メルカルト最期の策略
アルテメシア:やっぱり来たわね……アイメルにフィリエル
メルカルト:お前の言うようにここで待ち伏せてよかった
アイメル:ど、どうして!?
フィリエル:あれだけ廊下があったのに……
アルテメシア:言う必要あって?
ホルス:あの女から時を操る力を感じる
フィリエル:それじゃあ………
ホルス:未来を見たんだろうな
フィリエル:気を付けないと………
ホルス:俺が直々に水先案内をしてやる………彼奴等を殺る為にな
フィリエル:分かったわ
アイメル:フィリエル貴女の剣(友人)は何か?
フィリエル:アルテメシアさんから時を操る力を感じるそうです
アイメル:了解……それじゃあそれ前提で策を立てるわ
メルカルト:最期の対話は済んだか?
アルテメシア:メルカルト行くわよ!
アルテメシアのこの声を皮切りに4人の死闘が始まる
アイメル:オルクス!
フィリエル:エスペランサー!
メルカルト:クラニチャール!
アルテメシア:エルメイダ・クラウジオ!
アルテメシアとメルカルトはアイメルとフィリエルを分断したうえで各個撃破する手段に打って出た
そして最初の標的は………ドラギオン帝国のブレーンの1人アイメルアルバートである
その初手として魔焔クラニチャールを部屋中にバラ撒き部屋をアイメルとフィリエルの中央に焔の壁を作り2人を分断する
フィリエル:アイメル様!
アイメル:分断されたのなら丁度いいわこのまま先行して!
フィリエル:で、ですが………
アイメル:こんなところで足止め貰う方が失策よ
フィリエル:分かりました……ご武運を
アルテメシア分身体:逃がすわけ無いでしょ?
フィリエル:えっ!?アルテメシアさんがいっぱい……???
フィリエルが驚いている時アイメルとメルカルトとアルテメシア達の戦いが始まる
アルテメシア:悲劇の断・頭・台!
アイメル:ディバインゲート!
メルカルト:カハ………
アルテメシア:メルカルト!?
アルテメシアがアイメルの首を刎ねる為にアイメルの元へ飛び込むが
アイメルは空間を入れ替えるディバインゲートをアルテメシアを対象に使用した為に
アイメルへはクラウジオの刃は届かなかった
そしてアイメルは移動場所をメルカルトの背後に設定した為にメルカルトの首が斬られるのであった
ジブリール:と言う未来がこのまま突っ込めば起こりますご注意下さいマスター
アルテメシア:あ、危なかったわ………
メルカルト:焦るなよアルテメシア……必ず奴らをぶっ殺せるチャンスは来る……それに彼奴等はどうせ熱攻めでこっちへ来ざる得ない状況になる
アルテメシア:分かってるわよ言われなくても
アイメル:(無抵抗の姿を晒してるのに乗ってこないわね……それにしても熱いわ……)
メルカルトとアルテメシアとアイメルが何もせず睨み合って1時間が経過しようとしていた
アルテメシアはこの1時間の我慢がそろそろ限界になってきてついに飛び出てしまうのであった
だがこのままでは先程の未来視と同じ結果になるのでジブリールは自身の能力の1つ空間転移を使いアルテメシアの位置を小刻みに移動させアイメルからの狙いを定めさせないようにするが
アイメルはやはりディバインゲートを発動しアルテメシアの現在位置とメルカルトの背後を入れ替える
その結果結局メルカルトの首が斬られるのであった
アルテメシア:ご、ごめんメルカルト!
メルカルト:ったく……我慢が………きかない奴………め………………(パタ
そしてメルカルトが倒れた事でアイメルとフィリエルを分断していた焔の壁が取り払われる
それによりアルテメシアは1対2の戦闘を余儀なくされるのであった
アイメル:フィリエル無事だった?
フィリエル:はいアイメル様……何故かアルテメシアさんの偽物(?)が沢山現れたのですが片付けました
アルテメシア:(まさか!あの子たちが敗れた?)
