謎の指輪ジブリール
アルテメシア:次はどうする?
アナスタシア:そうですね……そろそろわたし達の本来の目的をしに行きましょうか
アルテメシア:そう……
か――――――…………………
アルテメシアとアナスタシアが【ウルの宝珠】を探しに行こうとした瞬間突然指輪が光りだした
アナスタシア:な、何ですか……????
アルテメシア:…………どうやらこの町には【ウルの宝珠】無いみたいよ?
アナスタシア:え?
アルテメシア:何となくだけれどこの指輪がそう言ってる気がする……
アナスタシア:そうなのですか?
アルテメシア:どうする?
アナスタシア:う~ん……信じない訳じゃないですが一応今回は調べてみませんか?
アルテメシア:おーけー
アナスタシアとアルテメシアはお互いに行動方針を確認するとその場を後にする
アナスタシア:お兄さまの話が正しいとするなら何処かに隠しダンジョンみたいなのがあると思うのですが
アルテメシア:それなら1つ覚えがある……ユグドラシルの地下に巨大迷宮があるって
アナスタシア:それはどこに?
アルテメシア:話だけでわたしも行ったことないのだけれどね
か―――――…………………
アナスタシア:ま、また……????
アルテメシア:…………こっちだって……
アナスタシア:また指輪のお告げですか?
アルテメシア:まぁそんなところよ……なんかソロモンの祭壇とか言う所が入り口らしいわ
アナスタシア:その指輪がそこまでの道案内を?
アルテメシア:そのようね
アルテメシアとアナスタシアは指輪の導きにより巨大な神殿に辿り着く
アナスタシア:門番が居ますね
アルテメシア:殺してしまおう
アナスタシア:ですね
アルテメシア:クラウジオ
か―――――…………………
アルテメシアが行動しようとした瞬間再び指輪が光りだし
その閃光が収まるとアルテメシア以外の時間が停止していた
アルテメシア:これは……時間停止????まぁ検証は後にしましょう今は……
スパーン……
アルテメシアは時の止まった空間で門番に近付き楽々と首を刎ねる
そして暫くすると停止した時が再び刻み始める
アナスタシア:あれ?アルテメシアさん?(きょろきょろ)
アルテメシア:こっちよ
アナスタシア:い、いつの間に?
アルテメシア:この指輪のお陰よ
アナスタシア:?
アルテメシア:まぁ後で教えてあげるわ……それより祭壇へ行きましょう
アナスタシア:はいアルテメシアさん
アルテメシア:どうやらこの神殿のかなり地下にあるみたいね……祭壇は
アナスタシア:飛びますか?
アルテメシア:やってみましょう
アナスタシア・アルテメシア:転移!
アナスタシアたちが転移して着いた空間の床に着地した瞬間警報音が鳴り響き
祭壇への扉が閉まり始めていた
アナスタシア:こ、これは……
アルテメシア:…………どうやらトラップのよう……
か―――――…………………
アナスタシア:こ、今度はなんですか?????
指輪の強い閃光が収まると警報音が鳴り止んで
閉まり始めていた筈の扉が開いたままになっていた
アナスタシア:こ、これは……
アルテメシア:どうやらこの空間にあるわたしとアナスタシア以外の時間が戻ったみたいね
アナスタシア:ど、どう言う事ですか?
アルテメシア:どうやらこの指輪には時を操る力も備わってるみたいよ
アナスタシア:それじゃあさっき門番がわたしの知らない間に倒れてたのも?
アルテメシア:えぇ……止まった時の空間で首を刎ねたわ
アナスタシア:なるほどです……取り敢えずあの祭壇へ……
アルテメシア:待ちなさいアナスタシア
アナスタシア:は、はい……
アルテメシア:どうやら圧力センサーがあるみたいね……だから低空飛行していきましょう
アナスタシア:はいアルテメシアさん
アナスタシアとアルテメシアはトラップの起動スイッチとなる圧力センサーを踏まないように奥の祭殿へと向かいながら周囲のトラップも事前解除していくのであった
アルテメシア:どうやらここがバイデントの地と呼ばれる隠しダンジョンの入り口みたいね
アナスタシア:どうやって入り口を作るのでしょうか
アルテメシア:ちょっと調べてみましょう
アナスタシア:アルテメシアさん
アルテメシア:何か見付けた?
アナスタシア:この窪み……怪しくないですか?
アルテメシア:……どうやら当たりみたいね……問題はどうやって……
か―――――…………………
アナスタシア:この窪み……怪しくない……えっ?
アルテメシア:ど、どうしたのよアナスタシア
アナスタシア:此処に祭壇ありませんでしたか?
アルテメシア:…………どうやらまた指輪が何かしたみたいね
アナスタシア:そ、そうですか……
アルテメシア:どうする?行く?
アナスタシア:はい
アルテメシア:……なかなか広いわね
アナスタシア:はい
アルテメシア:適当なところで切り上げるわよ
アナスタシア:はいアルテメシアさん
ダンジョンに足を踏み入れたアナスタシアとアルテメシアに魔獣魔物の大軍が襲ってくるのであった
アルテメシア:あらあら……面白い歓迎じゃない【クラウジオ】
アナスタシア:ですね
か―――――…………………
アナスタシア:こ、今度はなんです……か……アルテメシアさん…………????
