炎の神宝を巡って
ソルティア宮殿
アルフレッド:それを……炎の神宝【イスピエ】を渡せ……アルテメシア!
アルテメシア:それは出来ない相談ね
アルフレッド:そうか……それなら………
アルテメシア:力づく?あんたに出来るかしら?
アルフレッド:舐めるな!レイフォ―――――ル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アルテメシア:抜いたねアルフレッド?ならこっちも………エルメイダ!クラウジオ!
アルフレッドが双剣レイフォールを抜いたので
アルテメシアもまた精神を斬り割く大鎌エルメイダと肉体を斬り割く大鎌クラウジオを取り出しお互いにじりじりと間合いを狭めていく
アルフレッド:行くぞ!
アルテメシア:返り討ちにしてあげる!
アルフレッド:気空斬!
アルテメシア:断頭台の惨劇
アルフレッドが空気を斬る事で生み出したかまいたちを飛ばすと
アルテメシアはエルメイダとクラウジオを振るいそのかまいたちの事如くを叩き斬る
アルフレッドは策が失敗した事で思わず舌打ちをすると
双剣を鞘に納め腰を低くし片一方の剣に手をかける
アルフレッドが何か仕掛けてくるつもりと見ると
アルテメシアはわざわざアルフレッドの策に乗ってみる事にして一気に間合いを詰める
アルテメシア:悲劇の……断・頭・台!
アルテメシアはアルフレッドの懐に瞬時に飛び込むとクラウジオでアルフレッドの首を容赦なく刈ろうとするが……
アルフレッド:満月刀!
ガキィン
甲高い金属音が鳴ったかと思うと
アルフレッドはアルテメシアから少し間合いを取り居合いの要領でクラウジオを弾き飛ばすのであった……
満月刀とはアルフレッドの持つ剣技の1つで
空中地上全てを含めて球形に結界を張り内部に入った対象を居合の要領で斬り飛ばす技術である
だがしかし……今回は……
アルテメシアは飛んでいったクラウジオに繋がっている鎖を引きその勢いでクラウジオを振り回し始めたのである
アルテメシア:やってくれるじゃない!でも……普通の相手ならともかくこのわたしには悪手よ!アルフレッド
アルフレッド:てめぇの得物鎖鎌だったのか!
アルテメシア:この場でバレるとは思わなかったけれどね……円月輪!
アルテメシアはクラウジオを振り回す事で生まれる遠心力を使い斬撃を周囲へ飛ばす
周囲へ飛んだ斬撃はアルフレッドと一緒に周りの建物・草木なども斬り刻む
アルフレッドはと言うと自分へ飛んできた斬撃をレイフォールで全て斬って防ぐが…………
ピシ……ピキ……ミシ………パリ――――ン
アルフレッド:レ、レイフォールが!?
円月輪によって生まれた何度も続く空気の刃にレイフォールが耐えられなくなり甲高い音と共にアルフレッドの愛剣レイフォールが砕け散る
武器を失ったアルフレッドの姿を見てアルテメシアは戦いを楽しむと言うやる気を一気に失い
アルフレッドの処刑を直ぐ様執行する事にした
またアルフレッドもまた武器を砕かれた事で自らの進退も極まったと思い神妙に最期を迎えようとしていた
アルテメシア:ここまでね……ばいばいアルフレッド!悲劇の……断・頭・台!
アルフレッド:(ここまでか……さよならだ……姫……)
アルフレッドが最期を迎えようとしていた時何処からともなくアルフレッドの名を呼ぶ少女の声が響いてきた
それはアルフレッドの主であるルシファーで合った
ルシファー:アルフレッド――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アルフレッド:!?
アルフレッドは突然聞こえてきたルシファーの声に目を見開き声のした方へ目を向ける
アルフレッド:姫!?
ルシファー:神速!
アルフレッド:く、来るな姫!
ルシファー:アルフレッド――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アルフレッドはアルテメシアが想像以上に危険だと身をもって知った為に主であるルシファーに傍へ寄らないようにと声を飛ばすのであったがルシファーはそれでもアルフレッドの傍へと急行するのであった
そしてルシファーはクレセントアックスを手にアルフレッドとアルテメシアの間に飛び込み
アルテメシアがアルフレッドの首を狩ろうとして振った鎌を弾き飛ばすのであった
アルテメシア:あらあら……意外なお客じゃない
ルシファー:あんた!あたしのアルフレッドに何してくれてんのよ!
アルフレッド:姫!何で来た!
ルシファー:あたしはあんたの主でしょうが!
アルフレッド:姫……
ルシファー:一緒に帰るわよ……ドラギオン帝国へ!
アルフレッド:あ、あぁ……
ルシファーはアルフレッドが抵抗を止めて死のうとしていた事に檄を飛ばし
生きるようにと説得をするのであった
ルシファー:神降ろし!
アルフレッド:お、おい姫!
ルシファー:アルフレッド大丈夫よ……カルディアってところで色々教わったから
アルフレッド:そ、そうなのか……
ルシファー:(力を貸しなさい!焔の精霊カークス!)
