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皇帝家の日誌  作者: ルシファー
第1部
1/65

神宝を集める者

某年某月某日アルシャード帝国にて……謎の一団が城内を駆けずり回っていた


フードを被った少女:こいつの尋問はあたしがするわ……あんた達はあっちを調べなさい


部下:御意!


フードを被った少女:アルフレッドはあっち調べて


フードを被った青年:分かった


フードを被った少女:そろそろ鬼ごっこは終わりかしら?


シュピ!……グサ!

フードを被った少女は部下と思われる人物とフードを被った青年に別方向への探索の指示を出すと

漆黒の短剣を取り出し目の前で疲れ果て倒れているアルシャードの人間の右太腿の上へ目掛け

投げ付けると漆黒の短剣の先が少し突き刺さり緑色の鮮血が飛び散る

その瞬間短剣を突き刺されたアルシャード人は【ウグ……】っと言う声を漏らし表情を歪める


フードを被った少女:ふふふ……そろそろ話す気になったかしら?


アルシャード人:な、なんの……話だ……………


アルシャード人は痛みを堪えながら少女を睨む様に見上げる


フードを被った少女:あんたたちが所持している雷の神宝【エストア】の在処よ


アルシャード人:だ、誰が……貴様のような無法者などに……………


アルシャード人は刺された短剣の痛みに耐えながらも目を逸らし拒否の意思を示す

その光景を見たフードを被った少女は冷笑を浮かべて魔力を使い少しだけ更に深く短剣を刺し込む


アルシャード人:ぐああああああああああああああ……………


フードを被った少女に短剣を深く刺し込まれたアルシャード人は苦痛に耐えきれなくなり涙を零しながら絶叫をあげる


アルシャード人:はぁ……はぁ……


フードを被った少女:アハハ……結構いい声で鳴くじゃない


フードを被った少女:あんたの意識が飛ばないように敢えて力を抑えてるのは分かってるわよね?


フードを被った少女:さて……あんたが雷の神宝【エストア】の在処を吐くまで……この状況は続くわよ?


アルシャード人:誰……が……貴様の……ような………………


フードを被った少女の行為にアルシャード人は怯えながらもやはり拒否の意思を示す


フードを被った少女:あっそ?


フードを被った少女はアルシャード人の拒否の意思を確認すると魔力を使い更に少し深く短剣を刺し込み痛みを強くする


アルシャード人:ぐああああああああああああああ……………


フードを被った少女が再び短剣を刺し込んだ事で痛みが一瞬消えたところにまた激痛が走りアルシャード人は

再び苦痛に耐えきれず涙を零しながら絶叫をあげる

そしてフードを被った少女がアルシャード人への尋問を続けているところに

フードを被った少女が引き連れてきた兵士の1人が飛び込んでくる


部下:ルシファー様!


フードを被った少女:何よ?(振り返る)


部下:雷の神宝【エストア】を発見しました


アルシャード人:なん……だと……………(起き上がろうとする)


フードを被った少女:あんたはそこで寝てなさい


アルシャード人:がああああああああああああああ……………


フードを被った少女は尋問していたアルシャード人が起き上がろうとしたので

再び魔力を使い刺さっている短剣を奥の奥まで一気に刺し込むようにした

その結果アルシャード人は刺し込まれた激痛で意識を保ってられなくなり意識を失うのであった


フードを被った少女:それじゃあ行きましょうか


ルシファーと呼ばれたフードを被った少女は自身の引き連れてきた部下らしき者を引き連れて

城内を後にする事にした


フードを被った少女:あんた達はエストアを手に入れ次第即座に離脱しなさい


部下:ルシファー様は?


フードを被った少女:あたしは少し用事が残ってるから後で行くわ


部下:ならお気を付けて


フードを被った少女:このあたしを誰だと思ってるのよ


部下:失言でした……お許しを……………


フードを被った少女:ふん……そんな事よりさっさと行きなさい


部下:了解しました


フードを被った少女:さてと……


フードを被った少女は自身の部下にエストアと呼ばれるものを手に入れてアルシャード帝国から離脱するように指示を出すと自身は空へと転移する

そして転移するとフードを被った少女は意識を集中させて帝国全土へ自身の部下が居ないかどうかを確認するためにソナーを飛ばす



フードを被った少女:……………あたしの親衛隊は撤退完了したみたいね……(1人を除いて……まぁいいわ)

フードを被った少女:それじゃあ始めましょうか………

フードを被った少女:この世界の愚民ども!この世界諸共死ぬがいいわ!恨むのならあたし達のドラギオン帝国に刃を向けた愚かな上層部を恨むことね!

