中堅なろう作家の独り言
【あらすじと同じ内容の前書き】
Twitterで呟いていた「#中堅なろう作家の独り言」シリーズをまとめました。
ここでいう中堅なろう作家とは、「ブックマークが100を超えた作家」の事です。
私は2021/03/19時点で、「さくら・ぶれっと」のブクマが400ぴったりですね。
そこそこ好評だったので、作者さんは暇つぶしに読んでみてください。
基本的な事しか書いてないと思いますが、たまには基本を読み返す事で新しい発見が生まれるかもしれません。
何か質問やご意見があればTwitterのDMにてお願いします。
ちなみに私はそこそこの期間、捨て垢からのDMで罵詈雑言、人格否定をされ続けたので、そこそこメンタル鍛えられてます。
なので遠慮せずにメッセージください。時間があれば反応します。
大丈夫です。貴方の仲間はたくさんいるのですから。
【以上、前書きでした】
【このタグ(#中堅なろう作家の独り言)について】
なんかたまに勘違いしてる方が居るので念の為。
これは小説講座ではありません。
私の体験を元にしたただの独り言です。
私はこう考えていますというだけです。
あと、ルールとマナーは別物なのでご注意ください。
ルールに強制力があっても、マナーに強制力なんてありませんからね。
ただし、マナーを守らない人は周りから良く思われない気はします。
【何のために書くのか】
大きく分けて2種類ですね。
「自分の為」か「読まれる為」か。
前者なら好きに書きましょう。それは貴方の自由ですし、誰にも文句を言われる筋合いはありません。
ですが、少しでも後者が入るなら努力は必須です。
どれだけセンスが良くても最初から読まれる小説は書けません(一部の天才を除く)
例えば、「!」の後に全角スペース入れるとか、色々とマナーがあるのです。
少しGoogleで調べれば出てくる内容なので、一度検索してみてください。
私は知らなかったマナーがたくさんあって驚きました。
【なろうはガラパゴス諸島】
なろうは独自文化を遂げています。
長文タイトル、ネタバレあらすじ。
それらが流行に乗っていないと読まれることはほとんどありません。
読まれたければ妥協してランキング上位の書き方を真似しましょう。
そうするとPVがいきなり跳ね上がります。
ここはそういう進化を遂げたサイトです。
短文タイトル、単文あらすじでランキング上位にいるのは天才です。
同じことができるならこんなコラムなんて読まずに作品を書きましょう。
【タイトルは顔、あらすじは自己紹介、本文は心】
初対面時に相手の顔を見る方は多いですよね。
その後の自己紹介で相手の性格がある程度分かるかと思います。
相手の心を知るのはその後です。
最初から相手の心を知ろうとする読者はほとんど居ません。
人付き合いに関しては、まずは顔と自己紹介が大事だと思います。
小説も同じですね。まずはタイトル、次にあらすじ、そして第一話。
どれだけ本文が面白くてもタイトルが平凡なら読まれません。
【見せ場は早めに持ってくる】
よく聞くのが「読み進めたら面白いのに」系です。
はっきり言って読者はそこまで待ってくれません。他の作品を読めば良いだけですので。
普通は2~3話で離れてしまいます。
なので見せ場は2~3話、遅くても5話までに持ってくると、続きを読まれやすいです。
ちなみに私は「異世界召喚・あふたー」を書いた際、繋ぎで2話目に戦闘シーン、本当の見せ場は7話で書いていますが、これは悪い例ですね。真似しないでください。
【「何故」を突き詰めよう】
書き終わった後に一度読み返すのは基本ですが、その際に「何故この一文が必要なのか」を考えましょう。
そうすると不要な描写が減り、より読みやすい小説になります。
逆に「じゃあこの一文が必要だ」も分かると思います。
これ、私はよくやらかします。なので貴方は気をつけてください。
【描写は過多に書き、その後消す】
最初はとにかく情報を書くのが大事です。
不必要な情報は推敲時に消しましょう。
上にも書いていますが、
「この一文は本当に必要か」
「なぜ書く必要があるのか」
これを考えて引き算していくと良いです。
そうすると読みやすくわかりやすい文になります。
推敲にはとにかく時間がかかるものです。
慣れるまでは2000文字書くのに一日かかる事もあります。
執筆速度が早い、でも中身はスカスカ。その状態に意味はありません。
慣れれば自然と早くなるのです。だから慣れるまではゆっくり、時間をかけて丁寧に書きましょう。
(特大ブーメランが私を襲う!)
【宣伝しよう】
タイトル、あらすじ、本文全てが優れていても、そもそも目に止まらないと読んで貰えません。
TwitterなどのSNSや掲示板などを使って宣伝しましょう。
知り合いに拡散してもらうのも良いです。
書籍化作家でも八割以上の人が宣伝に力をいれているらしいですよ。
【宣伝する時はネガティブな言葉を使わない】
これめちゃくちゃ重要です。
つまらないものですが、とか言われたら「じゃあ読まなくていいや」となります。
それに、作者が面白くないって思う作品なんて誰も読みたくありません。
堂々と「面白いから読んでね!」と宣伝しましょう。
貴方が愛さないと、誰も作品を愛してくれません。
【カメラを意識しよう】
描写する時「どのように見ているか」を考えましょう。
人や物を見る時、貴方はどこから見ますか?
その順番通りに描写するとリアリティが増し、脳内再生しやすくなります。
風景なら遠くから近くへ、人なら髪や顔から。
その辺を意識して書くとかなり違ってきます。
2021/03/26更新