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シニコク~4259  作者: 桜盛 鉄理
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十七告目  滝村涼香 5

 動画を見た翌日、土曜日で滝村涼香が在宅していることを確認した上で刑事が訪ねてきた。ここから離れたK町と地元の刑事の2人だった。それぞれ石谷と関口と手帳を見せて名乗った。

 滝村涼香は応接室で彼らと会うことにした。父の代わりに秘書の浅里誠一あさりせいいちが立ち会うことになった。


 はじめに石谷が質問を切り出す。

「早速ですが、柊修二くんを知っていますか?」

「いえ……隣のクラスだったかも」

「柊修二くんは先日樋ノ杜高校からK町の高校に転校してます。それでですね、先月4日ごろに彼が亡くなったんです」

「それは……事故とかでしょうか?」

「いえ、自殺です」

「自殺……」

 あの動画の場面が滝村涼香の脳裏をかすめる。彼らはどこまで知っているのか。思わず顔の横に手を伸ばす。

(さっき鏡で見たときは影は出ていなかったはずだ……大丈夫)


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