フードを被った少女:消し飛びなさい!終焉魔法!【ディザスターカノン】


フードを被った少女は自身の周囲に魔力で作った砲門を展開して

自身の魔力が空になる限界までその砲門に注ぎ込み高圧縮した

そして高圧縮したエネルギー砲を

アルシャード帝国のある世界を構成する核を目掛け地上へ解き放ったフードを被った少女

その結果世界の殆どを維持する事が出来なくなり9割の地形が崩壊する事になったのであった

その瞬間フードを被った少女自身の方は魔力を使い切ってしまい【あっ……】と小さく声を出し

地上へ落下してしまうのであった

そのフードを被った少女が地上へ落下していくところへフードを被った青年が現れ抱き留める形で助けるのであった


フードを被った青年:流石だな姫


フードを被った少女:やっぱり残っていたのねアルフレッド


フードを被った青年:姫の傍に居るのが俺の仕事だ


フードを被った少女:そうだったわね……


フードを被った少女はもう大丈夫と言うように青年の手を払い1人で空中に立つ


フードを被った青年:ディザスターカノン……また使ったのか………?


フードを被った少女:えぇ………皆の仇を撃てるのはこのあたしだけ………


そんな事を呟きながらフードを被った少女は胸元からロケットを取り出すと

昔を思い出すような表情を浮かべて蓋を開ける


フードを被った青年:マルコシアス様か………


フードを被った少女:この世界にもう用は無いわ………行くわよアルフレッド


フードを被った青年:あぁ


フードを被った少女はフードを被った青年の声を聞くとゆっくりロケットを胸元に仕舞い

特殊な転移陣を展開するとアルシャード帝国を後にする


そして翌日のアルシャード帝国を訪れる1人の青年が居た……


陽介:(全く酷い有様だな……地形が完全に変わってるじゃないか)


アルヴィート:何をしたらこうなる……


陽介:(さぁな……此処の最高権力者のシンドバットに話を聞けば何か分かるだろ……急ぐぞ)


アルヴィート:陽介!


陽介:!?


アルシャード帝国の様子を上空から観察していた陽介へ突然地上から対空魔力弾が飛んでくる

アルヴィートは突然飛んできたその対空魔力弾を自身の能力雷撃を放ち撃ち落とす事で陽介を護るのであった


陽介:(助かったアルヴィート)


アルヴィート:気にするなそれより……


陽介:(あぁ……)てめぇら!いきなり何しやがる!これがてめぇらの国の状況を調査しに来た者への礼儀か!


アルシャード人:うるさい!貴様も彼奴等の仲間だろ!


陽介:はぁ!?意味分かんねぇこと抜かしてんじゃねぇよ!


陽介はアルヴィートに助けて貰った礼を言うと対空魔力弾を飛ばしてきた地上に居る

兵士に向かい陽介は思いっきり怒声を飛ばす

その怒声を聞いたのかアルシャード帝国の長シンドバットが表に出てきて仲裁に入る


シンドバット:お前たちは下がれ


アルシャード人:シンドバット様!危険です!


シンドバット:俺に同じ言葉を言わせる気か?


直ぐに話を聞かないアルシャード人にシンドバッドと呼ばれたこの国の長は鋭い眼光を魅せる


アルシャード人:…………申し訳ありません……


アルシャード人はそう言い残すとその場を離れる


陽介:おいシンドバット!てめぇの部下への教育はどうなってんだ!


シンドバット:すまんすまん……ついこの数時間前に世界の9割を消されるような目に合った事で部下たちも気が立ってるんだろ……少しでいいから目を瞑ってくれ


陽介:まぁてめぇが言うのならいいがよ……一体何が合った?


シンドバット:つい6時間ほど前の事だ……謎の女が俺たちが代々保管してきた雷の神宝を強奪しに来た


陽介:エストアをか?


シンドバット:あぁ……


陽介:エストアを売って金にする気か?


シンドバット:分からんが強奪の仕方が異様だった……何が何でも手に入れると言う感じでな


陽介:ん?そんなに金が欲しかったのか?


シンドバット:普通はそう考えるよなぁ……


シンドバッドの言葉に考え込む2人であったが……情報が少なすぎる故に答えは出ないのであった


陽介:シンドバットてめぇエストアに何か別の使い道が伝わってたりしないか?


