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皇帝家の日誌  作者: ルシファー
第1部
12/65

神々の黄昏(ラグナロク)のアジトへ

丁度その頃アイメル・フィリエルよりも先に

異世界へ飛んでいたルシファー・アルフレッド・マルコシアスは

レトラッドで偶然見付けた神々の黄昏(ラグナロク)のアジトの1つを監視していた


ルシファー:行こうよアルフレッド・マルコシアス


アルフレッド:待て姫……アイメル様とフィリエルが合流するまで突入するのは自嘲するべきだ


マルコシアス:何があるか分からない以上軽率な行動は控えるべきかと存じます


アルフレッド:大丈夫だ姫


マルコシアス:ルシファー様急いては事を仕損じると申します……焦ってはなりませぬ


ルシファー:アルフレッド……マルコシアス……分かった……(お姉さま……フィリエル……早く………………)


ルシファーの我慢が限界に達しようとした時アジ・ダハーカとの激戦を潜り抜け離脱してきた

フィリエルが合流してくる

フィリエルはルシファー達の姿を確認すると挨拶をしようとするが……


ルシファー:フィリエル静かに!


フィリエル:は、はい……????


フィリエルはルシファーの言葉にゆっくり頷きルシファーが示した方向へと目を向け

状況の共有を図るのであった


フィリエル:ルシファー様……アルフレッド様……マルコシアス様……何をされてるのですか?


ルシファー:なんかあそこの施設……神々の黄昏(ラグナロク)のアジトの1つみたいなの


アルフレッド:って事でお前たちが来るまで状況把握に努めてる訳


フィリエル:ではルシファー様……アイメル様の合流を待たれますか?


ルシファー:えぇ……お姉さまを待つわ


アイメルは突然現れたかと思うとルシファーに自分を呼んだ理由を問いかけようとするが

ルシファーはアイメルにもまた静かにして欲しいと呼びかける

その言葉にアイメルは訝しげに思いながらもゆっくり頷く


ルシファー:ふぅ……お姉さま遅かったわね


アイメル:お父さまに状況報告をしてたから……それであんた達何してるの?


ルシファー:お姉さまとフィリエルが来るまであそこにある神々の黄昏(ラグナロク)のアジトの1つを監視してたの


アイメル:あそこが神々の黄昏(ラグナロク)のアジト?


アルフレッド:その内の1つです


ルシファーは煮え湯を飲まされた借りを返したいが為に

姉のアイメルに今すぐにでも突入したいと叫びたいほどの表情を出す

その光景を見たアイメルはゆっくり頷きルシファーの行動の許可を承諾するのであった

ルシファーはそれを待ってたとばかりに草むらの陰から飛び出し施設の前へ駆け出す


フィリエル:あ、何も警戒しないで……(バルディオスお願い出来るかしら?)


バルディオス:おぅ!(念話)


フィリエル:(ルシファー様が建物へ到着する前に魔力ソナーと対人ソナーを!)


バルディオスはフィリエルの指示に従い周囲へソナーを放ち

フィリエルを中心とした半径50m内にある物の存在に違和感が無いかを調べる


バルディオス:特に異常がある反応はないな(念話)


フィリエル:良かったです


アイメル:フィリエル何してるの?置いていくわよ?


フィリエル:待ってくださいアイメル様!


フィリエルは自分が置いて行かれてる事に気付き走って後を追う事にした


ブ――――ン……

アイメル達が神々の黄昏(ラグナロク)のアジトの内部へ突入して

通路へ入ろうとした瞬間突然何処からともなく

指紋認証・網膜認証・パスワード認証・パズル認証・カード認証の5重ロックのゲートが顕現する


フィリエル:こ、これは!?


ルシファー:早速高レベルセキュリティ……それもステルス状態で設置されてたなんて


フィリエル:ルシファー様この5重ロック外せますでしょうか?


ルシファー:無理だと思う……


アイメル:であれば……あれをするしかないかしら……


フィリエル:あれとは?


アイメル:わたし・ルシファー・フィリエル・アルフレッド・マルコシアスこの5人を一気にディバインゲートで施設内へ空間移動させる


ルシファー:お、お姉さまそれは無茶よ!


フィリエル:そうですアイメル様!無理なさらないで下さい


アイメル:他に何か方法があるかしら?


ルシファー:そ、それは……


アイメル:時間を掛ければ掛ける程に状況は悪化する筈……


フィリエル:アイメル様……ご無理だけは為さらないで下さい……


アイメル:えぇ


アイメルはそう言うと4人に自身の周囲へ集まるように指示をすると

ルシファー達はアイメルに引っ付くようにアイメルへ近付く


アイメル:行くわよ皆!ディバインゲート!