アルテメシア:何よ……変な声出して………………
アナスタシア:だってアルテメシアさんがいっぱい……
アルテメシア:たぶん分身体ね
アナスタシア:そ、そうなのですか?
アルテメシア:この指輪が教えてくれたわ
アナスタシア:そ、そうですか………………(もう何でもありですね……)
アルテメシアの答えを聞くと大きなため息を出し肩から力が抜けるアナスタシアであった
そのアナスタシアを横目にアルテメシアは自身の分身体たちに自身の望みを聞く事にした
アルテメシア:あんた達わたしの指揮に従うんでしょうね?
アルテメシア分身体1:えぇ……問題ないわアルテメシア
アルテメシア分身体2:わたし達はあなたの忠実な僕よ
アルテメシア:ならいいわ……だったら早速動いて貰う
アルテメシア分身体1:なんなりと
アルテメシア:あの大物以外の雑魚を全部始末して頂戴?
アルテメシア分身体リーダー:皆聞いたわね?
アルテメシア分身体‘s:えぇ……
分身体のリーダーと思わしき個体は周囲の個体へ指示を出すとアルテメシアの前から姿を消す
アルテメシア:アナスタシアは援護お願いね
アナスタシア:任せて下さい
アルテメシア:アナスタシアあのデカブツの相手楽しみね
アナスタシア:そうですねアルテメシアさん
アルテメシア:さぁ~て……このわたしの分身体ならアナスタシアとの短い会話をしてる間にこんな雑魚共なんて始末し終わったわよね?
アルテメシア分身体リーダー:当然です我らが主
アルテメシア分身体‘s:こちらも既に終わっております
アルテメシア:ご苦労様……戻っていいわ
アルテメシア分身体‘s:はい!我らが主
アルテメシアは周囲がすっきりした事を確認すると解き放っていた分身体を全員回収して
自分の目の前で下っ端を殺された事に怒りに震えているグレーターデーモンに意識を向ける
アナスタシア:次はあれですねアルテメシアさん
アルテメシア:そうね
グレーターデーモン:ゆ、赦さん……赦さんぞ!小娘風情が!
アルテメシア:さぁ~て……このわたしが直々に遊んであげるんだから少しは抵抗して見せなさい……グレーターデーモン!
グレーターデーモン:舐めるな人間!貴様ら如きがこの俺にかなうと思っているのか!
アルテメシア:あら?認識出来てないのかしら?少しでも長く生き延びたかったら頑張りなさいと言ったのよ
グレーターデーモン:粋がるなよ小娘があああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アルテメシア:アナスタシアやっぱり援護要らないわ
アナスタシア:いいのですか?
アルテメシア:えぇ……こんな雑魚に2:1なんてしたらわたしたち神々の黄昏の名に傷がつく
アナスタシア:はい♪楽しんで下さいアルテメシアさん
アルテメシアはアナスタシアにそう告げると体を解しながらゆっくりグレーターデーモンの前に歩を進める
アルテメシア:(あんた名前は?)
魔力の指輪:わたくしですか?
アルテメシア:(えぇ……あんたの事よ……そろそろ名が欲しいと思ってね……名が無いと不便なのよね)
魔力の指輪:わたくしには名はありません……良ければマスターが付けて下さいませんか?
アルテメシア:(わたしが?)
魔力の指輪:はい
アルテメシア:(それなら……ジブリール……ジブリールなんてどう?)
ジブリール:いいと思います……これからわたくしの事はそうお呼び下さいマスター
アルテメシア:(了解よジブリール……ジブリール今からあんたに最初の命令をするわ)
ジブリール:はいマスター
アルテメシア:(今回の戦いの間では時に関連する全ての能力の使用を禁止するわ)
ジブリール:全て……ですか?
アルテメシア:(全てよ……こんな雑魚相手に使ったら瞬殺しちゃって1秒として持たないから)
ジブリール:了解しましたマスター……他に使用をしない能力はありますか?
アルテメシア:(そうねぇ……隠形能力・痛覚無効化・ダメージ無効化・光速化も使用しないわ)
ジブリール:そこまで使用禁止して大丈夫なのですかマスター
アルテメシア:(えぇ……こんな雑魚相手に貴女の力を披露してあげるまでもないわよ)
ジブリール:了解しましたマスター
名無しの指輪改めジブリールに力の制御をするように命じると
アルテメシアは右手でクラウジオを持ち左手でクラウジオに繋がる鎖を引き延ばしてグレーターデーモンの眼前に立つのであった
アルテメシア:さて……行くわよグレーターデーモン!
グレーターデーモン:舐めるな!
アルテメシア:断頭台の惨劇!
アルテメシアはクラウジオに繋がってる鎖を振り回し周囲へ無数の斬撃を飛ばしグレーターデーモンの翼・両角・右腕を周囲の柱ごと斬り落す




