうもいかなくてな……


ユーダイクス:話してるところ悪いが……追手だ………近いぞ………………


アナスタシオス:ちっ……ここまで来たのなら丁度いい……オベルタスとメルカルトの……


メルカルトの声:敵討ちとか考えてそうだがやめておけ……今はな…………


アナスタシオス:なんだと!


メルカルトの声:アナスタシオス……今はそこに居る残ったメンバーと共にこの場は逃れるんだ……そして態勢を整えて反撃に出る……俺の敵討ちがしたいのならこうしてくれ


アナスタシオス:メルカルト……クソ!この施設は放棄する!資料は全て破棄!欠片も残すな!

ワールドキラーの設計図は俺たちの頭にちゃんとある!此処のある資料の内容は俺たちの記憶にちゃんと残っている!だから何1つとして残すな!彼奴如きに何の情報もくれてやるな!


アナスタシア:分かりました……お兄さま…………


アナスタシオス:アルテメシアはアナスタシアと一緒にあっちをやれ


ユーダイクス:俺は彼奴等を足止めしてくるよ……


アナスタシオス:な、なら俺も!


ユーダイクス:お前は此処の指揮をしねぇと駄目だろ?


アナスタシオス:ユーダイクス……


ユーダイクス:俺には獣術契約した仲間がいる……ただでは殺られんさ


アナスタシオス:…………すまん………


アナスタシア:ユーダイクスさん!


ユーダイクス:アナスタシオスの事頼んだぞアナスタシア


ユーダイクスは3人が付いて来ようとする前に背を向け手を振りながらワールドキラーの制御部屋から外へ出ていくのであった


アナスタシオス:急げ!ユーダイクスの奴が時間を作ってる間に絶対にこの地から逃れるぞ!


アナスタシア:は、はい!


アルテメシア:アナスタシア手伝うわ


アナスタシオスにとって今日はワールドキラーの第2射目によってまた1つ世界を消すと言う

最高の日になる筈だったのだが何処で運命の歯車が狂ったのか自分たちが窮地に陥っているのであった

その上自分の考えに付いてきてくれた同志を失うと言う辛い現実にも直面してしまうのである

アナスタシアは兄が泣かないので代わりにと言わんばかりに泣きながら作業をしていた

自身のせいと言うのもありアルテメシアはアナスタシアを慰める事すら出来ずに黙って作業を続けるのであった

そして5分経った後にやる事が全部終わり

最後の仕事としてアナスタシオスはワールドキラーの発射に必要なウルの宝珠と8つの神宝を分けて持ち運ぶことにした

ウルの宝珠はアナスタシオスが……雷の神宝【エストア】光の神宝【クエルポ】氷の神宝【カベッサ】闇の神宝【セシリア】はアナスタシアが……水の神宝【デレピエ】風の神宝【デレブラ】地の神宝【イスブラ】炎の神宝【イスピエ】はアルテメシアが……それぞれ懐に入れて……アナスタシオス・アナスタシア・アルテメシアは住み慣れたアジトを放棄し何処かへと離脱するのであった


アナスタシオス達が撤退準備を始めた時ユーダイクスは

アイメル・ルシファー・ルフィーナ・フィリエル・アルフレッド・マルコシアス

この6名を目の前にしていた


ユーダイクス:遂にここまで来てしまったか……だが……ここから先は俺の命を懸けてでも行かせない


ユーダイクスはそう言うとフェラーリに自身の残った魔力を全部注ぎ込み自身の契約している魔獣の残り2体を呼び出す


ユーダイクス:お前たちリントヴルムとアジ・ダハーカの弔い合戦だ!


ティアマト:リントヴルムだけじゃなくアジ・ダハーカの奴も死んだのか……


ウロボロス:それならあいつらに顔向け出来るように派手に暴れて果てるか!


ティアマト:そうだな……

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