神々の黄昏(ラグナロク)少女達の休日2
レックス:ようお嬢さんちょっと俺たちと遊ぼうぜ
マルス:終わったらちゃんと送ってあげるからさ
レックス:いつ終わるかは俺たちの気分次第だがな
アルテメシア:…………
アナスタシア:…………
レックス:おや?無言って事は肯定って言う事でいいんだよな?
アルテメシア:はぁ……機嫌のいいわたしが1回だけ忠告してあげるわ……わたしの気持ちが変わらない間に失せる事ね
レックス:ははは……脅し文句ならもっとマシなのを考えるんだね
マルス:まぁまぁ……俺たちについてきたら楽しい思いさせてやるから来いよ
アルテメシア:はぁ……クラウジオ……
アナスタシア:いきなり殺しは駄目ですよアルテメシアさん
アルテメシア:はぁ……分かってるわよ……それにこんな小物殺したりなんかしたらわたしの名に傷がつくわ
アルテメシアは明らかに鬱陶しいと言う表情と声を出しながらクラウジオを取り出し
言い寄ってきた男の1人の背後へ回ると首元に大鎌クラウジオの刃を当てる
マルス:ひっ!?
アルテメシア:これが最後の忠告……わたしの気が変わらない間にさっさと失せなさい
レックス:なんのつもりだ!
アルテメシア:わたしの忠告に従うの?従わないの?
マルス:わ、分かった!分かったからそれを仕舞ってくれ!
アルテメシア:うんうん♪素直な子は好きよ……
レックス:お、おぼえてや……
アルテメシア:あ、後仕返しとかでまたわたしたちの前に来たら今度は容赦なくその首跳ねるから
マルス:わ、分かった!!!!!!
アナスタシアとアルテメシアに声を掛けてきた男たちは恐怖に染まった表情を見せながら猛スピードで2人の前から消え去るのであった
アナスタシア:お疲れ様でした
アルテメシア:ホント無駄な時間使ったわ……それで今度はどこ行くの?
アナスタシア:そうですねぇ……
アルテメシアに質問されたアナスタシアは頬に指を当てながら周囲を見渡して一軒家の古びた店を見付けてアルテメシアに目を向ける
アナスタシア:あのお店なんてどうでしょう
アルテメシア:魔導具店?
アナスタシア:はい……その中のアクセサリー店ですね
アルテメシア:まぁいいでしょ……入りましょうか
カランカラン
古びた魔導具店に足を踏み入れると書物に目を落としていたお爺さんが1人会計台の向こうに座っていた
爺さん:いらっしゃい
アルテメシア:ちょっと眺めてもいいかしら?
爺さん:あぁ……構わんよ
魔導具店の店主は一言声を返すと再び書物へと目線を戻す
アルテメシア:アナスタシア何が欲しいの?
アナスタシア:そうですねぇ……色々と取り揃えたいです
アルテメシア:アナスタシア予算あんの?
アナスタシア:はい……お兄さまからそれなりに頂いているので
アルテメシア:まぁ……使い過ぎないようにね
アナスタシア:はいアルテメシアさん
アルテメシア:お爺ちゃん何か良い品物無いの?
アルテメシアに声を掛けられたお爺さんは書物付箋をして閉じるとカウンターの奥からアナスタシア達の方へと歩いてくる
爺さん:どんなのがいいのかね?
アナスタシア:ネックレス・髪飾り・イヤリングこの3つは最低欲しいです
爺さん:そんなに欲しいのかい?
アナスタシア:はい
爺さん:お金はあるのかい?
アナスタシア:それなりに持ってますよ
爺さん:ならばいい物を持ってこようじゃないか……少し待ってなさい
アナスタシア達にそう言い残すと店の奥へと消えていく
そして暫くするとお爺さんは厳重に封印してある3つの箱を持ってくる
爺さん:これなんかどうかね?
アナスタシア:これは……かなり上位の力を封印してありますね
爺さん:ほぉ……この力が直ぐに分かるのかい?
アナスタシア:これでも魔導世界に関わる女の子ですから
爺さん:値段じゃがこの辺りでどうじゃ?
アナスタシア:かなり安値ですね……これほどの力があればもう少し高い気がしたのですが
爺さん:お主の目が確かなのでその分値引きじゃ
アナスタシア:なるほどです
爺さん:ならば決まりかのう?
店主のお爺さんは笑みを浮かべると会計用の天秤を取り出す
アナスタシア:でも……もう少し勉強できませんか?
爺さん:ほぉ……これよりも安くして欲しいのかい?ならばこれでどうじゃ?
アナスタシア:ん~……それならば
爺さん:ならこれで成立かの?
アナスタシア:はい
爺さん:3つで200000リルじゃ
アナスタシア:はい……この袋の中に
爺さん:うむ……確かに……ところでお連れの嬢ちゃんは何も要らんのかい?
店主のお爺さんは貰った硬貨の入っている袋を天秤に乗せながらアルテメシアへと声を掛ける
アルテメシア:わたし?
爺さん:うむ
アルテメシア:そうねぇ……
か―――――――…………………
アルテメシアが暫く考え始めた瞬間突然カウンターの奥のケースの中に飾ってある指輪が光りだした
爺さん:ふむ……この指輪は……ワシがこの魔導具店を始めてから60年間ずっと何故か今まで売れる気配がなかったのじゃがどうやらお主の事を待っておったようじゃな
アルテメシア:わたしの事を?
爺さん:どうじゃ……安くする故貰ってくれんか?
アルテメシア:まぁ値段によるけれど……
アルテメシアがそう言うとお爺さんはそろばんを取り出し弾き始めて
暫くすると数値をアルテメシアへと見せる
爺さん:この辺りでどうじゃ?
アルテメシア:はぁ!?100万!?
爺さん:これでも安くしたつもりじゃ本当なら1千万は欲しい所なのでな
アナスタシア:お兄さまのポケットマネーから出しますしアルテメシアさん買いませんか?
アルテメシア:アナスタシアがそういうなら……買ってあげるわお爺ちゃん
爺さん:取引成立じゃな
お爺さんはそう言うと店の奥に行きショーケースの鍵を開け指輪を取り出す
爺さん:これからこれはお主のものじゃ
アルテメシア:えぇ……
アルテメシアは指輪を受け取り右手の中指に填める
すると填めた指輪が一層光出す
爺さん:どうやらお主に託して正解だったようじゃの
アルテメシア:ところでお爺ちゃんこの指輪って何の効果があるの?
爺さん:お主の全ステータス上昇・お主に対する全状態異常無効化……他には隠形能力・全攻撃反射・全攻撃無効化……儂が分かっておるのはこの辺りじゃ
アルテメシア:分かってるのは?
爺さん:その指輪はブラックボックスになっていての……詳細を調べる事が出来なんだ
アルテメシア:そう……まぁいいわ
爺さん:まぁ……お主ならその指輪の本当の能力を引き出す事が出来るじゃろ
アルテメシア:お爺ちゃんありがとね大切にするわ
アナスタシア:行きましょうかアルテメシアさん
アルテメシア:えぇ
爺さん:また来るがよい
アナスタシアとアルテメシアは目的の品を手に入れ店主のお爺さんに一言声を掛けると魔導具店後にする




