エルウッドの最期の朝2
ところ変わって神々の黄昏アジト
アナスタシア:お兄さま早速試射しますか?
アナスタシオス:当然
アナスタシア:お兄さま集めた神宝です
アナスタシオス:あぁ……そこに転がしとけ
アナスタシア:はいお兄さま
メルカルト:アナスタシオス……ターゲットは何処にする?
アナスタシオス:ドラギオン帝国属領の1つ水上国家エルウッドだ
ユーダイクス:試射にはいいターゲットじゃねぇか
アナスタシオス:だろ?
アナスタシア:楽しみですお兄さま♪
ワールドキラー:神宝のセットを確認……エネルギーの抽出を開始……発射キー……ウルの宝珠のセットを確認………神々の黄昏リーダーアナスタシオス又は………リーダー補佐アナスタシアの声帯と………ウルの宝珠への魔力注入によるマスター認証を……
アナスタシオス:いいだろう……俺の名はアナスタシオスだ
アナスタシオスはワールドキラーの指示通りにウルの宝珠に手を置き
魔力を注ぎながら声帯認証を済ませる
ワールドキラー:神々の黄昏リーダーアナスタシオスの声帯と魔力波長を確認………再度発射変更が無いかお聞かせ下さい………………
アナスタシオス:命令に変更はねぇよぶっ放せ!
ワールドキラー:神々の黄昏リーダーアナスタシオスによる発射命令を受諾……砲撃ターゲットの座標の設定を……
アナスタシオス:あぁ
アナスタシオスはワールドキラーに水上国家エルウッドの座標と距離を設定する
ワールドキラー:砲撃ターゲット……水上国家エルウッドを確認……エネルギーチャージ完了……リフレクトミラー展開……砲撃準備開始!
アナスタシオス:さぁ……記念すべき第1発目のターゲットに選ばれた事を名誉に思い死ぬがいいエルウッドの愚民ども!
ワールドキラー:ワールドキラー発射……
ドゴ―――――――――――――――ン…………………
巨大な爆音を立て圧縮された魔力砲が亜空間へと消え去り水上国家エルウッドへと向かう
丁度その頃水上国家エルウッドではアイメル達が必死にエルウッド国民の避難誘導を行っていた
アルフレッド:てめぇらこっちだ!グズグズするな早くしやがれ!
お爺ちゃん:ま、待っとくれお若いの……
アルフレッド:仕方がねぇ!爺俺の背中に乗れ!
お爺ちゃん:わ、分かった
アルフレッド:行くぞお前たち!ついて来い!
避難誘導をしながらアイメルは思ったよりもエルウッド国民を避難させられている事を
心中で喜んでいた……そこにフィリエルからの緊急通信が飛び込んできた
フィリエルの声:【アイメル様!】
アイメル:【フィリエル?緊急回線でどうかしたの?】
フィリエルの声:【緊急事態です!バルディオスが空間の歪みを感知したと!】
アイメル:【まさか……!?】
フィリエルの声:【ワールドキラーのエネルギー砲がこちらへ向かっています】
アイメル:【け、計算より10時間も早いじゃない!?】
フィリエルの声:【そ、そうなのですが……バルディオスが………】
アイメル:【分かったわ……此処での仕事はこれで終了するわ!フィリエル手の届く範囲の国民を逃がしたらあなた達も早急に離脱しなさい】
フィリエルの声【アイメル様の仰せのままに】
ラフィール:……アイメル……アルバート…………
アイメル:貴女はフィリエルのミラードールズの1人?
ラフィール:……………(コクリ)
アイメル:どうかしたの?
ラフィール:……このまま……じゃ……間に合わない……ワールドキラーの……砲撃に………巻き込まれる……………
アイメル:えっ?
ラフィール:……フィリエル様が……アイメル……アルバートに……伝えろって……
アイメル:(どう言う事?さっきは……)
ラフィール:……この情報は……わたし達と……フィリエル様と……アイメル……アルバートしか……知らないこと……
アイメル:(緊急回線ですら伝えたくなかった情報?)
ラフィール:……早く……逃げて……アイメル……アルバート……
アイメル:分かった!フィリエルには了承したと伝えてくれる?
ラフィール:……(コクリ)
ラフィールはアイメルからフィリエルへの伝言を受け取るとその場を離れる
ラフィール:フィリエル様……戻った……
フィリエル:お帰りラフィール……アイメル様への伝言は……?
ラフィール:……ちゃんと……伝えた…………
フィリエル:ありがと……わたしの方も丁度今避難誘導して来た人たちを転移装置から逃がしたところ……シェリー・チェリー・アリスが戻って来たらわたし達も
ラフィール:…………(コクリ)
シェリー:フィリエル様……戻った………
チェリー:わたしも……フィリエル様からのオーダーを終わらせた……
アリス:フィリエル様……遅くなった…………
フィリエル:お帰り皆……
フィリエルはミラードールズが戻ってきたのを確認するとリフレクトソードの力を解く
フィリエル:(アイメル様・アルフレッド様先に行きます)異世界間超長距離転移!
アイメル:(このままじゃ間に合わないなら急がないと……)そうだ……【アルフレッド聞こえるかしら?】
アルフレッドの声:【はいアイメル様どうかされましたでしょうか?】
アイメル:【ワールドキラーの砲撃がこちらへ向かっているらしいわ】
アルフレッドの声:【なんと……それでしたら更に急ぎ国民の……】
アイメル:【いえ……避難誘導はもういいわ……今逃がしている国民を最後に貴方は離脱しなさい】
アルフレッドの声:【アイメル様しかし!】
アイメル:【アルフレッド!これは命令よ!】
アルフレッドの声:【くっ……了解しました】
アイメルの命令を受けるとアルフレッドは通信を終了させる
アイメル:(ごめんなさいアルフレッド……貴方の辛さよく分かるわ……でも自分自身も護って欲しいの……)
アルフレッド:避難誘導も終わったアイメル様の命令もあるし離脱するか………(異世界間超長距離転移!)
アイメル:(フィリエルもアルフレッドも先に離脱したようね……わたしも急がないと……)
アイメルはフィリエルとアルフレッドがエルウッドから離脱したのを確認すると
エルウッド国営放送局へと急ぐ
エルウッド国営放送局
アイメル:所長!職員の皆さん!
エルウッド放送局の所長:アイメル様?
アイメル:この建物内に居る全員を可及的速やかに1階に集めて下さい!荷物などは一切持たずに!
エルウッド放送局の職員:わ、分かりました……
エルウッド放送局の所長:お前たち急げ!
アイメル:(異世界間超長距離転移陣展開……)
エルウッド放送局の所長:アイメル様お待たせしました
アイメル:1,2……20……これで全員?
エルウッド放送局の所長:はい
エルウッド放送局の職員:アイメル様この魔法陣は一体?
アイメル:異世界へ飛ぶための転移陣よ……この転移陣の中から絶対に出ないでね………この転移陣の中から外へ出ると命の保証が出来ないから
エルウッド放送局の職員たち:りょ、了解です
アイメル:異世界間超長距離転移陣起動!
ドゴ―――――――――――――――ン
アイメルが水上国家エルウッドを去って30秒後ワールドキラーから放たれたエネルギー砲が直撃した。その結果故郷から逃げずに留まる選択をした20%とアイメル達が逃がす事の出来なかった25%足して合計45%の国民と共に水上国家エルウッドが異世界全てが記された世界地図から消え去るのであった