カークス:ほぉ……我が名を知っているか
ルシファー:(あんたの同胞アネモイから色々聞いてね)
カークス:アネモイの奴が?
ルシファー:(えぇ)
カークス:我が力をアネモイと同じに思うなよ……制御を誤ったらてめぇが燃えるぞ
ルシファー:(へぇ~……面白いじゃない……やってみなさいよ!)
カークス:いい覚悟だ!
ルシファーは焔の精霊カークスの分身をその身に宿すとアネモイから聞いたように
意識を周囲へ集中させ火の精霊の視覚と知覚にまず務めるのであった
そして視覚と知覚が出来たらルシファーは焔の鎧をその身に纏うのであった
アルフレッド:姫気を付けろ!
ルシファー:何?
ルシファーはアルフレッドの突然の言葉にアルフレッドへ目線を向ける
アルフレッド:彼奴の得物はただの鎌じゃない鎖鎌だ!
ルシファー:分かった……気を付けるわ
ルシファーはアルフレッドの短い忠告を聞くと目線と意識をアルテメシアへと戻す
ルシファー:アルテメシア!あたしのアルフレッドに手を出した罪その身で贖って貰う!
アルテメシア:やれるもんならやってみなさい!
ルシファー:大邪焔!
ルシファーが挨拶代わりに唐突に放った焔の塊がアルテメシアを襲う
アルテメシアはルシファーから放たれた焔を防ぐどころか避ける事すら出来ず呑み込まれる
アルテメシア:な、なにこ……きゃああああああああああああああああ
ルシファー:これはおまけよ!爆焔地獄!
アルテメシアが焔から転がる様に抜け出てきたのでルシファーは追撃として
数えるのも馬鹿らしいほどの焔の塊を上空からアルテメシアへ降らせる
上空からアルテメシアに目掛けて降り注がれた焔の塊はアルテメシアの肉体諸共精神を焼き尽くすのであった
アルテメシア:きゃああああああああああああああああ……
ルシファー:そのまま爆死しなさい!アルテメシアあああああああああ
プス……プス……
アルテメシア:こ、この……た……しが……んな……とこ……で………(パタリ
アルテメシアは地面に突っ伏した状態で恨めしそうにルシファーを睨みながら失神する
プス……プス………ゴオオオオオオオオオオオオオオオ………………
ルシファー:え、えっ?きゃああああああああああああああああ………………
カークス:言わんこっちゃない!我が力を使い過ぎだ!
ルシファーはアルテメシアを倒すのに必死で焔の精霊カークスの力を安全に行使する為に必要な自身の精神力が限界に来ていたのに気付いていなかったのであった
その為ルシファーもまたアルテメシア同様にカークスの焔に呑み込まれ意識を失うのであった
ルシファー:………………(パタリ
アルフレッド:姫!姫!
アルフレッドは急いでルシファーの傍に駆け寄ると胸に耳を当ててルシファーの生死を確認する
アルフレッド:生きてる……みたいだな
アルフレッドは主ルシファーの無事を確認した後アルテメシアを拘束する為に
魔力・筋力などを大幅に低下させる特殊な鎖を持ち出しアルテメシアを縛り上げる
そしてルシファーとアルテメシアの戦闘から3時間と15分が過ぎた……
ルシファー:う、うぅ……
アルフレッド:気付いたか姫……
ルシファー:此処……は………………????
アルフレッド:ソルティア宮殿の一角だ
ルシファーはゆっくり瞼を開け目を擦りながら周囲を見る
そこには自身を縛っている鎖を引き千切ろうと暴れるアルテメシアが居た
アルフレッド:無駄だアルテメシア……その鎖は外れん
アルテメシア:ちっ……このまま生き恥を晒すくらいなら死んだほうがマシ!さっさと殺しなさい!
アルフレッド:貴様にはまだ利用価値がある……まだ殺さん……それに戦いに勝ったのは俺たちだ……生殺与奪の権限はこっちにある……貴様の指示には従わん!
アルテメシアはアルフレッドの言葉に不愉快を覚えるが何も出来ない事に苛立ち覚え歯ぎしりをしながら視線を外す
ルシファー:取り敢えず捕虜としてドラギオン帝国へ連れていくわよ……アルフレッドドラギオン帝国への転移陣を
アルフレッド:承知!
調子を取り戻したルシファーはアルフレッドにアルテメシアを巻き込むようにドラギオンへの転移陣の展開するように指示を出す
アルフレッドはその指示に従い瞬時にアルテメシアを巻き込む形でドラギオン帝国への異世界間超長距離転移陣を描く
アルフレッド:転移陣起動!
ラグナロクが手に入れたワールドキラーの起動アイテム
・雷の神宝【エストア】
・光の神宝【クエルポ】
・氷の神宝【カベッサ】
・闇の神宝【セシリア】
・風の神宝【デレブラ】
・地の神宝【イスブラ】