ルシファー:なんとか中に入れたわね……


アイメル:くっ……


アイメルは5人同時に空間転移させた為に魔力疲労を起こし膝をつくのであった

その様子をみてルシファーが駆け寄るがアイメルは大丈夫とゆっくり立ち上がる


アイメル:此処の施設……外部の様子をみるよりずっと広そうね


フィリエル:ルシファー様……この施設の内部分かりますか?


ルシファー:分からない……このセキュリティゲート自体無かったし


アルフレッド:以前アナスタシオスに1つ聞いた話がある……


ルシファー:アルフレッド?


アルフレッド:施設はアナスタシオスの力で内部構造が変わるらしい


アイメル:そんな事が可能なの!?


アルフレッド:分かりません……アナスタシオスの奴がそう話していたのを聞いただけなので


ルシファー:と言う事はあたし達の記憶は使い物にならないと考えた方が良さそうね


フィリエル:それならばわたしにお任せ下さいルシファー様(バルディオス……空間ソナー)


バルディオス:おぅ!(念話)


フィリエルはバルディオスに施設内全体への空間ソナーを指示を出す

バルディオスの空間ソナーで得た施設内の情報を元に作成した見取り図をアイメルに伝える


アイメル:流石フィリエルね……先導お願い出来る?


フィリエル:はいアイメル様


ザザザザザザザザ………………


フィリエルの製作した見取り図を頼りに施設内を進み始めて暫くすると

前方から慌しい足音が多数聞こえてアイメル達の前に立ちはだかるのであった

その立ちはだかったのはまさかのルシファーがずっと探していたワルキューレとその部下たちであった


ワルキューレ:…………………


ザザザザザザザザ………………


アルフレッド:後ろからも来るぞ!


アルフレッドの声に皆が後ろを向くとワルキューレ隊と同じく

ルシファーがずっと探していたジークとその部下たちがいつの間にか背後を塞いでいたのである


ジーク:……………………


ルシファー:ジーク!


アイメル:どうしてこんな所に……ワルキューレ隊とジーク隊が


アルフレッド:しかもどう見ても洗脳されてるようですね


ルシファー:ワルキューレ!


アルフレッドはルシファーがワルキューレ隊に駆け寄ろうとするので肩を手で掴み引き留める


アルフレッド:姫無駄だ!


ルシファー:アルフレッド……でも!


アルフレッド:姫!


ルシファーはアルフレッドの一喝にゆっくり頷き足を止め周囲への警戒に戻る


アナスタシオスの声:ようこそ俺たちのアジトへ侵入者の諸君


ルシファー:アナスタシオス!


アナスタシオスの声:お前たちの為に用意した歓迎の宴……存分に堪能してくれたまえ


ルシファー:アナスタシオス!待ちなさい!アナスタシオス!


アイメルは激高するルシファーの肩に手を置きゆっくり首を振る


アイメル:無駄よ……恐らく今のはただの録音された音声データ……


フィリエル:アイメル様これからどうされますか?


アイメル:今回はヴァルキリーよりもアナスタシオスの捕縛を最優先にさせて貰うわ


フィリエル:分かりました


アイメル:ルシファーもそれでいいわね?


ルシファー:うぅ~……分かったお姉さま


アイメルは話がまとまったのを確認すると

フィリエルにディバインゲートで飛べる安全区画が無いか調査するように伝える


フィリエル:はいアイメル様(バルディオス空間ソナー!)


バルディオス:あぁ!


ポーン……ポーン……


バルディオス:此処から10時の方向・仰角-25度・距離240mに広い空間があるぞ


フィリエル:分かった……アイメル様バルディオスの話だと


フィリエル:10時の方向・仰角-25度・距離240mだそうです


アイメル:マイナス仰角?地下って事?


フィリエル:だそうです……アイメル様いけますか?


アイメル:今のわたしではぎりぎりだけれどやってみましょう


ルシファー:お姉さま飛ぶのなら急いだ方がいい!ワルキューレ隊が魔掃銃を持ち出してきた!


アイメル:えぇ!皆わたしの傍に集まって!


アイメルの言葉に従いルシファー達は傍に寄る


アイメル:ディバインゲート!


アイメル達はワルキューレ隊が魔掃銃を斉射してきたぎりぎりの瞬間に

アイメルの力で5人は空間移動する事に成功するのであったが目的地点で

力を使い果たしアイメルは膝をつき前のめりに倒れそうになるがそれをフィリエルが支える


アイメル:はぁ……はぁ……


フィリエル:アイメル様!


アイメル:大丈夫よ……フィリエル………………


姉の様子を一瞥するとルシファーはフィリエルにこの場を任せてアナスタシオスの捕縛する為に

アルフレッドとマルコシアスを引き連れ施設の奥へと走り出すのであった

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