シンドバット:いや?ただ……異世界へは持ち出さないようにとだけ伝わってるが………


陽介:(アルヴィートどう思う?)


アルヴィート:俺たちの知らない何かがありそうだな……


シンドバット:陽介これからどうする?すぐ戻るか?


陽介:いや……今日は此処に泊めて貰おうか


シンドバット:分かった……国賓としてもてなそうじゃないか


陽介:それはいい


考えが見付からないという答えが出た事で一旦棚上げにする事に決めたシンドバットは

陽介に一泊していく提案をするとそのシンドバットの誘いに陽介は乗りアルシャード城内へと入っていくのであった


そしてその頃とあるアジトでは……


アナスタシオス:戻ったかルシファーアルバート


ルシファー:アナスタシオスあんたの注文した雷の神宝【エストア】ちゃんと持ち帰ったわよ


アナスタシオス:ご苦労


ルシファーはアナスタシオスに今回の成果を話しながら近くの椅子に腰かける


アルフレッド:アナスタシオス


アナスタシオス:あん?


アルフレッド:全世界の神宝を集めて何をおっぱじめる気だ?


ルシファー:そうよね……これただの宝石だし


ルシファーは雷の神宝【エストア】をアナスタシオスの前に飛ばしながら神宝を何故集めているのか分からないと言わんばかりに問いかける


アナスタシオス:これがただの宝石?ククク……これだから無知な奴らは


エレノア:無礼ですよ!ルシファー様に対して!


ルシファーの傍で控えていたエレノアが憤慨し言葉を発するが

ルシファーは無言のまま手で制止させ首を振る


エレノア:ルシファー様……


エレノアは明らかに不満そうな顔を見せたがルシファーはそのエレノアに対し笑みで返す


アナスタシオス:まぁいい答えてやろう……確かにこれは一見するとただの宝石だがこの中には高密度のエネルギーが封印されていてな……とある条件下でそれを使用する事が出来る


滑ってきたエストアを受け取ったアナスタシオスはそれを眺めながら情報を開示する


ラエル:その条件下とは?


アナスタシオス:今は言えんな


アナスタシオスは席を立ちながら話す


ラエル:そうかよ


アナスタシア:お兄さま


アナスタシオス:アナスタシアか


アナスタシオスは首を後ろに回して部屋に姿を現した双子の妹アナスタシアの姿を捉える


アナスタシア:お兄さま神宝の方は如何ですか?


アナスタシオス:4個だな


アナスタシア:順調ですか?


アナスタシオス:一応はな


アナスタシオスはエストアに視線を戻しアナスタシアに情報を渡す


メルカルト:アナスタシオス次の候補地見付かったぞ


アナスタシオス:どこだ?


メルカルト:エルトリア世界のヌメロス帝国帝都ヴィクタールだ


アナスタシオス:そうか……ルシファーアルバート帰って早々だが頼めるか?


ルシファー:はぁ?なんでまたあたし達が行く事になるのよ!

確かに共闘関係にはあるけれどあたしはあんたの仲間でもなければ部下でもない


目をつぶって淡々と話すアナスタシオスに不満を漏らすルシファー……だが………………


アナスタシオス:そこもお前たちの国を潰したのに加担した国の一つだが……


ルシファー:なんですって……


アナスタシオス:別に行きたくないのなら俺たちの方で勝手に済ませておくか……


アナスタシオスは目を細めてルシファーに目だけを向け肩をすくめる


ルシファー:…………く……


アナスタシオス:は?


ルシファー:行く……あたし達のドラギオン帝国を潰した連中はこのあたしが始末する!誰にでも手出しさせない!誰にもやらせない!誰にも任せない!


アナスタシオス:そうか……行ってくれるか


ルシファーに見せないようにしてやったりと言わんばかりの笑みを浮かべる


ルシファー:えぇ……任せておきなさい


メルカルト:今回は案内役として俺が付いて行くがいいか?


ルシファー:………邪魔はしないでよね……


メルカルト:あぁ……今回俺がするのは案内と現地調査だけだ


ルシファー:いいわ……皆も準備が整ったら飛ぶわよ


アルフレッド:分かった


エレノア:はいルシファー様


ラエル:了解


ワルキューレ:承知


ジーク:承知


アナスタシオスはルシファーのやる気を含みのある笑みを浮かべながら眺めて

メルカルトと今後の予定を詰めるのであった

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