アイメル:どうやらわたしとフィリエルを合流させないのが貴女たちの作戦だったみたいだけれど……失敗したみたいね
アルテメシア:ジブリールどういう事!?あなたの立てた策でどうにかなるって言ったじゃない!全部失敗してるわよ!
ジブリール:そ、そんな……そんな事が……どうして………………
アルテメシアとジブリールは自分たちの立てた作戦が全て見透かされていた事に驚愕し
そしてこの戦況を信じ切れずに狼狽し思考が働き難くなって居た
ホルス:俺の言った通りになっただろフィリエル
フィリエル:はいホルスの言った通りでした
ホルス:この先彼奴は直ぐ撤退する……次に狙うのならそこだ
ジブリール:マスターわたし以上の時の使い手が相手では不利です……撤退を具申致します!マスターの命を護らせて下さい!
アルテメシア:ジブリール!メルカルトの仇を打てずに逃げろって言うの!
メルカルト:アルテ……メシア………
アルテメシア:メルカルト!?生きてたの!
メルカルト:まぁ……な………………
アルテメシア:い、今回復薬を………
思考が働き難くなっていたアルテメシアの状況を見てメルカルトは見ていられなくなり
ゆっくりと立ち上がり割って入るのであった
それを見たアルテメシアはプレアラの粉末の入った包み紙を取り出し手渡そうとするが
メルカルトは今が死に場所だと言わんばかりにそれを押し止める
メルカルト:アルテ……メシア……これを……持っていけ……
アルテメシア:こ、これ……あんたの魔滅具魔焔クラニチャールじゃない!
メルカルト:これを……アナス……タシ……オス………の奴に渡し…………ゴホゴホ……………
アルテメシア:メルカルト!
メルカルトは自身の体を支えようとしたアルテメシアの腕を押し止め話を続ける
メルカルト:渡し……この世界から……即刻……離脱しろ……
アルテメシア:メルカルト……あんたはどうするのよ………………
メルカルト:俺……か……?そう……だ……なぁ……も……う……ひと……暴……れ……して……侵……入者……の奴……らを……道……連れ……にし……よ……うか……ね……………
アルテメシア:あんた……
メルカルト:ふっ……頼ん……だ……ぞ……アル……テ……メシ……ア………行け!
アルテメシア:メルカルト……わかった……あんたの覚悟確かに受け取ったわ……ジブリール空間跳躍!最重要区画へ!
アルテメシアがメルカルトの魔焔クラニチャールを持って行った為に
この区画に満ちていた焔が完全に取り払われアイメルとフィリエル2人の姿が顕わになった
メルカルトはアルテメシアの撤退を確認すると槍を取り出すと後方へ少し跳躍し奥へ通じる道を塞ぐ
アイメル:メルカルト!捕虜になるって言うのならすぐに治療してあげるわよ!
アイメルのこの言葉に対してメルカルトはさっさと来いと言わんばかりに突然槍を取り出し切先を向ける事で拒否の意思を示す
その行為を見てアイメルとフィリエルは交渉が無駄だと判断し戦闘態勢に入らざる得なくなったが……
本来の得物である魔滅具魔焔クラニチャールをアルテメシアに手渡した今のメルカルトの相手はアイメルもフィリエルもさほど困難な相手ではなかった
フィリエル:アイメル様ここはわたしが……(エスペランサーお願い出来るかしら?)
エスペランサー:おぅ!
フィリエルの行動を見てアイメルはそっと頷くと4歩ほど下がる
フィリエル:神力行使!
カアアアアアアアアアアアアアアア―――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フィリエル:神の断罪!
メルカルト:ガハ……
フィリエルはアイメルが下がったのを確認するとエスペランサーの能力神の断罪を使用しメルカルトの体を両断する
これにより神々の黄昏の参謀メルカルトは此処に果てるのであった
フィリエル:行きましょうアイメル様
アイメル:えぇ




